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トゥルーラブストーリー3のエンディング(紺野 遊季)

主人公(よしっ!今日、紺野さんに告白するぞっ!
きっとうまく行くさ・・・)
「やるぞっ!

〜授業中、教室〜
主人公(さて・・・告白するって言っても、タイミングがな・・・
だれかに見られても困るし・・・
となると、人の少なくなる放課後だな・・・
放課後、彼女の通りそうな場所で待ち伏せして・・・
う〜ん、どこにしよう・・・)
【9つの選択肢から場所を選ぶ】
主人公(よしっ、決めたっ)
佐久間先生「そこのきみっ、ボーっとしてないで、
授業に集中してちょうだい
主人公「は、はい・・・

〜放課後、選んだ場所〜
主人公(ここで待ってれば・・・)



主人公(来ないな・・・)

主人公「あっ、紺野さん
紺野「あら、(名前)じゃない。
なにしてんの?
主人公「その・・・紺野さんを待ってたんだ
紺野「わたしを?なにか用?
主人公「その・・・なんていうか・・・
紺野さんに・・・話したいことがあって・・・
紺野「あ・・・
主人公「ここじゃ、なんだから・・・
紺野「そ、そうね・・・

〜校舎裏〜
紺野「それで、話って・・・なにかしら?
主人公「お、おれ・・・
おれ・・・紺野さんのこと・・・
紺野「・・・・・・・・・
主人公「紺野さんのこと好きですっ!
主人公「おれと・・・その・・・つき合ってくださいっ!
紺野「(名前)の気持ちはすごくうれしいけど・・・
主人公「・・・けど?
紺野「今までみたいに友だちじゃダメかな?
主人公「え・・・
紺野「だって、これから受験で
どんどん忙しくなるし・・・
(名前)のことは嫌いじゃないわよ
だけど、今、つき合うのは・・・
悪いけど、今のわたしは
あなたの気持ちに応えて、
あげられないわ・・・
ごめんなさい

走り去る彼女の後ろ姿を見ておれは悟った。
おれが勝手に盛り上がっていただけだってことを。
・・・なんてこった。
告白なんかするんじゃなかった・・・。

〜その日の夜、自宅〜
おれの青春は終わった・・・。
うまく行くと思ったのに・・・。
恋に破れたおれに残されたものは
受験勉強だけであった・・・。

そして、あっと言う間に月日は流れ・・・
明日はもう、高校受験の日。

〜高校受験当日、自宅〜
主人公(とうとう、高校受験の日が来た
泣いても笑っても、
今日の試験の結果で決まるんだ
とにかく、落ち着いて自分の力を出し切らないとな・・・
うん、がんばるぞっ!)

ところで、みんなの受験先はどうなっているかと言うと・・・
蒼月さんは私立進学女子高校を受験する。
さすがだな、きっと合格するだろう。
佐伯さんは公立女子高校を受験する。
佐伯さんなら確実に合格だな。
紺野さんは公立高校を受験する。
彼女なら、私立進学女子高校でも大丈夫だろうに・・・。
工藤さんは意外にも公立進学高校を受験する。
しかも十分合格圏内だ。
これにはみんなびっくりだ。
里佳は公立女子高校を受験する。
これでもうニラまれないで済む・・・。
本条さんは公立女子高校を受験する。
彼女には女子高ってなんか合ってる気がする。
実は公立高校を受験する。
まあ、妥当だな。
太一は私立高校を受験する。
あそこは野球が強いからな・・・。
かなめは私立女子高校を受験する。
・・・女子校か。
そして、おれは・・・
【公立進学高校、公立高校、私立高校の3つの選択肢から1つ選択
告白した女の子と同じ進学先を選ばないとスタッフロールのとき
歌が聴けないうえに、タイムカプセルの手紙を読むこともできません
『公立高校』を選択】
主人公(さあ、やるぞっ!)

