戻る TOPへ


ときめきメモリアル4・エンディング(龍光寺カイ(アウトロールート))
 
(はじめに)
彼女はときめき状態になるためのイベント「誘拐?」を経て、
その14日後の平日に起きるイベント「決意」の時の主人公のパラメータ次第でエンディングへの道が分岐します。
●文系・理系・芸術・容姿・運動・根性全て90以上、モラル25以上→お嬢様ルート
●上記のどれかのパラメータが基準値以下→アウトロールート
グッドエンドには相手から告白される「ベリーグッドエンド」と、
特技「告白する勇気」を実践して自分から告白する「グッドエンド」がありますが、
エンディングそのもののテキストは全く一緒です。
では、ベリーグッドエンドのセリフをどうぞ。
 
(本文)
卒業式の日にカイは現れなかった。
そんな時に教室にやってきた黒服に連れられてやってきたのは龍光寺家の屋敷の前。主人公(うわ……これは……。なんてデカイんだ……。マジで大金持ちなんだな。)
黒服「では、中へ……。お気を付けて……。」
主人公(気を付けて?)
 
中に入ると、カイが縛られて天井から吊るされていた。
そして見るからに筋骨隆々とした大男が……
龍光寺(くっ!)
主人公「龍光寺さん!」
主人公「なっ、なんだこれは?いったい、何事?」
???「貴様か! 貴様が食虫植物か!?」
主人公「しょ、食虫植物?」
???(以下、龍光寺父)「私は、カイの父。龍光寺忠貴!
カイをたぶらかす、食虫植物など、私がひねりつぶしてくれるわ!」
主人公「ちょっ、ちょっとお父さん、落ち着いて……。」
龍光寺父「貴様に……、お父さん呼ばわりされる覚えなどないわーー!!」
主人公「ひえええー!!」
龍光寺「やめてー、お父様!」
 
そして始まるカイの父・龍光寺忠貴とのバトル。カイはまだ天井に吊るされたままだ。
3ターンほど戦うと、
龍光寺父「なかなかやるな小僧。だが、これで終わりだ!
龍光寺流奥義!超眼力光線!」
忠貴の奥義、超眼力光線が直撃!主人公はものすごいダメージを受け、倒れた!
主人公「うわあああああ!!
くそっ……。体に力が入らない……。ここまでなのか……。」
龍光寺父「ぬははははは!カイをたぶらかす食虫植物など、この程度よ!ぬははははは!」
龍光寺「……って……、……立ってよ!立って!」
主人公「……龍光寺さん……。龍光寺さんの声が聞こえる……。
そうだ、龍光寺さんのためにも……、負けるわけにはいかないんだーー!!」
そして再び立ち上がる主人公。
龍光寺父「ぬう、立ちあがるだと!ならば!二度と立ち上がれなくするまでよ!」
龍光寺「いいかげんに……、いいかげんにしろーーー!!」
怒りのカイ、ロープを引き千切り、主人公のもとに参戦する。
龍光寺父「ぬおっ!」
龍光寺「いいかげんにしろ。この、クソオヤジ!
あたしは、自分の意思で道を決めたんだ!こいつは関係ないだろ!」
龍光寺父「カッ、カイよ……、もう一度考え直せ。龍光寺の家を出てどうなる?
お前ひとりで、どうやって生きていくというのだ。家にいれば、無駄な苦労など……」
龍光寺「やかましい!」
龍光寺父「うっ……。」
龍光寺「こいつだって、一人であんたと闘ったんだ!あたしだって……、
龍光寺の家の世話にならなくったって生きていってやるよ!」
主人公「うう……。」
龍光寺「大丈夫か?」
主人公「うっ、うん……。なんとか……。」
龍光寺「よし、二人であいつを倒すぞ。力を……、お前の力を貸してくれ!」
主人公「うん!」
龍光寺父「そうか……。カイよ、お前の意志は固いようだな。ならば、もはや言葉は無用!
この父を乗り越え、自由を勝ち取ってみせるがいい!」
龍光寺「ああ、越えてやるよ。あんたも!龍光寺の家も!」
そしてバトルは再開される。
ここからは娘であっても容赦なく攻撃を仕掛けてくるのだが、その3ターン後。
龍光寺「ごめんな。こんな事に巻き込んじまって。」
主人公「いいよ。オレだって、龍光寺さんの力になるって決めたんだ。」
龍光寺「……ありがとう。」
その1ターン後。
龍光寺「昨日さ、卒業式が終わったら、話をしようって約束しただろ?
あれさ、家のことだけじゃなくて、もう一つ大切な事を、お前に伝えたかったんだ。」
龍光寺父「やめろ!カイやめるのだー!」
そのまた1ターン後。
龍光寺「それを……、今、伝えるよ……。」
龍光寺父「やめろ!やめてくれーー!!」
さらに1ターン後。
龍光寺「あたしは……。お前が好きだ。
龍光寺の家なんてどうでもよくなるくらい、お前が好きだ!」
龍光寺父「グホォ!」
なぜか大ダメージを受ける忠貴。
主人公「龍光寺さん……。」
またさらに1ターン後。
龍光寺「ははは、こんな時に悪いな。雰囲気なくてさ。
でも、どうしても伝えたかったんだお前に……この気持ちを……。」
主人公「オレも……、オレも龍光寺さんが好きだよ。大好きだ!」
龍光寺父「グボォォォォォ!」
さらに大ダメージを受ける忠貴。
龍光寺「あ…………、ありがとう……、すごくうれしいよ……。」
龍光寺父「グボォォォォォ…………。」
致命的な大ダメージを受ける忠貴。
龍光寺「……とりあえず、このうるさいのを、黙らせるか。いくよ!」
主人公「おう!」
そして主人公・カイそれぞれの奥義が炸裂!
龍光寺忠貴を倒した!!
 
