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トゥルーラブストーリー3のエンディング(真弓 千鶴)

〜高校受験当日、自宅〜
主人公(とうとう、高校受験の日が来た
泣いても笑っても、
今日の試験の結果で決まるんだ
とにかく、落ち着いて自分の力を出し切らないとな・・・
うん、がんばるぞっ!)

ところで、みんなの受験先はどうなっているかと言うと・・・
蒼月さんは私立進学女子高校を受験する。
さすがだな、きっと合格するだろう。
佐伯さんは公立女子高校を受験する。
佐伯さんなら確実に合格だな。
紺野さんは公立高校を受験する。
彼女なら、私立進学女子高校でも大丈夫だろうに・・・。
工藤さんは意外にも公立進学高校を受験する。
しかも十分合格圏内だ。
これにはみんなびっくりだ。
里佳は公立女子高校を受験する。
これでもうニラまれないで済む・・・。
本条さんは公立女子高校を受験する。
彼女には女子校ってなんか合ってる気がする。
実は公立高校を受験する。
まあ、妥当だな。
太一は私立高校を受験する。
あそこは野球が強いからな・・・。
かなめは私立女子高校を受験する。
・・・女子校か。
そして、おれは・・・
【公立進学高校、公立高校、私立高校の3つの選択肢から1つ選択
『公立進学高校』を選択】
主人公(さあ、やるぞっ!)

そして・・・

3月15日
卒業式

〜卒業式当日の朝、自分の部屋〜
主人公(今日は卒業式・・・
ついに中学ともお別れか・・・
さ〜て、行くとするか)

〜玄関前〜
主人公「あれ?おまえ、
先に行ったんじゃなかったのか?
かなめ(主人公の双子の姉)「今日で最後だし、
いっしょに行こうと思ってさ
主人公「そうだな

〜通学中〜
かなめ「こうして、(名前)とふたりで
学校へ行くの最後になるね
主人公「そうだな
かなは、女子校だもんな
かなめ「うん
主人公「なんか不思議な感じするよ
かなめ「なにが?
主人公「ほら、今までずっと
ふたりいっしょの学校だったろ?
かなめ「うん
主人公「かながいるのがあたりまえに
なってたっていうか、頼ってたっていうかさ・・・
学校のこと適当にやってても、
かながいるから、安心してたもんな
かなめ「うん、わたしも学校でひとりだと思うと、
なんだか不安だよ
主人公「おれが女子校へ行くわけには
いかないしなぁ〜
かなめ「あはは、そうだね
昔みたいに、入れ替わってみる?
主人公「ば〜か、そんなこと
できるわけないだろ?
かなめ「あはは、冗談だよ〜

かなめ「でも、ずっといっしょじゃないんだから、
徐々に慣らして行かないとね
主人公「どういう意味だ?
かなめ「いつかは、わたしも(名前)も結婚して
別々になっちゃうでしょ?
主人公「それはずっと先の話だろ?
かなめ「そうだけど、いつかはそうなるってこと
主人公「・・・そうだな
かなめ「今までみたいにずっといっしょって
わけにはいかないもんね・・・
主人公「・・・・・・・・・
かなめ「あはは、なんか感傷的になってるね
今日が卒業式だからかな?
主人公「ま、たまにはいいんじゃないか?
かなめ「うん、そうだね・・・

そう、かなの進学先は公立女子校。
蒼月さんは、無事、
『私立進学女子高校』に合格。
佐伯さんは『公立女子高校』に無事合格。
紺野さんは、『公立高校』へ合格。
彼女にとっては余裕だっただろう。
工藤さんは、見事『公立進学高校』に合格した。
やっぱり、みんなびっくり。
里佳は、『公立女子高校』に無事合格。
本条さんは、『公立女子高校』に無事合格。
実は、なんとか『公立高校』に合格。
太一は、志望通り『私立高校』に合格。
そして、おれは・・・
無事、志望通りの『公立進学高校』へ進学だ。

違う高校へ通うことになる友だちもいて、ちょっとさみしいけど、
それぞれ自分の夢に向かって歩み始めたってことで・・・。
二度と会えないってわけじゃないしな。
ってなわけで、おれの心は
晴れ晴れとしたさみしさでいっぱいだったのである。