そして・・・

3月15日
卒業式

〜卒業式当日の朝、自分の部屋〜
主人公(今日は卒業式・・・
ついに中学ともお別れか・・・
さ〜て、行くとするか)

〜玄関前〜
主人公「あれ?おまえ、
先に行ったんじゃなかったのか?
かなめ(主人公の双子の姉)「今日で最後だし、
いっしょに行こうと思ってさ
主人公「そうだな

〜通学中〜
かなめ「こうして、(名前)とふたりで
学校へ行くの最後になるね
主人公「そうだな
かなは、女子校だもんな
かなめ「うん
主人公「なんか不思議な感じするよ
かなめ「なにが?
主人公「ほら、今までずっと
ふたりいっしょの学校だったろ?
かなめ「うん
主人公「かながいるのがあたりまえに
なってたっていうか、頼ってたっていうかさ・・・
学校のこと適当にやってても、
かながいるから、安心してたもんな
かなめ「うん、わたしも学校でひとりだと思うと、
なんだか不安だよ
主人公「おれが女子校へ行くわけには
いかないしなぁ〜
かなめ「あはは、そうだね
昔みたいに、入れ替わってみる?
主人公「ば〜か、そんなこと
できるわけないだろ?
かなめ「あはは、冗談だよ〜

かなめ「でも、ずっといっしょじゃないんだから、
徐々に慣らして行かないとね
主人公「どういう意味だ?
かなめ「いつかは、わたしも(名前)も結婚して
別々になっちゃうでしょ?
主人公「それはずっと先の話だろ?
かなめ「そうだけど、いつかはそうなるってこと
主人公「・・・そうだな
かなめ「今までみたいにずっといっしょって
わけにはいかないもんね・・・
主人公「・・・・・・・・・
かなめ「あはは、なんか感傷的になってるね
今日が卒業式だからかな?
主人公「ま、たまにはいいんじゃないか?
かなめ「うん、そうだね・・・

そう、かなの進学先は公立女子校。
蒼月さんは、無事、
『私立進学女子高校』に合格。
佐伯さんは『公立女子高校』に無事合格。
紺野さんは、『公立高校』へ合格。
彼女にとっては余裕だっただろう。
工藤さんは、見事『公立進学高校』に合格した。
やっぱり、みんなびっくり。
里佳は、『公立女子高校』に無事合格。
本条さんは、『公立女子高校』に無事合格。
実は、なんとか『公立高校』に合格。
太一は、志望通り『私立高校』に合格。
そして、おれは・・・
無事、志望通りの『公立高校』へ進学だ。

違う高校へ通うことになる友だちもいて、ちょっとさみしいけど、
それぞれ自分の夢に向かって歩み始めたってことで・・・。
二度と会えないってわけじゃないしな。
ってなわけで、おれの心は
晴れ晴れとしたさみしさでいっぱいだったのである。

〜昇降口〜
かなめ「あっ、遊季だ
主人公「えっ!
かなめ「遊季〜
主人公(お、おれも行くか・・・でもな・・・)
久保田 実「よっ!
主人公「えっ!
三宮 太一「おはよーっ
久保田「おはよ
主人公「・・・おはよ
久保田「おまえ、手紙書いたか?
主人公「手紙?
久保田「卒業記念で埋めるタイムカプセルに入れる手紙だよ
主人公「ああ、とっくの昔に書いたよ
三宮「おれ、完成したの昨日だぜ。
なんとか間に合ったよ
久保田「あんなのチャッチャッと
適当に書いちゃえばいいんだよ
三宮「そんなこと言ってもなぁ・・・
15年後の自分なんか想像できないよ
主人公「言えてる
三宮「おまえらはなにを書いたんだよ?
久保田「まあ、いろいろとな
主人公「おれも
三宮「なんだよ、いろいろって、教えろよ
久保田「ははっ、15年後に開けた時、教えてやるよ
三宮「埋めるのいつだっけ?
久保田「式が終わってからだろ?
主人公「さ〜て、そろそろ行くか
久保田「そうだな

そして、式が始まった。
送る側の立場で出席した去年は早く終われ、と思ったが、
今年は少しでも長くと思う自分がいた。
式が終れば、この学校で過ごした3年間が
幕を閉じてしまうからなんだろうな。
この3年間、いろいろなことがあった。
楽しかったこと、つらかったこと、うれしかったこと・・・。
唯一の心残りは・・・

そして、卒業記念にグラウンドの隅にタイムカプセルを埋める。
なんでも、おれたちが30才になった時、
つまり、15年後に開けるらしい。
15年後か・・・。
その頃、おれはなにをしてるんだろう?
既に結婚してて子供がいたりするんだろうか?
おれに子供?う〜ん、想像できないな。

