ドラゴンクエスト[ エンディング(通常)
ラプソーンは消滅した
ヤンガス「や・・・やったぁー!!やったでがす!!やったでがす!!」
ゼシカ「ふう・・・・・・これでやっとボルクとマルクに報告できるわ。あと、サーベルト兄さんにも、ちゃんと報告しなきゃ・・・・・・私、自分の信じた道を進んで、ここまで来たのって・・・・・・」
ククール「・・・・・・やれやれ。我ながら、とんでもないところまでつきあわされたもんだな。」
ヤンガス「これできっと、馬姫さまやおっさんも元の姿に戻れるでがすね!よろこぶ顔が目に浮かぶでげるよ!そういや、おっさんはこんなとき、いっつも急にどこからともなく現れるでがすが・・・・・・さすがのおっさんも、ここまでは来られないようでがす!わはははははは!」
レティス「あなたたちの仲間は私のチカラで故郷の地へと送り届けてあります。ヤンガス、ゼシカ、ククール、そして(主人公名)。あなたたちの強さと何が起きてもあきらめない心。しっかりと、この瞳に刻みつけました。かつての7人の賢者のときもそうでした。あなたたち人間には、いつもおどろかされます。さあ、帰りましょう。あなたたちの仲間が、首を長くして帰りを待っています。」
トロデーン城に着く
レティス「さあ、お行きなさい。大切な仲間のもとへ。」
トロデ王「おおっ、お前たち!!よくぞ戻った!お前たちの勇姿はわしも見ておったぞ!さすがは我が家臣!いや、まったくもって立派じゃった!」
ヤンガス「アッシはおっさんの家臣になった覚えは、ないでがすがね。」
ゼシカ「あ、私もよ。」
ククール「オレもだな。」
トロデ王「・・・・・むむ?わははは!まあ、そんなことはよいではないか!とにかく、みんなえらかったぞ!」
レティスのほうへ向かう
トロデ王「お・・・おお・・・・・・神鳥よ。もう、行ってしまうのか?」
レティス「この世界はもう心配ありません。私は新しい世界へと旅立ちます。」
トロデ王「・・・・・・そうか。そなたにも世話になったのう・・・・・・っと、そうじゃ!大切な話が残っておったわい!わしとミーティアは、いったいいつになったら元の姿に戻れるんじゃろうか!」
レティス「・・・・・・暗黒神の呪いは、もうほとんど消えかかっています。まもなく、自然と元の姿に戻るでしょう。」
トロデ王「おおっ、そうか!!それを聞いて安心したぞ!!では、どこに行くのか知らんが、とにかく気をつけて行かれよ!・・・・・・と、神と呼ばれるそなたの世話を焼くのもおかしなもんじゃがな。」
レティス「私は神ではありません。レティスという名前もあなたたち人間がそう名づけただけのものです。私の生まれた世界では、ちがう名で呼ばれていました。そう、あの世界では確か・・・・・・ラーミアと。それでは行きます。さようなら、勇敢な人間たち。あなたたちに出会えてよかった。」
レティスは去っていった
トロデ王「・・・・・・行ってしもうたか。」
トロデ王の体が光っている
ヤンガス「・・・お・・・おっさんが!おっさんが、光ってるでがす!」
トロデ王「む?ばか者めが。わしならいつだって、ギンギラギンにに光っておるわい。」
ヤンガス「・・・・・・そうじゃねえ!自分の身体を、よく見てみろって!」
トロデ王「・・・・・・む?おお・・・・・・こ・・・これはっ・・・・・・!!」
トロデ王が元の姿に戻った
トロデ王「も・・・戻った・・・・・・?ぬおおおーっ!!戻った!!元の姿に戻ったわい!!」
ヤンガス「なんでえ・・・・・・魔物のときの姿と大して変わらねえじゃねえか。」
トロデ王「な・・・なんじゃとっ!お・・・お前、さてはわしの本当の姿のかっこよさにビビりよったな!?」
