戻る TOPへ

ゼルダの伝説〜ムジュラの仮面〜のエンディング

月の内部にて、邪悪な力を吸い取り鬼神と化したリンクは、ムジュラの魔人を倒した。
徐々に滅んでいく、ムジュラの魔人。
それと同時に、月は消え、虹となった。
喜ぶクロックタウンの住民と4人の巨人。

そして・・・
新しい日の朝

チャット「あっ 気が付いた。」
リンクは愛馬エポナの鳴き声で目を覚ます。
リンクはタルミナ平原で気を失っていたのだ。
体を起したリンクはスタルキッドがいることに気づく。

スタルキッドは、4人の巨人と向きあう。
スタルキッド「お前達・・・オイラのこと 忘れてなかったのか・・・」
巨人は小さくうなづいた。
スタルキッド「まだ 友達だとおもっていてくれたのか・・・」
泣き出しそうなスタルキッドを無言で慰めるチャットとトレイル。

誓いの号令のメロディーを歌いながらそれぞれの地に帰っていく4人の巨人。

スタルキッド「お前がたすけてくれたのか・・・?」
スタルキッドもリンクに気づく。

スタルキッド「アイツら オイラを 相手にしてくれないと おもっていた・・・
       だけど・・・ オイラのこと 忘れていなかった。
       友達って いいよな ・・・・ヘヘッ」

スタルキッド「お前も友達になってくれるか?」
スタルキッドはリンクに近づく。
そして、スタルキッドはリンクのにおいを嗅ぎだす。驚くリンク。
スタルキッド「ウヒヒッ・・・オマエ 森でオイラに唄を
       教えてくれた妖精の子と同じニオイがする。」
スタルキッド「じゃあ じゃあ 何して 遊ぶ!」

お面屋「おお やはり 仮面から 邪気が無くなっている。」
いつのまにかすぐ近くで、お面屋がムジュラの仮面を手にとっていた。
つい隠れてしまうトレイル。
そしてお面屋は、リンクの方を向いて、
お面屋「たしかに うけとりましたよ。
    さて わたしは 旅の途中ですので これで・・・」
リンクとスタルキッドの間を歩いて去っていくお面屋。
お面屋「アナタも そろそろ お帰りになられたほうが よろしいのでは・・・?」
こちらを振り返るお面屋。
お面屋「出会いがあれば 必ず 別れは 訪れるもの。
    ですが、その別れは永遠ではないはず・・・
    別れが 永遠になるか 一時になるか・・・それはアナタしだい。
    では、失礼します。」
また、歩き出すお面屋。しかし、何かに気づいたかの様にリンクのほうを再び振り向いた。
お面屋「おや、アナタ。 ずいぶん たくさんの人を 幸せにしてあげましたね。
    アナタの持っている お面には 幸せがいっぱい詰まっている
    これは 実に いい 幸せだ。」
そういって去っていくお面屋。

チャット「おたがい 目標は達成したんだし アンタとはここでお別れね!
     まあまあ、楽しかったわよ。
     さぁ もうすぐ カーニバルがはじまる時間よ。
     さっさと行ったら?」
最後まで強気なチャット。
リンクはうなづく。
エポナに乗り、鞭をうつリンク。馬は走り出す。
チャット「リンク!」
チャットはリンクが遠くへ行ったあと、呼びかけた。
チャットは体を震わしながら、小声で「ありがとう」と言った。


花火と共にカーニバルが始まる。
その時には多くの人々が幸せになっていた。
その幸せに見えるものは、
自由への喜び、後継者が見つかった喜び、感謝の気持ち、動物への愛情、
心の奥の純粋、親子愛、あふれんばかりの二人の愛、であった。


リンクはまた森をエポナと歩いている。
何かを見つけて、走り出すリンク。
ある落書きを見つけたのだ。
それは、少年が二人、多くの人々から歓声を浴びている様子が描かれていた。
リンクの脳裏には懐かしいメロディーがよぎった。

The End



inserted by FC2 system