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ダブルキャストのバッドエンディング (10)
映研部員の佐久間から「美月の過去のことで話がある」と呼び出された主人公は、ある廃病院へやって来た。
(よりによって、なんでこんなとこで待ち合わせ?)
(二村にバイク借りたりして時間かかっちゃったけど、まだ来てないのかな?)
主人公「それにしても遅いなぁ。もう1時間も過ぎてる」
廃病院の一室に灯りが点る。
主人公「……? この病院の中に入れっていうの?」
病院の中に入り、灯りのあった部屋を目指す。
廊下に人影。暗いので顔は見えない。
主人公「あっ、さくまさ……!」
人影の左手に光るナイフが一閃。
血が飛び散る。
主人公「なにするんだ!」
再び繰り出されるナイフを、必死にかわす主人公。
主人公「とにかく逃げよう」
逃げようとしたはずみに、勢いあまって階段下へ転げ落ちてしまう。
主人公「痛て〜、まずい、足打ったみたい……」
動けない主人公に、人影が迫る。
主人公「おまえなんで僕を……、僕と美月を狙う! 僕がいったいなにを!!」
ナイフが振り下ろされる──。
殺人鬼
Bad End 10