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ときめきメモリアル4・エンディング(語堂 つぐみ)

(はじめに)
グッドエンドには相手から告白される「ベリーグッドエンド」と、
特技「告白する勇気」を実践して自分から告白する「グッドエンド」がありますが、
最初の部分が若干異なるだけで告白の内容はほぼ一緒です。
では、ベリーグッドエンドのセリフをどうぞ。

(本文)
図書室の中。つぐみが待っていた。
語堂「あっ……。来てくれたんだ。」
主人公「あの手紙、語堂さんだったんだ。」
語堂「ごめん。柄にもないことしちゃって。」
主人公「ううん。どうしたの?」
語堂「あんたに伝えたい事があってさ。
あのね、これから私が言うこと最後まで笑わないで聞いてほしい。
私なりに、その、真剣に話すから……。途中で笑ったら怒るよ。」
主人公「わかった、絶対笑わない。約束するよ。」
語堂「ありがとう。
知ってると思うけどさ。私ね。あんたのこと、最初はあんまり好きじゃなかった。
真希に近づいてくる不埒な男子の一人だと思ってたの。
でもさ、私がどれだけイヤな言葉を投げたりしてもあんたは優しかった。
普通なら私のこと嫌いになっておかしくないのにあんたは逆に近づいてきた。
正直、変なやつって思ったよ。
でも……。その反面、心のどこかで嬉しかった。
あ、私にも優しくしてくれる男の子もいるんだ、ってね。
気づくとあんたと一緒にいることが多くなって……。
本を読んでる時も、「今は何してるんだろ?」ってあんたのことばかり気になっちゃってさ。
おかげで私の部屋にはまだ読み終えてない本が山積みよ。
しかも、読んでも全然頭に入らないの。
ふふ、この私がよ?おかしいでしょ。
本を読んでればそれだけで幸せだったはずなのにね……。
それに……。
……。」
主人公「ど、どうしたの?」
語堂「こ、これ言うの、すごく恥ずかしいんだけど……
わ、笑ったらぶんなぐるからね!」
主人公「わ、わかってるよ。」
語堂「恋愛小説とか読んでるとね……。セリフが、あんたの声で聞こえてくることがあるの。」
主人公「え?オ、オレの?」
語堂「だ、だから!笑うなって!」
主人公「わ、笑ってないよ。」
語堂「そ、そう……?
詩や恋愛小説……。ロマンチックな言葉が紡がれた本を読むとあんたの声が聞こえてくる。
すごく優しい、私で包み込んでくれる声で。
そんなことこれまでなかったから「何で?」と思って真希に聞いてみたの。
そしたら真希がね。「それは恋だよ」って。
私ね、これまでずーっと男の人を好きになることってなかったんだ。
自分から好きになるなんてない、って思ってたしね。
真希といるのが一番楽しかったし、真希を守って彼女が幸せになればそれでいい、って。
でも、今は違う。
あんたと……ううん、君といる時が一番楽しいの。
君は、今まで私が知らなかった、いろんなことを教えてくれた。
どんな恋愛小説よりも素敵な恋を私に教えてくれた。
だから、私、これからもずっと君と一緒にいたいの。
そのためにも勇気を出して言うね。
君が好き。
ううん、そんな言葉じゃ足りないぐらいに君への想いが止まらないの。これ以上はうまく言葉にできないの。
それぐらい君が……好き。」
主人公「語堂さん……。オレも君が好きだよ。」
語堂「えっ!?」
主人公「何度言っても足りないぐらいに語堂さんのことが好きだ。」
語堂「ホ、ホント?嘘だったら承知しないわよ?」
主人公「嘘なんて言うわけないよ。」
語堂「ありがとう……。」
つぐみの瞳に涙が浮かぶ。
語堂「あ、あれ?何で泣いてるんだろ、私……。
あはは、こういうシーン、小説では読んだことあるけどさ。
まさか自分が同じ立場になるなんて。想像もしなかったよ。
ホントにうれしいっ……。
ねぇ、きっとなるよね。私たちの恋の物語は、きっとハッピーエンドになるよね。」
主人公「うん。そうなるよう、がんばっていこう。」
語堂「うん。君となら紡げる気がする。
誰も見たことのない、最高の恋の物語を……。」

(その後主人公とヒロインの進路が語られ、スタッフロール)

想いが通じたためか、優しい笑顔を見せるつぐみ。

〜END〜

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