〜昇降口〜
かなめ「あっ、たかねだ
主人公「えっ!
かなめ「たかね〜
主人公(お、おれも行くか・・・でもな・・・)
久保田 実「よっ!
主人公「えっ!
三宮 太一「おはよーっ
久保田「おはよ
主人公「・・・おはよ
久保田「おまえ、手紙書いたか?
主人公「手紙?
久保田「卒業記念で埋めるタイムカプセルに入れる手紙だよ
主人公「ああ、とっくの昔に書いたよ
三宮「おれ、完成したの昨日だぜ。
なんとか間に合ったよ
久保田「あんなのチャッチャッと
適当に書いちゃえばいいんだよ
三宮「そんなこと言ってもなぁ・・・
15年後の自分なんか想像できないよ
主人公「言えてる
三宮「おまえらはなにを書いたんだよ?
久保田「まあ、いろいろとな
主人公「おれも
三宮「なんだよ、いろいろって、教えろよ
久保田「ははっ、15年後に開けた時、教えてやるよ
三宮「埋めるのいつだっけ?
久保田「式が終わってからだろ?
主人公「さ〜て、そろそろ行くか
久保田「そうだな

そして、式が始まった。
送る側の立場で出席した去年は早く終われ、と思ったが、
今年は少しでも長くと思う自分がいた。
式が終れば、この学校で過ごした3年間が
幕を閉じてしまうからなんだろうな。
この3年間、いろいろなことがあった。
楽しかったこと、つらかったこと、うれしかったこと・・・。
唯一の心残りは・・・

〜夕方、河原〜
主人公(手紙に書いてあった通り来てみたけど・・・
だれもいない・・・)
「ん?
真弓「あ、あの・・・
主人公「きみは・・・?
真弓「わたし・・・その・・・
主人公「もしかして・・・真弓さん?
真弓「は、はい・・・
主人公「え〜と・・・はじめましてってことになるのかな・・・
真弓「あの・・・わたし・・・
わたし、真弓千鶴です
主人公「え?真弓って苗字だったの?
真弓「・・・はい
主人公(そうか、それで実は知らなかったのか・・・
でも、気づいてもよさそうなもんだけどな・・・ったく実のやつめ)
真弓「あ、あの・・・
主人公「え?
真弓「あの・・・来てくれて、
ありがとうございます・・・
主人公「ずっと手紙くれたよね
真弓「はい・・・
あの・・・わたし・・・
ずっとあなたのこと見てました
主人公「ずっと・・・・・・いつ頃から?
真弓「入学式から・・・ずっと・・・です・・・
主人公「そ、そんな前から・・・
真弓「(名字)さんは覚えてないと思いますけど・・・
わたし・・・入学式で場所がわからなくて迷ってたのを
(名字)さんに助けてもらって・・・
主人公「・・・そう言えばそんなことがあったような・・・
真弓「いいんです・・・
わたし、こんなだから・・・
地味で目立たないし・・・
勉強もできないし・・・
運動もできなくて・・・
なんにも取り柄なくて・・・
だから・・・わたしなんか
相手にしてもらえないと思って・・・
最初は、影から見てるだけでよかったんです・・・
でも・・・3年生になって
思い切って、手紙を書いて・・・
あの・・・迷惑だったかもしれませんけど・・・
主人公「そんなことないよ
手紙もらえてうれしかったし、
どんな子がくれるんだろうって、
すっごく気になってたんだ
真弓「ほ、本当ですかっ!?
・・・でも、それがわたしで・・・
がっかりしましたよね・・・
主人公「がっかりなんかしないよ
おれが思ってた通りだったよ
真弓「え・・・
主人公「思った通りのかわいい子だった
真弓「か、かわいい・・・わ、わたしが・・・
そ、そんな・・・
あ、あの・・・手紙にも書いたんですけど・・・
わ、わたし・・・
あなたのこと・・・その・・・ずっと・・・
ずっと・・・好きでした
そ、それで・・・
わたしと・・・その・・・
つき合って・・・くれま・・・
主人公「いいよ
真弓「そ、そうですよね・・・
やっぱり、わたしなんか・・・
主人公「おーい、おれはいいって言ったんだよ
真弓「え?
それって、OKってことですか?
主人公「そうだよ
真弓「ほほ本当に、本当ですか?
主人公「もちろん
真弓「ウソみたいです・・・
・・・・・・・・・
本当に・・・わたしなんかでいいんですか?
主人公「疑り深いなぁ〜
真弓「でも、(名字)さんはわたしのこと
あまり知らないと思うし・・・
主人公「これから、いっぱい知ればいいよ
真弓「はいっ

スタッフロール
エンディング曲『Schoolbook』
歌:大谷 育江


15年後のわたしへ 真弓 千鶴

15年後のわたしはなにをしていますか?
内気な性格は直りましたか?
・・・たぶん、直ってないよね。

もう結婚してますか?
もしも、独身だったら、ちょっと悲しいな。

今も手紙を書いてますか?
話すのが苦手なわたしには
手紙が一番合ってると思うから。

じゃあ、がんばってね、15年後のわたし。

追伸
昨日、彼に最後の手紙を出しました。
来てくれるかどうか不安だけど、思い切って・・・。
今からドキドキで、今日は眠れそうにありません。


終わり

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