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>審理の晶谷最奥部にて、ノルン撃破


ノルン:この強さが……あなたがたが進んできた証。過ちを受け止めたあなたがたの覚悟、見せてもらいました。これで私の役目は終わりです。さようなら……。

>ノルンが消え、エトスが戻ってくる。

ディオ:エト……!
クレス:エトくんは無事みたいだね。
ディオ:ああ、うん。……クレスさんたち、こんなところまでついてきてくれて……あんがと。
クレス:いいや……ここまで君たちと一緒に旅が出来てよかったよ。
メル:わたしたちもです……!
ミント:デリス・カーラーンで何があったか……それを知ることも出来ましたし……。
アーチェ:うん……それに君たちがいてくれたから、クレスやミント、クラースもこうして生きてる。
クラース:ど、どういうことだ?
アーチェ:え?あ、気にしない、気にしない。
チェスター:でも……ここで……こんな形でお別れなんてさ……。
クラース:だが、これが、君たちの決意なら否定はしない。
すず:……ディオさん、メルさん……。私、忘れません、あなたたちという友達がいたことを……。
クレス:僕だって、いや、みんなも君たちの友達だ。
ディオ:クレスさん……。

>ディオとメルの姿が明滅し始める。

ロンドリーネ:二人とも……消えかけて……。
ディオ:もうお別れってことみたいだぜ。
メル:ゴメンね、エト……エトを一人置き去りにしていくみたいになって。
エトス:いやだよ……行かないで……ずっと一緒に楽しく……。
ディオ:なんだよ〜、オレらの決断受け止めるって言ったじゃねーか!
エトス:だって……だってさ……。
メル:私も……もっともっと、エトと思い出作りたかったよ。こんなとこで、お別れなんてイヤだよ……。
ディオ:メルまで何言っ……。……なんだよ……決めたんだろ!オレ、らは……。
メル:楽しかったよ、エト。たくさんたくさん……思い出ありがと。
ディオ:……最後の、最後に……ツライ想いさせてゴメンな。オレってやっぱ親不孝もんかも。
エトス:そんなことない……。ディオも、メルも、いい子だったよ……。ぼくの可愛い双子だもん、いい子じゃないはずがないでしょ。でも、これきりだなんて……。
メル:これきりじゃないよ、エト。
ディオ:全然大丈夫だって。また会える。
エトス:何言ってんの……きみたちは……もう……。
メル:ううん……そうだよ、きっと、そう。
ディオ:また、いつか。
メル:どこかで……。

>ディオとメルが消える。

エトス:ディオーっ!!メルーっ!!うっうううう……。
ロンドリーネ:…………。
エトス:いつかっていつだよーっ!ディオォ!メルーっ!どこかでって……どこで……。
クルール:クルクゥル……。

>スタッフロール

>エトスハウスのメルたちの部屋で、エトスが本を読んでいると、扉の向こうから声がする。

弱気な男の子:あぁあ〜、取った!おねえちゃん、取った!
やんちゃな女の子:取ってないっ!これあたしのぉ!
エトス:もう……またやってる。

エトス:ぼく、もうひとりぼっちじゃないよ、ディオ、メル……。

>エトスハウスのリビングにて

弱気な男の子:それ、ボクのぉっ!
やんちゃな女の子:違うのっ!
エトス:ちょっと!仲良くしなさい!
可愛げな男の子:エト!おしっこ!
エトス:一人で行けるでしょ。
食べすぎな女の子:おなかすいたー。
エトス:あーはいはい……。

エトス:ふふっ……ちょっと賑やかすぎるけド。

>そのとき、エトスハウスの戸がノックされる。

エトス:誰、だろ……?はーい……!

>ドアが開き……。

エトス:え……?
訪れた少年:えへへ……こんちは。
訪れた少女:ちょっと。ちゃんと挨拶して。
エトス:……フフフ……。
訪れた少年&少女:へへっ……はじめまして
            フフっ……はじめまして
やんちゃな女の子:誰、誰?
可愛げな男の子:お客さ〜ん?
エトス:ウフフ……。

エトス:……お帰り……ぼくの可愛い双子ちゃん。
ディオ&メル:ただいま、エト。

Sometime Somewhere・・・

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