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スペースコロニーARKの究極兵器、エクリプスキャノンに寄生した究極生命体のプロトタイプ、
バイオリザードの最終形態、ファイナルハザードを倒したスーパー化したソニック&シャドウ。
しかしプロトタイプを倒したとしても、コロニーの墜落はまだ止まっていなかった。
そのためソニックとシャドウはお互い力を合わせながら、真っ直ぐコロニーへ飛んで行った。

ソニック「これ以上行かせるか!!」

マリア(お願い、シャドウ。)
するとシャドウの頭の中からマリアの声が聞こえる・・・。
シャドウ「マリア!」
マリア(・・・みんなの願いを、叶えてあげて!!)
その言葉を聞き取れたシャドウは、ソニックと供に後もう少しで地上へ衝突するコロニーへ辿り着く。

ソニック「今だ! シャドウ!!」
彼がシャドウに合図すると、二人は手から一つエネルギーの塊を引き出す。
ソニック・シャドウ「カオス!! コントロールッ!!」
二人はそのエネルギーをコロニーにぶつけると、コロニーは巨大なエネルギーに包まれ、一瞬に消えた。

シャドウ「マリア・・・これでいいんだろ?」
力尽きた彼が心の中からそう言い残し、そのまま地上の大気圏へ落ち、姿を消す・・・。

その後、スペースコロニーARKの墜落は阻止され、無事宇宙に戻った。
その映像は世界中に放映され、各国の人々は大喜びに騒いだ。

一方ARKの研究室では、元の姿に戻ったソニックは無事帰って来た。
彼の帰りを待っていたテイルス、ナックルズ、エミー、ルージュ、そしてDr.エッグマンは彼に振り向く。

ルージュ「シャドウは?」
彼女がソニックに問い掛けると、ソニックは無言のまま頭を振った。
するとソニックは彼女にある物を手渡す。
それは恐らく、シャドウのグローブについていたリミッターである。
彼がそれをルージュに手渡した後、そのまま窓の方へ歩いて行った。

ルージュ「ねえ? 彼は本当に・・・ジェラルドが作った復讐の道具・・・だったのかしら?」
ソニック「ヤツはヤツさ。 命をかけてあの星を護ったハリネズミ・・・シャドウ・ザ・ヘッジホッグさ・・・。」
ルージュ「そうね・・・。」

その間、Dr.エッグマンとテイルスは珍しくも一緒に窓の外を眺めていた。
エッグマン「幼いワシにとって、ジイさんはまさにヒーローじゃった。 子供心にいつかはジイさんのような
       科学者になる事を夢見たもんじゃ・・・。 じゃが・・・ジイさんは本気でワシらを滅ぼしたかったんじゃろうか?」
テイルス「さあね・・・ただ言える事は、僕たちはやった!って事だよ!」
エッグマン「・・・そうじゃな・・・。」

その間、ルージュは窓の外を眺めていて、ナックルズは彼女の所へ歩いて行く。
ナックルズ「どうすんだ、お前? まだエメラルド追いかけ回すつもりか?」
ルージュ「やめとく! なんか、苦労の割に儲けなさそうだし。 ・・・それに、今回は宝石よりも良い物が
      手に入ったから・・・それでチャラにしとくわ!」
ナックルズ「なるほど・・・。」

その間、ソニックは一人で窓の外を見ていた。
ソニック「作られた・・・究極生命体か・・・。」
彼が小声でそう呟いた後、後ろからエミーが駆け付けた。
エミー「どうしたの、ソニック?」
彼女がソニックにそう問い掛けると、ソニックは彼女に振り向き、頭を振った。

ソニック「いやあ、なんでもない! さあ帰ろう! オレとおんなじ青くて丸い・・・あの星へ!!」
彼がそう言った後、全員研究室から出た。
だがソニックは途中で立ち止まり、一度だけ振り向いた。

ソニック「Adios...Shadow the Hedgehog...」
彼がそう言い残した後、そのまま歩き去った。
そしてそのまま何もなかったかのように宇宙へ浮かび続けるスペースコロニーARKは、青く輝く星の上を回り続けた・・・。




A new day brings new adventure.

But for now...

Rest easy heroes.




ED画面では、赤く輝く星からシャドウの最後の姿が映り出していた・・・。

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