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ときめきメモリアルのエンディング
(如月 未緒、紐緒 結奈、鏡 魅羅、美樹原 愛、早乙女 優美)

如月 未緒

主人公「き、如月さん・・・。
如月「すみません。
失礼だとは思いましたけど・・・。
どうしても、今日あなたに言わなければならないことがあって、
こんな所に、呼びだしてしましました。
主人公「別にいいよ。
言いたいことって、何?
如月「私は、身体が弱かったせいか
友達もあまりいなくて、趣味は
本を読むことぐらいしかありません。
そして、本を読むたび、その中の恋愛に憧れ、
少し嫉妬してしまう自分が情けなくて、
本当の気持ちを打ち明けられないでいる臆病な自分が、
ずっと腹立たしくて・・・。
でも、今日という日を境に、今までの自分を変えようと思うんです。
主人公「ど、どうして?
如月「今まで、たくさんの本と出会って、
私の思い出の中に残してきました。
でも、あなたと知り合った高校生活の全てを、
ただの思い出だけにしたくないから・・・。
小説のような、空想だけの事にしたくないから・・・。
私の、一生分の勇気を出して言います。
好きです。
恋人じゃなく、お友達でもいいんです。
卒業してからも、ずっとあなたに会えるなら・・・。
主人公「実を言うと・・・。
俺も如月さんの事が・・・。
如月「ほ、本当ですか・・・。
本当に、こんな私でいいんですか・・・?
主人公「もちろんだよ。
好きだよ、如月さん。
如月「嬉しいです・・・。
あっ。
主人公「あっ、危ない。
如月さん。
如月「うふふふふ・・・
身体が弱いのも、いいものですね。
こうやって、あなたに抱き止めて貰えるんですから・・・。
しばらく、そのままでいてください・・・。


紐緒 結奈

主人公「ひ、紐緒さん・・・。
紐緒「待ってた・・・。いえ・・・。
ご、ごめんなさい。
こんな所に呼びだして・・・。
主人公「ど、どうしたの?
紐緒さんらしくないよ。
紐緒「い、いいのよ。
今日から、変わることに決めたんだから・・・。
主人公「え?
変わる?
紐緒「そう、変わるの。
今までの私は自分の才能に溺れて
人を見下した態度を取って、
誰が見ても、すごく嫌な女の子だった。
普通の女の子が愛だの恋だのと騒いでいるのを、馬鹿にしてたわ。
だけど、いつの頃からか、私の中に初めて込み上げる感情が・・・。
すぐに、あなたに恋してると気付いたわ。
でも、私は科学という悪魔に魂を売り渡した女。
そんな浮ついた感情を押さえるために、
研究だけに没頭したの。
だけど、卒業が近づいてくると、
その想いが強くなってきて、自分でも押さえきれなくなって・・・。
だから、その想いを完全に否定しようとして、
あなたに戦いを挑んだの。
結果は、言わなくてもわかるけど・・・。
全てにおいて、私はあなたに負けてしまったの。
もう、あなたに嫌われるなんて考えたくない。
世界征服の野望もすてるわ。
だってもう、私の野望は、あなたに好かれることに変わったから・・・。
主人公「実を言うと・・・。
俺も紐緒さんの事が・・・。
紐緒「ほ、本当に・・・?
じゃあ、野望は達成されたのね・・・。
嬉しいわ・・・。
きっと、世界征服したとしても、
こんなに幸せになれなかったと思うわ・・・。
主人公「俺も幸せだよ。
紐緒「私、もっと、あなたに好かれる女の子になるために、努力するわ。