〜校庭〜
久保田「なあ、(名前)
主人公「ん?なんだ?
久保田「あとで、裏の河原へ来いよ
主人公「河原へ?なんで?
久保田「来ればわかるって
主人公「お、おいっ!
(・・・あいつ、なにをたくらんでんだ?
まあ、行けばわかるか・・・)

〜夕方、河原〜
主人公(・・・実のやつ、人を呼びつけておいて、
いないじゃないか・・・
あっ、来た・・・)
「えっ!
紺野さん・・・
紺野「どうして、(名前)がいるのよ?
久保っちは?
主人公「おれ、実にここへ呼び出されたんだけど・・・
紺野「そうなの?わたしも久保っちに
呼ばれたんだけどなぁ〜
主人公(実め・・・こういうことか・・・
今更、おれになにをしろって言うんだ・・・)

主人公「卒業だね・・・
紺野「そうね・・・
あの時のこと・・・
主人公「え・・・?
紺野「ほら、あの時、(名前)が言った・・・
その・・・あれよ、あれ・・・
主人公「・・・どれ?
紺野「もう〜、鈍いんだからぁ〜
つ、つき合ってくれとか
なんとか言ってたでしょ・・・
主人公「ああ・・・あの時って・・・
今更、あれが・・・?
紺野「その・・・なんて言うかさ・・・
わたし、あの後、いろいろ考えたのよ
でね・・・だから・・・その・・・
主人公「・・・なにが言いたいのか全然わかんないよ。
紺野さんらしくないな、ハッキリ言わないなんて
紺野「わ、わかったわよ・・・
つまりっ、わたしが・・・言いたいのは・・・
(名前)がわたしに告白したのは、
今でも有効なのかってこと
主人公「えっ!・・・どういうこと?
紺野「有効なの?無効なの?
主人公「そ、そりゃ・・・今でも・・・
紺野「もし、有効なら、あの時の言葉を
もう一度言ってくれない?
主人公「あれをもう一度?で、でも・・・
紺野「いいから、言って
主人公「・・・わかったよ。
ちょっと違うかもしれないけど・・・
紺野「それでもいい・・・
主人公「・・・・・・・・・
・・・おれ、紺野さんのこと好きだから、
だから、おれとつき合って欲しい・・・
紺野「いいわよ
主人公「・・・え?今、なんて?
紺野「いいわよって、言ったのよ
主人公「ほ、本当に?
紺野「ええ
主人公「でも、あの時は友だちって・・・
紺野「わたしも思ってたのよ
(名前)は友だちで、恋愛感情なんかないってね
でも、あの後、わかったの
わたしはあなたが好き、大好き
主人公「紺野さん・・・
紺野「何度も、ちゃんと言おうと
思ったんだけど、どうしてもダメで・・・
でも、よかった、最後の最後に
ちゃんと伝えられて
本当の返事が遅くなっちゃってごめんね
主人公「構わないよ
これからずっといっしょなんだから
紺野「うん

【突然沸き起こる拍手】
久保田「おふたりさん、熱いねぇ〜
三宮「ヒュー、ヒュー
主人公「えっ!
お、おまえら、みんなそろってっ!!
・・・隠れて見てたのか?
紺野「もうっ!
久保田「まあいいじゃないか、
うまくいったんだしさ
かなめ「やったね、(名前)っ!

スタッフロール
エンディング曲『Schoolbook』
歌:大谷 育江


15年後のわたしへ 紺野 遊季

元気にやってる?
30のわたしって、なにやってるの?
素敵な恋をしてる?
それとも、素敵な人といっしょにいるのかな?

飽きっぽい性格は直った?
・・・たぶん、直ってないと思う。
きっと、わたしのことだから、調子に乗って、
周りに迷惑かけてるんじゃない?ね、そうでしょ?
でも、それでもいいと思う。
わたしはずっとわたしだと思うから。

追伸
心残りがひとつあるんだけど、わたしならわかるよね?
卒業式の後、なんとかするつもり。悔いは残したくな
いからね。
あなたは結果を知ってると思うけど。


終わり

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