火花を飛ばす二人
トロデ王「そ・・・そうじゃっ!アホに構ってる場合ではなかった!ひ・・・姫はっ!?わしのかわいいミーティア・・・・・・」
こっちも元の姿に戻っていた
ミーティア「みんな・・・・・・」
トロデ王「お・・・おお・・・・・・ミーティア・・・ミーティアや・・・・。」
父娘の感動の再会である
トロデ王「よかった!よかった!ついに呪いが解けたんじゃっ!!これでもう、何もかも元通りじゃ!」
ミーティア「お父様・・・・・・」
ゼシカ「ね・・・ねえっ!!あれ見て!!」
そして城も元通りに
トロデ王「おお・・・城が・・・城が、元の姿に・・・・・・」
城の人々も無事だった
トロデ王「たった今よりトロデーン城は復活じゃ!皆の者!宴じゃ!宴の準備じゃ!!」
宴が開かれていた
ヤンガスは肉を食べまくり、ゼシカは子供に魔法を見せていたが、ククールがナンパしてるのを見るとその魔法の矛先をククールに向けた
数ヶ月後
ヤンガス「兄貴ー!」
ヤンガスが呼びに来た
ヤンガス「へへっ、ひさしぶりでがす。最後の戦い以来でがすなぁ。そうそう、聞いたでがすよ。なんでも、近衛隊長になったとか!今の兄貴は光って見えます。そんな兄貴の初仕事を、アッシが手伝えるなんて、弟分として光栄でがす。今回の兄貴の仕事は馬姫さまを・・・・・・あっ、いけね!もう馬じゃねーんだ。ミーティア姫さまを結婚式がおこなわれるサヴェッラ大聖堂まで護衛してゆくんでがすよね。けど意外でがすよ。あんなことがあったのに、まだチャゴス王子との婚約がいきていたとは。そうそう。ここに来る途中、大臣に言づてを頼まれたでがすよ。出発の用意はととのったから、部屋にいるミーティア姫を、兄貴が連れてきてって。そいじゃ、アッシは城の中庭で待ってるでがすよ。」
ククールはナンパしているところだった
ククール「よう、(主人公名)。あれ以来だな。連絡をもらったから、さっそく参上したぜ。姫様の護衛をするんだってな。ヤンガスとはさっきここですれ違ったけど、相変わらずだったなぁ。お前の仕事のつきそいってのは面倒くさいけど、こんな時でもなきゃみんなの顔が見られないものな。ところでお前、この結婚に納得してんのかね。もし、イヤだったらやめちまえばいいのによ。聖堂騎士団を抜けて自由になったオレみたいにさ。」
バニーガール「ねえ、ククールゥ。この人でしょ?(主人公名)さんて。紹介してぇ、紹介してぇ。」
ククール「あとでな。(主人公名)はほら、まだまだ仕事があんだよ。んじゃ、(主人公名)。オレは中庭でヒマをつぶしてる。用がすんだら来てくれ。」
そしてゼシカも
ゼシカ「あっ、(主人公名)!ひさしぶりっ!元気だった?聞くまでもなく元気そうね。(主人公名)ったら、ちっともリーザス村へ遊びに来てくれないんだもん。あの後ね、どこかでひとりで暮らそうと思ったんだけどお母さんが心配で、結局リーザス村へ戻ったの。兄さんの墓のこともあるし・・・・・・それにあそこにいれば、みんなと連絡がとりやすいと思ってね。え?ミーティア姫を連れに来たの?そう。もう出発なのね。それじゃ、私は先に中庭にいってるからね!」
ミーティアの部屋に
ミーティア「ここでこうしてピアノをひくのも、最後になるわね。サザンビークにもピアノがあるのかしら・・・・・・。(主人公名)来てくれたのね。もう、出発の時間かしら?」
はいを選択
ミーティア「あなたに来てくれるように大臣に頼んだのは、出発前にあなたと城を歩きたかったからなの。少し早いけど、(主人公名)にもきちんとお別れを言わなくてはね。今まで尽くしてくれてありがとう。トロデーンで過ごした日々は、ミーティアにとって一生の宝です。サザンビークへ嫁ぐことで、ミーティアも王族としての義務を果たします。だから、あなたも・・・・・・この先もどうか、お父様につかえ、トロデーンのために今までどおり尽くしてください。・・・・・・では、いきましょうか。あまり皆を待たせては、悪いものね。」