バトルが終わった後、龍光寺家の門の前にて。
龍光寺「うーん!あー、せいせいした!これで、オヤジもおとなしくなるだろ。」
主人公「でも、これでよかったのかな?なんか……、お父さんには、ちょっと悪い事した気がするな……。」
龍光寺「いいんだよ。娘の一人立ちも祝福出来ないオヤジなんて、こっちから願い下げだよ。」
主人公「うーん。オレとしては、ちゃんと認めてもらえたほうが色々よかったと思うんだけどな……。」
龍光寺「まあ、仕方ないさ。あの石頭だ。簡単に理解してもらえるとは思ってないよ。
それよりさ、学校に行こうぜ。」
主人公「えっ?」
龍光寺「卒業証書もらわないと。卒業式にまで遅刻なんて、また、先生に怒られちまいそうだけどな。」
主人公「ははは、そうだね。オレも事情を説明するから、一緒に謝ろうよ。」
龍光寺「ああ。お前が一緒なら、心強いよ。さっ、行こうぜ。」
主人公「うん。」
そこに黒服が現れる。
黒服「お待ちを……。」
主人公「うわ!なっ、なんですか……。」
黒服「これを、旦那様よりお預かりしております。」
主人公「手紙……?オ、オレに……ですか?」
黒服「はい。」
去っていく黒服。
主人公「なになに……。
『カイをよろしく頼みます。  父より』
……良かった。一応認めてくれたみたいだ。
あれ?続きがあるな。なになに……。
『婿養子にならないか?   パパより』
…………。」
「おーい!なにやってんだ。置いてくぞ!」
主人公「あっ、うん!今行くよ。」
主人公(この手紙を見せるのは、もう少ししてからでもいいか。
今は二人で、やれるところまでやってみよう。)
振り向いて、微笑むカイの姿。
 
(その後の主人公とヒロインの進路が語られ、スタッフロール)
 
桜舞う中、卒業証書を手にしたカイ。
 
END
inserted by FC2 system