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翌日――
 
きら「くっくっく……。自由だ。私は自由だ! はーっはっはっはっは! ついに自由になったぞ!
    とにかく、これから世界制服計画を実行できるわけだが……。計画を練り直す必要があることは認める。
   実行から365日で終了という期限は絶対に守らなければ面白くない。時間をかければバカでもできるからな。
   それに、自宅とは別の秘密基地が必要だ。候補はいくらかあるが……機材をそろえる時間も必要だから急ぐか。
   よしよし……いい感じじゃないか。今日はノートにペンが進むぞ。今度こそ完璧な計画を立案するぞ!」
 
美鳳「きら、ようやく無罪放免ですね。おめでとうございます」
 
博士「ちょっと、きら。貴女、まだ世界制服とか企んでるの? 一度、中国の私の研究所まで来なさい。
    私が付きっきりで、儒教の何たるかを細胞レベルで理解できるまで漬け込んであげるわよ」
 
きら「余計なお世話だ、バカ。貴様らには1ヶ月前に裏切られたからな。次の計画では貴様らを障害と判断するぞ」
 
キャサリン「おーい。きらー。アホの代名詞、大道寺きらはどこやー?」
 
きら「……この不愉快な声は、キャシー! 貴様、まだ日本にいたのか!」
 
キャサリン「おー、おったおった♪ いやな、ウチな、せっかく日本に来てん。せやのに、何も結果を出してへん。
      こらあかんわー思ってな。きら、勝負や! ステゴロタイマンや! まー、ウチが怖いんやったらしゃーないな」
 
きら「いいだろう。場所を変えるぞ。新たな世界制服の第一歩は、キャシー、貴様をブチのめすことに決定だ!」
 
きら「とぉりゃー! くらえ、キャシー!」
 
キャサリン「おっしゃー! きらー! 歯ぁくいしばりやー!」
 
美鳳「博士、どうしましょう? 仲裁すべきでしょうか?」
 
博士「ま、ほっとけばいいでしょう。素手でじゃれあってるだけなら、、周囲に被害もでないし」
 
キャサリン「おわー! 何すんねん! 殺す気か、ぼけー! あほんだらー!」
 
きら「くたばれ、キャシー! 私の新・世界制服計画のために! うおりゃああああぁぁ〜〜〜〜〜ッ!!」


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