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ときめきメモリアル4・エンディング(響野 里澄)

(はじめに)
グッドエンドには相手から告白される「ベリーグッドエンド」と、
特技「告白する勇気」を実践して自分から告白する「グッドエンド」がありますが、
最初の部分が若干異なるだけで告白の内容はほぼ一緒です。
また、途中で声掛けの際に呼び方を「響野さん」から「里澄」に変更しています。
では、ベリーグッドエンドのセリフをどうぞ。

(本文)
音楽室の中。ピアノの前で里澄が立っていた。
主人公「里澄……。」
響野「……ごめん。急に、こんなところに呼び出して。」
主人公「いや、いいよ。
でも、どうしたの?」
響野「あの……、私……。曲を作ったの。」
主人公「曲?」
響野「うん。あなただけに聴いてほしい曲。
聴いてもらえるかな?」
主人公「……もちろん。聴かせてほしいな。」
響野「良かった……。
じゃあ……。」
(ピアノを演奏し始める里澄。
そして目に浮かんでくるのはきらめき高校で過ごした日々のこと。
里澄は想いをこめて演奏している……)
主人公「この曲……、もしかして……。」
響野「この曲は……、私の、今の思いをのせた曲。
私ね……。ずっと音楽だけあればいいと思ってた。
学校に来てても、音の世界に浸って、授業にも、友達にも、興味なかった……。
そんな私に、誰も声をかけようとしなかったし、私もその方が良かった。
自分の世界を邪魔されるくらいなら、この方が楽だって思ってた。
でも、あなたと出会った日から、少しずつ……変わっていったの。」
主人公「……。」
響野「あなたは私に壁を作らず、普通に話しかけてきてくれた。
あなたと話しているうちに、音だけの世界とは違う、素敵な現実の世界もあるんだって、そう気付いた……。
あなたと一緒だと、見る景色、聴く音、全てが輝いていて、今まで時は全然違う感じだった……。
そして、そんな世界に連れ出してくれた人を、いつの間にか……。
……。」
主人公「里澄……。」
響野「あなたが好き……。大好き。」
主人公「……。
オレも里澄が、好きだよ。」
響野「……ホントに?
…… うれしい。
私……、あなたのために曲を作りたいって思った。」
主人公「その人のためだけの曲、音楽か……。……ありがとう。とてもうれしいよ……。」
響野「良かった。
作って……本当に良かった……。」
主人公「ずっと里澄の曲を聴いていたい。これからもずっと作り続けてほしいな。」
響野「……うん。……ずっと作っていきたい。
あなたのそばで……。
永遠に……。」

(その後の主人公とヒロインの進路が語られ、スタッフロール)

桜の花びらが舞い込む中、はにかんだような笑顔を見せる里澄。

〜END〜

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