鏡 魅羅

主人公「か、鏡さん・・・。
鏡「こんな所に呼び出したりして、ごめんなさい。
主人公「い、いきなり、鏡さんが謝った・・・。
鏡「あ、そんなに驚かなくても・・・。
でもいいの。私の話を聞いて。
主人公「・・・・・・・・・・・・。
鏡「私、中学の頃、この街に引っ越してきたの。
この前の街で、私・・・
男の子に何度も振られて・・・。
だから、この街に来る時に、生まれ変わろう。
もっともてる女になって、男の子達を見返してやろうと思ったの。
苦労の甲斐があって、
男の子の目をひく女になったわ。
そして、わざと高慢な態度を取って、
男の子達に復讐してきたの。
主人公「そ、そうだったんだ・・・。
鏡「最初は楽しかった・・・。
男の子にもてはやされることが、嬉しかった・・・。
でも、そんな事じゃ私の心は満たされなかったわ。
当たり前よね。自分に嘘をついて生きてきて、
心が満たされるはずが無いもの。
貴方に会わなければ、こんな事は考えなかったのかもしれない・・・。
貴方と知り合って、この人となら、
今の自分を捨てられると思ったわ。
だけど、私にはその時、自分を捨てる勇気が無かったの。
また昔の自分に戻りたくなかったから・・・。
でも、今になってやっと勇気が出たわ。
貴方に、こんな女だと思われたまま卒業するなんて耐えられない。
何十人の男性よりも、ただ、貴方だけそばにいて欲しい。
私の心の傷をいやしてくれるのは、貴方だけだから・・・。
好きよ。いつまでも私のそばにいて・・・。お願い・・・。
主人公「そうだったんだ・・・。
鏡「やっぱり、私じゃだめよね。
主人公「俺でよかったら・・・。
鏡「本当に?
嬉しい・・・。
やっと本当の自分を取り戻せそう。
主人公「でも、他の男子から、怨まれそうだね。
鏡「大丈夫。
私が選んだ人だもの。
誰も文句を言うはずがないわ。
主人公「そうだといいんだけど。
ちょっと心配・・・。


美樹原 愛

主人公「み、美樹原さん・・・。
美樹原「あの・・・。
ご、ごめんなさい。
こんな所に、呼び出したりして・・・。
主人公「別に、いいよ。
ところで、何?
美樹原「あの・・・。
・・・・・・・・・・・・
主人公「どうしたの?
美樹原「だ、駄目・・・。
やっぱり、恥ずかしくて・・・。
主人公「そんなに、恥ずかしいことなの?
美樹原「は、はい・・・。
で、でも、今日、勇気を出さないと一生後悔するから・・・。
い、言いたいことは、たくさんあるけど・・・。
今言うと、一番大事なことが、
言えない気がします・・・。
だから・・・、一番大事なことだけ、言います・・・。
あ、あなたが・・・。
あなたが、好きです・・・。
は、恥ずかしい・・・。
主人公「あっ。待って。
美樹原さん。
美樹原「駄目。ここにいられない。
主人公「俺も、美樹原さんの事好きだよ。
美樹原「えっ・・・。
本当ですか・・・?
この樹の下で告白してよかった・・・。
主人公「美樹原さんも、
伝説知ってたんだ・・・。
美樹原「は、はい・・・。
でも、嘘でも良かったんです。
この樹の伝説に頼れば、きっと、
告白する勇気が出ると思って・・・。
本当に良かった・・・。
主人公「俺も美樹原さんに告白されて最高だよ。
美樹原「これでもう、二人の愛は永遠ですね・・・。


早乙女 優美

主人公「ゆ、優美ちゃん・・・。
優美「ご、ごめんなさい。
こんな所に呼び出しちゃったりして・・・。
主人公「いや、別にいいよ。
優美「あのね。
優美ね。
ずっと先輩と同じ学年になりたかったんです。
同じ学年だったら、高校も3年間一緒にいられたし、
修学旅行だって一緒に行けたのに・・・。
どうして、お兄ちゃんの生まれるときに
優美が生まれなかったのかなって・・・。
何度も、泣いちゃった。
優美ね。
先輩の学年の女の人と比べたら、
子供っぽくて、わがままだと思う。
でも、子供っぽいのが嫌なら、
もっと大人っぽくなるよう努力します。
わがままも治します。
だから、お兄ちゃんの妹としてじゃなくて、
一人の女の子として付き合って下さい。
だって、先輩が世界中の誰より大好きで、
大好きでしかたがないから・・・。
主人公「実はね。
俺も、優美ちゃんが・・・。
優美「ホントですか?
年下でもいいんですか?
主人公「当然だよ。
好きだよ、優美ちゃん。
優美「それじゃ、制服の第二ボタンを下さい。
主人公「いいよ。
はい。
優美「ワーイ。
これをお守りにして、あと一年頑張ります。
卒業してからも、お兄ちゃんにでなく、
優美に会うために、家に遊びに来て下さいね。
そうじゃないと、優美寂しくて泣いちゃうから。
主人公「うん。
必ず行くよ。
優美「嬉しい。
大好きです。
先輩。
主人公(でも、結婚したら、好雄の弟になるのか・・・。)

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