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ときめきメモリアル4・エンディング(柳 冨美子)

(はじめに)
グッドエンドには相手から告白される「ベリーグッドエンド」と、
特技「告白する勇気」を実践して自分から告白する「グッドエンド」がありますが、
エンディングそのもののテキストは全く一緒です。
では、ベリーグッドエンドのセリフをどうぞ。

(本文)
視聴覚室に呼び出され行ってみるが誰もいない。
主人公「あれ?視聴覚室まできたのはいいけど、誰もいない?」
???「あー、あー。テステス。」
主人公(ん、この声は柳さんみたいだ。放送室からかな?)
柳「さっき、キミがその教室に入ったのを確認したよ。
えへへ、ごめんね?。呼び出しちゃったりして。
今日、この日にキミに伝えておきたい事があったんだ。」
主人公「別に構わないよ。って、こっちから向こうへは聞こえないか……。」
柳「直接、面と向かって話すのは恥ずかしかったし……。
あたしらしい伝え方っていったら、やっぱりこれかなって思ったんだ。」
主人公(えっと、これってまさか全校放送とかされてないよな……。)
柳「あ、この前みたいに間違って、全校放送とかされてないから安心してね。」
主人公(よかった……。って、エスパーか?)
柳「あたしね。よくみんなに『柳といると癒される?』って言われるんだよね。
なんでかよくわからないんだけどね、えへへ?。
みんなのことは大好きだし、だから、そう言ってもらえるのはとってもうれしいんだ?。
大好きな人たちが幸せそうにしてるのってこっちまで幸せになってくるからね。
でも、たまに思うんだよ。あたしも誰かに癒されてみたいな?って。
そんな時、思い浮かぶ男の子がいるんだ。
その子は、あたしのことをいつもからかったりしてちょっぴりイジワルだけど……。
あたしが落ち込んだ時にははげましてくれたり……。
元気がない時は笑わせてくれたり……。
ホントはすっごくやさしいの。
それに、かっこよくで、まるで、王子様みたいなんだ。えへへ……。」
主人公(ん、なんだ。こんな時に?学からのメール?)
小林「これってなんかの出し物?」
主人公(は?何言ってるんだ?次は、正志から?)
七河「よくわからんが、がんばれよ。」
主人公(な、なんだ?立てつづけに……。
……ま、まさか!!)
柳「だからかな……。その子と一緒にいるとと?っても落ち着くの。
きっと、これが『癒されてる?』って感じなんだね。」
主人公「ぐはぁ!!この教室の外でも聞こえてるじゃないか!
ってことは……。…………。
ま、また全校放送で流れてるのか????!?
早く止めに行かないと!」

廊下を走る主人公。まだ冨美子の放送は続いている。
柳「いつもあたしに元気をくれる男の子。
だから、その子が落ち込んでるのをみると、
こっちまで悲しい気分になっちゃって……。
早く元気になってほしいなぁ?。って、つい余計なおせっかいとかしちゃったり。」
主人公(まだか!まだつかないのか!)
女子A「あ、王子様だ!」
男子A「ヒューヒュー、早く行ってやれよ?!」

まだまだ放送室に向け走る主人公。
柳「また元気になって、あたしをからかったり、やさしくしてくれたり……。
そんな毎日がとても楽しかったよ。
卒業が近づいて、その子とお別れになるのが近づいて……。
そのことを想像するととってもさびしくて、悲しくて……。」
主人公(はぁはぁ……。放送室って、こ、こんな遠かったか?)
女子B「あれ、もしかして今のって、この放送の?」
男子B「ちくしょー。オレだって……。オレだってーーーーーーーーー!」

どこぞのカイ・シデンっぽい声も聞こえてきたがまだまだ走る主人公。
柳「そこでようやくこの想いに気づいたんだよ。
別にあたしは癒されたいだけじゃない。ただ、その子と一緒にいたいんだ。って。
だから、あたしは後悔しないように、勇気を出すね。
キミのことが好きだよ。
ずっと一緒にいてほしいな。」

主人公(はぁはぁ……。よ、ようやく着いた……。)
主人公「オ、オレも好きだよ!」
放送室の中。冨美子、戸惑っている。
柳「あ、あれ?!な、なんでここに?!
って、……今、なんて言ったの?」
主人公「オレも柳さんのことが好きだ!ずっと一緒にいたい!」
柳「ホ、ホントに……?」
主人公「もちろん。こんな時まで冗談言わないよ。」
柳「ホントなんだ……。う、うれしいよ?!えへへ……。
やっぱり、キミはあたしの王子様だね……。」
主人公「じゃあ、柳さんはオレにとってのお姫様だよ。」
柳「えーーーっ!あ、あたしはそんなにいいもんじゃないよ?。
あ、あれ?キミがここにいるってことは、あたしの放送、聞いてなかったんじゃ……。」
主人公「あーーーーーーーっ!!そ、そうだっ!!それ! それ!」
柳「はえ?ミキサーがどうしたの?」
主人公「よくみて!」
柳「え?、なんだろ?。」
ミキサーの方を見る冨美子。
柳「…………。」
主人公「…………。」
重要な事に気づいてびっくりする冨美子。
柳「…………。う、うそーーーーーーっ!
なんで?!なんでなの?!ちゃんと確認したはずなのにーーーーーーっ!
ってことは、さっきまでの一部始終……。」
主人公「全校に聞かれてます、はい……。」
柳「また、やっちゃったよ????!!」
主人公「い、いいから、早くスイッチ切れーーーーーー!!」
慌ててスイッチを切る冨美子。

(その後の主人公とヒロインの進路が語られ、スタッフロール)

桜咲く中、満面の笑顔を浮かべる冨美子。学と正志の姿も遠くに見える。

〜END〜

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