戻る TOPへ

ときめきメモリアル4・エンディング(水月 春奈)

(はじめに)
隠しキャラの1人できらめき高校の定時制に通う女の子で、通称は「ハルちゃん」。
2年次4月6日に芸術80以上、モラル(隠しパラメータ。普通に勉強や運動、部活をしてたり学校行事に参加すると上がり、休養・化学部・漫研部・アルバイトをしたり学校行事をサボると下がる)40以上だと彼女のノートを机の中から発見します。
その後ノートに関して積極的な選択肢を選び続けると交換日記が可能になり、特定の日に交換日記の返事が来る形でイベントが進んでいきます。
そしてヒロインポイント(隠しパラメータ。特定のイベントで加算され、この値が高いヒロインがエンディング優先順位が高い)15以上(ホワイトデーの特別なお返しには2回ともハルちゃんを選択すること)、モラル1以上で卒業式の日を迎えるとハルちゃんから告白されます。
彼女にはベリーグッドエンド1種だけです。またゲーム内の誤字もそのまま記載しています。
それでは、ベリーグッドエンドのセリフをどうぞ。

(本文)
伝説の樹の下。きらめき高校の制服を着た一人の女の子が姿を現す。
ハル「よかった……。来てくれたんですね。先輩。」
主人公「君が……ハルちゃん……?」
ハル(水月)「はい。ハルです。あ、本名の方がいいですよね。
私、水月春菜って言います。はじめまして。
へへへ、ずっと交換日記してたから何だか初めましてじゃないみたいですよね。ちょっとヘンな感じです。
あっ、卒業式で忙しいのに呼び出したりしてすみません。
でも、どうしても先輩に伝えたいことがあったので日記に書いちゃいました。
ごめんなさい。」
主人公「ううん、構わないよ。それにしてもビックリしたな。ハルちゃんがこんなかわいい子だったなんて。」
水月「そんな……。て、照れちゃいます……。あ、ち、違う!照れてる場合じゃないんだ、ちゃんと言わなきゃ。」
主人公「え?」
水月「あの……、私の夢が何か、先輩覚えてます?」
主人公「もちろん。パティシエールになること、だよね。」
水月「はい。私、その夢があったから、お仕事も勉強も頑張ってこれました。
お仕事がツラくても、一人前のパティシエールになるためだ、って思ってました。
同じ年頃の女の子がお店に来ておいしそうにスイーツ食べてても……。
私に遊んでる時間はないから、ってそう言い聞かせてがんばってきました。
……でも、憧れてなかったわけじゃないんです。
私だって、本当はみんなと同じように学校に通って、クラブ活動で汗を流して……、
素敵な恋をして、好きな人と二人きりでデートして……。
そういうことがしたいって本当はずっとずっと思っていたんです。
普通の女子高生みたいな生活は今の私にはできないけれど……。
ひとつだけ、私にもできる、ずっとずっとしたかったことを。今ここで叶えちゃおうと思うんです。」
主人公「ハルちゃんにできること?」
水月「はい。
先輩、これは私のわがままかもしれません。でもお願いです、何も言わずに聞いてて欲しいんです。
交換日記で先輩が書いてくれたメッセージを何度も何度も読み返して、そのたびに励まされました。
私ひとりだったら夢にくじけちゃってたかもしれません。
一人前のパティシエールになる夢、それに近づけたのは先輩のおかげです。
日記を書くたびにそんなことを考えていたらいつの間にか……
本当にいつの間にか、先輩のことが頭から離れなくなっていたんです。
聞いてください!
私は……先輩が好きです。
もっともっと、そばにいたいんです。
もう、交換日記で言葉を交わすだけじゃガマンできないんです。」
主人公「ハルちゃん……。
ありがとう。オレもハルちゃんが好きだよ。」
水月「えっ?」
主人公「オレもハルちゃんと一緒にいたい。ずっとハルちゃんのそばにいたいよ。」
水月「ほ、本当に……?夢みたい……。
うれしいです……。」
主人公「オレもうれしいよ。」
水月「私、新しい夢ができちゃいました。」
主人公「え?」
水月「美味しいお菓子で先輩をいつも幸せにしてあげたい。それが私の新しい夢。」
主人公「それは、なんとも甘そうな夢だね。ぜひ、叶えてほしいな。」
水月「ええ。いつか叶えて見せます。一人前のパティシエールになって。」
主人公「うん、楽しみにしてるよ。」
ハルちゃん、一冊のノートを出し、
水月「あ、そうだ、先輩……これ。卒業のお祝いです。」
主人公「これは……新しいノート?」
水月「はい。あ、交換日記じゃないですよ?
これからはこのノートに二人の思い出をいっぱいいっぱい書いていきましょう。
お菓子と同じくらい甘い甘い、思い出を……。」

(その後の主人公とヒロインの進路が語られ、スタッフロール)

バス停にて。
主人公「ハルちゃん、まだ来てないみたいだな。」
水月「せんぱ?い!」
主人公「あ、ハルちゃん。」
水月「ごめんなさい、待ちました?」
主人公「ううん、オレも今来たところだよ。」
水月「そっか、よかった。初めてのデートなのに遅刻しちゃったかと思いました……。」
主人公「大丈夫だよ。」
水月「えと……それじゃ、今日はよろしくお願いします!……えへへ。」
主人公「うん、こちらこそよろしくね。」
遊園地の中にて。
水月「先輩、もう1回ジェットコースターに乗りましょうよ!」
主人公「ええ?もう3回目だよ?」
水月「だって、今日は店長に無理をいってお休みさせてもらったんですよ。
いっぱい遊ばなきゃ損ですもん!」
主人公「そっか、そうだよね。」
水月「あ、でも観覧車もいいな。先輩はどう思います?」
主人公「今日はハルちゃんの好きなものに乗ればいいよ。全部付き合うからさ。」
水月「うーん……そう言われると悩んじゃいます……。どれにしようかな……。
あ……、そうだ。」
主人公「ん?どうしたの?」
水月「あの……先輩。ひとつ……お願いしてもいいですか?」
主人公「いいけど……何?」
水月「あっ、あの……手……つないでもいいですか?」
主人公「えっ?あっ、うん。もちろんだよ。」
水月「えへへ……ずっと……先輩と、手つなぎたかったんです。」
主人公「……そうだったんだ。じゃあ……はい。」
主人公と手をつなぐハルちゃん。
水月「へへへ……先輩。」
主人公「ん?」
水月「私……
すっごく幸せです!」

そして満面の笑顔を浮かべるハルちゃん。

〜END〜

inserted by FC2 system