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ときめきメモリアルのエンディング
(虹野 沙希、古式 ゆかり、片桐 彩子、清川 望)

虹野 沙希

主人公「に、虹野さん・・・。
虹野「ご、ごめんなさい。
忙しいのに、こんな所に呼び出したりして・・・。
主人公「いや、いいよ。
別に忙しくないから。
虹野「あなたに、どうしても伝えたいことがあって、
あんな手紙を出してしまったの。
手紙で、全てを伝えてもよかったけど、
この想いだけは、直接言いたかったから・・・。
主人公「そ、そう・・・。
虹野「あなたは、知らないでしょうけど、私は、いつもあなたの事を見ていたわ。
そして、何事にも頑張って向かっていくその姿に、だんだん惹かれて・・・。
私は、悩んだり、苦しいときには、いつもあなたのひたむきな頑張りに励まされて、
どんなときでも、切り抜けてこれたわ。
だから、今日も勇気を出せると思う。
主人公「・・・・・・・・・・・・。
虹野「私、料理ぐらいしかとりえはなくて、他には、何もできないし・・・。
あなたにとって、迷惑かもしれないけど、もうこれ以上自分の心に嘘はつけないから
この場で、はっきり言います。
あなたが好きです。
ずっとあなただけを応援していきたい・・・。
主人公「実はね、俺も、虹野さんが・・・。
虹野「勇気を出してよかった・・・。
やっぱり頑張れば、なんとかなるね。
そ、そうだ。
明日・・・、二人きりで卒業記念のパーティーを開きたいな・・・。
来てくれる?
主人公「もちろん。喜んで。
虹野「それじゃ、あなたの好きな料理教えてね。
明日、たくさん作って待ってるから。


古式 ゆかり

主人公「こ、古式さん・・・。
古式「失礼な事と存じましたけれども、どうしても、
お話したいことがございましてお呼び出しいたしました。
申し訳ございません。
主人公「そんなにあらたまらなくても・・・。
古式「いいえ。そういう訳には参りません。
私の一生をかけた大事な用ですから。
主人公「大事な用って?
古式「いつも、私は何も考えないでいるのが好きなのですけれども、
最近では、その時間よりも色々と考えてしまう事の方が多いのです。
主人公「考え事って?
古式「お恥ずかしいお話ですけれども、あなたの姿が、頭から離れなくて・・・。
家にいても、あなたの事ばかり考えて、時間が経つのも忘れてしまいます。
いつもよりも、ボーッとしていましたので、お母様に、理由を聞かれました。
その事を正直に話しましたところ、それならば、卒業式の日にこの木の下で
あなたの本心を、その殿方に話しなさいと申されました。
ですから、私の本心を笑わないで聞いていただきたいのです。
主人公「う、うん。
古式「いつも、あなたの事だけを考えてしまいます。
私が、落ち着いていられる場所はあなたのそばだけです。
私でよろしければ、これからずっと・・・、
卒業してからも、お付き合いしていただきたいのです。
主人公「実は、俺も、古式さんの事が・・・。
古式「本当ですか?
良かった。お母様の言うとおりにして・・・。
それでは、明日お父様に会っていただけますか?
主人公「え、古式さんのお父さんに?
古式「はい。お父様に、私とお付き合いをする殿方は
家の方に連れてくるように言われておりますので。
主人公「そ、そう。じゃあ、行くよ。
古式「そうですか。
きっと、お父様にも気に入っていただけると思いますよ。
主人公「そ、そう。
(いきなり、お父さんか・・・。)


片桐 彩子

主人公「か、片桐さん・・・。
片桐「あ、ソ、ソーリー。待った?
ごめんなさい。こんな所に呼び出したりして。
主人公「別に、いいよ。何の用?
片桐「あの・・・一つ聞きたいんだけど・・・。
大雑把な性格の女の子は、嫌い?
主人公「いや、好きだけど・・・。それだけ?
片桐「ウェイト、ちょっと待って。
本当の用は、これからなの。
どうしても、あなたに言いたいことがあって・・・。
私ってね、誰とでもすぐ仲良く話をするから、
そうは見えなかったかもしれないんだけど・・・。
あなたと話をしてるときが、一番リラックスしていられたの。
今になって、それに、やっと気が付いて、
このまま卒業して、あなたに会えなくなるかもしれないと思ったら、
途端に悲しくなってきて、私、どうしたらいいのか、わからなくなって・・・。
私ね、いい加減な性格だけど、この事だけは真剣に考えたの。
それで決心したの。
女の子から言うのは、すごく、恥ずかしいんだけど。
私の、本当の気持ちを、聞いて欲しい・・・。
聞いてくれるだけでいいの。
主人公「・・・・・・・・・。
片桐「アイミスユー。
あなたがいないと、寂しくて・・・。
だから・・・、だから私と・・・。
主人公「さっき、好きだって言ったでしょう。
それって実は、片桐さんの事なんだ。
片桐「・・・・・・・・・・・・。
本当に・・・?
主人公「こんな時に冗談なんて言えないよ。
片桐「アンビリーバブル。信じられない・・・。
生まれてから、今日が一番幸せよ。
アイネバーフォゲット。
私、一生忘れない。


清川 望

主人公「き、清川さん・・・。
清川「ごめんなさい。こんな所に、呼び出したりして。
主人公「別に、いいよ。どうしたの?
清川「今日で卒業だから、あなたに、どうしても話しておきたいことがあって・・・。
聞くだけでもいいから・・・。
主人公「うん・・・。聞くよ。
清川「今まで水泳ばかりで、愛だの恋だの言ってる暇もなかったし、
貧弱な男の子ばっかりで私の興味を引く男の子もいなかったから、
今まで気にもしてなかったけど・・・。
いつごろからかな、もう覚えてないけど・・・。
あなたの存在が、気になってきて、練習にも身が入らなくて・・・。
最近では、夜も眠れないくらいに、胸がどきどきして・・・。
私、男っぽいって言われ続けてきても、気にもならなかったけど、
あなたにだけは、そう思われたくない。
だから、あなたの前では、男言葉を話さないように注意してきたつもりだし、行動だって・・・。
これでも駄目なら、水泳も捨てるわ。
髪の毛だって、あなたが望むなら、いくらだって伸ばすわ。
ご、ごめんなさい・・・。勝手なこと言っちゃって・・・。
でも、断られたっていいの。
ただ、こんな気持ちで卒業したくないから、私の気持ちだけ聞いて。
主人公「う、うん。
清川「好きよ・・・。夜も眠れないほど・・・。
主人公「・・・・・・・・・・・・。
清川「そ、そうよね。やっぱり、私なんかじゃ駄目ね。
でも、言ってせいせいしたわ。
ありがとう、聞いてくれて。
主人公「き、清川さん。待って。
清川「引き止めないで。
引き止められたら、期待しちゃうじゃない。
慰めの言葉なんてかけられたら惨めじゃない。
主人公「清川さん。俺も好きだよ。
清川「えっ?今なんて・・・?
主人公「俺も、清川さんの事が好きだって言ったんだよ。
清川「ホ、ホントに?
こんな、水泳しかとりえの無い、私で・・・。
主人公「もちろんだよ。
清川「だ、駄目。もう、涙が止まらない・・・。
お願い。あなたの胸の中で泣かせて。
主人公「いいよ。
清川「嬉しい。最高に幸せ・・・。

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