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チョコボレーシング〜幻界へのロード〜のエンディング

幻界で、チョコボたちは幻獣王バハムートとのレースに勝った。
バハムート「見事だ。この私に打ち勝つとは・・・。」
幻獣王バハムートは、語り始める。
バハムート「クリスタルが、なぜ8つのかけらにわけられたか・・・
      おまえ達は知っているか?」
首をかしげるチョコボとゴブリン。
しかし、白魔道士は答える。
白魔道士「偉大なる魔道士ミン・ウ様が争いの元になるからと・・・。」
バハムート「そう、人間達はクリスタルをめぐり、争いつづけてきた・・・。
      クリスタルを手に入れてこの幻界への扉を開き・・・
      この世界の住人、我々幻獣の力を争いに利用すべく・・・。」

モーグリ「ったく・・・ これだから人間てヤツは・・・。」
ゴブリン「よく言うぜ、おまえが・・・。」

バハムート「私は 人間達の行く末をあんじていた大魔道士ミン・ウとともに・・・
      クリスタルを8つのかけらにし 世界に散らした・・・。
      8つのかけらをあつめても、持ち主達が、あらそっていれば・・・
      クリスタルは復活しないようにして・・・。
      念のため、一つはベヒーモスが守っていたのだがな・・・。
      アルテマの魔石も、その時、人間界から ここ、幻界へ封印されたのだ・・・。
      人間達は、その力を使い、ほかの命をおびやかしていたからな・・・。」
白魔道士「そうだったんですか・・・。
     幻獣王様が、あのミン・ウ様と・・・。」

バハムート「だが、私は、お前達を見ておどろいた・・・。」

バハムート「チョコボ・・・。
      モーグリ・・・。
      ゴーレム・・・。
      ゴブリン・・・。
      そして人間・・・。」

バハムート「クリスタルをめぐって あらそいいがみあいつづけていた種族達・・・。
      そのお前達が、クリスタルのかけらを持ちより、旅をしてきた・・・。
      この幻界への扉が閉ざされていた長い間に・・・
      世界は変わっていたようだな・・・。
      これからは 扉を閉ざさずに見守らせてもらおう・・・。
      お前達の世界の行く末を・・・。」

そこで、モーグリが尋ねる。
モーグリ「じゃ、クリスタルは・・・。」
バハムートは答える。
バハムート「もはや、必要ないだろう。
      これからは この幻界もお前達の世界とともにあるのだから・・・。」
そう言って、バハムートは、チョコボたちの前から姿を消した。

モーグリ「そ、そんな・・・!ボ、ボクは、何のために今まで・・・」
白魔道士「いいじゃない。
     幻獣王様に認められたのよ、私達!」
チョコボ「クエッ!!」
ゴブリン「しょーがねぇ。帰るとすっか・・・。」

白魔道士「見ていてください。人間だけでなく・・・
     私達みんなでつくる世界を。」
チョコボ「クエッ!!」


シド「こうして、チョコボ達は旅を終えて帰ってきおった・・・。
   旅で出会った連中は もちろん 人間達とも、仲良くやっておるよ。
   おやおや?
   一人だけ、あきらめがつかないヤツがおるようじゃが・・・。」

道端でクリスタルを手に入れられなかったモーグリが 一人 怒っていた。
モーグリ「ボ、ボクは、こんなことのため 旅をしてきたんじゃないぞ!
     クリスタル!クリスタルを手に入れて おおもうけしようと思ってたのに!」
黒魔道士が静かに飛んでくる。
黒魔道士「・・・くどいヤツ・・・。」
モーグリ「おまえは、だまってろーッ!」
逃げ出す黒魔道士。


シド「やれやれ・・・。
   まあ、ワシの話はここまでじゃ。
   また機会があったら、チョコボ達の話をしよう。
   ワシはこれから、新型飛空挺のテスト飛行に出発するんじゃ。
   もしかしたら キミの町にも立ち寄るかも知れんぞ。
   空にワシの飛空挺を見つけたら 手を振って知らせておくれ。
   チョコボもモーグリ達も、一緒にいくからの。
   それまでは、しばしのおわかれじゃ。
   元気での!」

END

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