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ダークハーフ・エンディング

 世界の運命を決める日である7日目。ついにルキュとファルコの最後の戦いが始まる。
 片や魔王と人々に呼ばれているが、この世界に最初に生み出された人間ローダによるとこの世界の「造り主」にして、人々の心を映し出す鏡だというルキュ。
 片や不思議な鏡を手に甦り、自分の運命もわからぬままに奔走するがその心の中にある光が「最後の希望」だと言われるファルコ。

ルキュ「おまえが、おまえがファルコか。われは、今日この日すべてを終りにする。おまえがつかんだ光われに示すのだ。来い、ファルコ」

 そしてあなたはルキュ、ファルコのどちらかで戦うのかを選択することになる。

(ルキュ・エンディング1(希望の光50以上))
 長き戦いの果てにファルコを倒すルキュ。

ファルコは力尽きた

 ファルコの屍は骨になるが、そこから希望の光が溢れ出してくる。

(暗転)
ルキュ「弱い生き物だ。しかし、あれほどの光を示せるならばもう一度……
やり直してみるか…?」

ルキュは
天と地にある
生命すべてを消し去り
そして
自身を虚空の中に沈めた

闇の中で
ルキュは同じ夢を
くりかえし見る

同じ夢をくりかえし見る

それは
ルキュがはじめて
人間をつくった頃
あの頃の

ローダがこちらを見ている

こちらを見て
ほほえんでいる

(ルキュ・エンディング2(希望の光50以下))
 長き戦いの果てにファルコを倒すルキュ。

ファルコは力尽きた

 ファルコの屍は骨になるが、そこから希望の光はわずかしか現れなかった。

ルキュ「ローダ、おまえの言う光とはこのことなのか?この男の持つ光はあまりに小さく、弱い」
(暗転)
ルキュ「あやまちだったのだ。人間をつくったこと、それがあやまちだったのだ」

ルキュは
腕輪の力をもちいて
世界を
水に沈めた

やがてルキュは
その水の中に
用心深く
新しい命を送り込んだ

新しい命は
すこやかに育ち
群れをふやしていく

その姿を見て
かつて
人間という
生き物がいたことを

そして
人間の抱いた光を

ルキュは思い出している

(ファルコ・エンディング2(希望の光99以下))
 長き戦いの果て、ついにルキュを倒したファルコ。

ルキュ「ファルコ、よくぞわれを打ち破った。さあ、腕輪を取れ」

 ファルコは腕輪を受け取った

ルキュ「ファルコよ、いかにわれが世界をつくり、命をつくり出そうと、そこに願う声がなければ、呼ぶ声がなければわれは虚ろなのだ。頼むぞ、ファルコ」

かくして ファルコは
千年の間
ルキュから 腕輪と世界を
預ることとなった

ファルコが その後
いかにして世界を統べ
闇を払ったか

それは…

(ファルコ・エンディング1(希望の光99以上))
 長き戦いの果て、ついにルキュを倒したファルコ。

ルキュ「ファルコ、よくぞわれを打ち破った。おまえの光、しかと見せてもらったぞ。さあ、腕輪を取れ。そして使ってみろ。腕輪に宿る力を開放するのだ」

ファルコは腕輪を受け取った

腕輪を使いますか?

 (「はい」と選択する。「いいえ」と答えても延々ループする)

 すると、ルキュの姿が変化する。
 人々に「魔王」と呼ばれ恐れられた禍々しい姿ではなく、白い翼の生えた天使のような姿に…

ルキュ「かつて、われはこの腕輪と共に、この虚空へ至った。われは罪人として、ここに流されたのだ。何者がわれを裁き、いかなる罪でこの地に送り込んだのか、その訳は分からぬのだ。分かっているのは、われが罪人であることのみ」
ルキュ「腕輪に触れた時、われが生まれし世界がかいま見えた。そのことは、われの救いであった。そしてこの虚無から世界をつくり上げた。途方もない時間が必要だった。世界をつくり、そして人間をつくったのだ」

おまえの手によって
すべての人間が
光をいだく時がきたれば

はじめて われは
おまえたちと共に
生きることができる

その時
世界は生まれ変わる

頼んだぞ

ファルコ

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