ミーティアと城内を回る
トロデーン城を出発しサザンビークへ
大臣「おお!ここがサヴェッラ大聖堂か。王族の結婚式をおこなうのにふさわしい場所ではないか!ご苦労であったな(主人公名)。おぬしの任務はここで終わりだ。あとはこのあたりで宿でもとって、明日トロデーンに戻るがよかろう。」
ミーティア「えっ!?(主人公名)はこのミーティアの式に参列するのではなかったのですか?」
大臣「残念ながら姫さま・・・・・・この者たちの席までは・・・・・・」
チャゴス「これはこれは。はじめまして。サザンビークの王子チャゴスでございます。おおっ!あなたがミーティア姫ですね。なんとも美しい・・・・・・!この一瞬で、ぼくの中にある数々の美女との思い出がすべて色あせてしまった。あなたのような方を我が妻に迎えられて、このチャゴス世界一のしあわせ者です。」
ヤンガス「ひさしぶりでがすな、王子。そんなキザったらしい台詞が言えるなんて、おどろきでがすよ。」
チャゴス「ややっ、お前たちは!王者の儀式のときの旅人ではないか!?ふん。おおかたウワサを聞きつけ、見物にでも来たのだろう。残念だったな。お前たちが来れるのは、ここまでだ。かわいい姫が、ぼくの妻になるその神聖な儀式に、お前たち平民ふぜいを招待するわけにはいかないからな。せめて、お前たちが金持ちか貴族だったら招待してやれたんだがな。ぶわぁーはっはっはっは!」
その夜ククールは机を叩きつけ
ククール「まったく、あの野郎!なーにが平民ふぜいは式には招待できないだ!ムカツクぜ。王者の儀式からだいぶたったが、あの様子じゃあいかわらず性根はくさったままだな。でも明日になれば姫様はあいつと結婚か・・・・・・。なあ、(主人公名)?ホントにいいのか?オレは姫のしあわせを守るのも近衛隊長の仕事だと思うんだがな。」
翌日
ヤンガス「おはようごぜえやす、兄貴。もうじき、ミーティア姫さまの結婚式が始まるでがすよ。せっかくここまで来たんだし、式には出れなくても、せめて近くまで行ってみましょうや。じゃっ、アッシはひとあし先に式場の大聖堂の前へ行ってるでがすよ。」
大聖堂の前
ククール「やっと来たか、(主人公名)。もう結婚式は始まってるようだぜ。あんだけ人が多けりゃよ、どさくさにまぎれて何かやらかしても大丈夫なんじゃねーかな。」
国民A「まったく、すごい人出だね。これじゃ、ちっとも見えやしないよ!」
国民B「どうしたんだ!?結婚式はもうはじまってるのか!?」
国民C「花嫁のミーティアさまってものすごーく美人なんだって!あたしもあやかりたいな〜。」
国民D「わしは新郎新婦よりも、新しい法皇様を見たいですじゃ。しかし、ここじゃ何も見えん!」
国民E「おめでとー!おめでとー!ミーティアさまー、チャゴスさまー。」
国民F「うわ!そんな押さないで!」
ヤンガス「おおっ!兄貴ぃ。来てくれると信じていたでがすよ!さあ、こっちこっち!」
周りを押しのけ最前列に
ヤンガス「はあ、はあ・・・さてとここまで来たら、あとはあのジャマくさい見張りをどうするかでがすが・・・・・・」
見張り「待て!それ以上近付いてはならん!両王家の結婚式がすむまで、おとなしく待っておれ。それともまさかおぬし、この結婚式に招待されたとでもいうのか?」
はいを選択
見張り「このウソつきめ。すでに招待客は全員そろって大聖堂の中にいる。まさかおぬし、腕ずくでも中に入るとでも言うのかな?
はいを選択
見張り「なんだとっ!?」
ヤンガス「オリャー!」
ヤンガスが見張りを倒した
ヤンガス「ここはアッシにまかせて、兄貴は行ってくだせえ!」
チャゴス「ええい!なぜ姫は来ない。ミーティア姫はまだか!」
扉が開くと身なりを整えるが現れたのは主人公だった
チャゴス「なっ!?なんのつもりだ、貴様!ぼくの結婚式を台無しにするつもりか。ええい、くそっ!衛兵!今すぐそいつをつまみ出せ!」
衛兵「諸侯の皆々様がた、失礼いたします!クラビウス王へ、急ぎの報告があり参上いたしました!」
クラビウス王「なんと!それはまことか。」
チャゴス「今度は何だというのです。父上、ぼくにも聞かせてください!」
クラビウス王「は・・・花嫁が・・・ミーティア姫が逃げたそうだ。」
チャゴス「な、なんですと!?なぜだ?いったいどうして!そうか、そうだったのか。わかったぞ!お前だな!お前のしわざなんだな!結婚式をジャマするために姫を逃がしたのはそいつだ。今すぐひっとらえろ!」
大聖堂前まで逃げてきた
ゼシカ「よかった!(主人公名)無事だったのね。」
ヤンガス「あれ!?兄貴。姫さまはどうしたんでげすか?結婚式はどうなったでがす?」
ククール「おーい!大変だ!急いで来てくれ、(主人公名)。下でトロデ王と、ミーティア姫様が兵士どもに囲まれているぞ!」
ヤンガス「いったいどうしたっていうんでげすかい!?とにかく兄貴!急がねえと、ヤバそうでがすよ!」
衛兵「お前たち、そこを動くな!王族の結婚式で、無礼をはたらいてただで帰れると思うなよ!」
ククール「ここはオレたちにまかせろ。(主人公名)は姫様とトロデ王を頼む。」
トロデ王「おお!(主人公名)。いいところに来おったわい。お前なら来てくれると信じていたぞ。今すぐミーティアを連れて、ここから逃げてくれ!やはりチャゴス王子なんぞにかわいいミーティアをやれんわい。もはや国のメンツなぞどうでもいいわい。だからお前は、ミーティアを連れて逃げてくれ」
ミーティア「王家のかわした古い約束にしたがって、おとなしく結婚するのが運命だとあきらめてました。それが王家に生まれたものの定めなのだと、ミーティアはそう思っていました。でも・・・・・・・いやなものはいやです!あんな王子と結婚するぐらいならお馬さんのままのほうがよかったぐらい!やっぱり自分の気持ちはだませませんわっ!さあ(主人公名)!この手を取って一緒に逃げて!ミーティアをここから連れ出して!」
はいを選択
そして外の衛兵は全滅していた
チャゴス「おめおめと取り逃がしたのか!ええい、この役立たずどもがっ!たった数人を相手に、なんだこのザマは!聖堂騎士団はデクの棒の集まりか!」
クラビウス王「ならば今すぐ追いかけて、自分の手で花嫁を取り戻してこい。」
チャゴス「そっ、それはちょっと・・・・・・ぼくひとりではムリですよ。」
クラビウス王「お前はいつもそうだな。王子という身分に甘え、金や権力ですべてを解決しようとする。」
チャゴス「で、でも王者の儀式では、あんなに大きなアルゴンハートをじ、自分のちからで・・・・・。」
クラビウス王「言い訳無用!わしは知っているのだぞ!」
不正がばれていた
馬車の手綱を持っていたのはトロデ王だった
ミーティア「お父様!いつの間に!?」
ヤンガス、ゼシカ、ククールも主人公達を見送る
(スタッフロール)
トロデーン城に戻ってくる
トロデ王「思えば、長い旅路であったな。いろいろあったが、まあこれでよかったのじゃろう。大切なのは古い約束よりも、今こうして生きていることじゃ。ミーティアの相手はミーティア自身で見つけるがよい。わしはいつまでも待っているぞ。しかし、結婚式を逃げ出すような姫を、今後もらってくれるような男があらわれるかどうか・・・・・・。」
ミーティア「お父様、そんなことよりほら!」
トロデーン城の人々が迎えてくれた
THE END