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Shogun Total War のエンディング

(広大な草原にのせてエピローグが語られ、まずは大規模な戦の絵が映される)

最後の勝利をもって、我ら一族の権勢は確固たるものとなり
二度と脅かされる事は無くなった。
我らが無敵の軍勢の前に、日本が一人の大名によって統一されたのだ。


(幕府の頂点に立った将軍の絵が映される)

我が御当主様は、先祖伝来の財産を後ろ盾に、征夷大将軍を名乗られた。
かくして我が幕府は、日本の行く末を定め、我が一族の不滅を約束するものである。


(城砦に攻め込む敵軍の絵が映される)

新将軍に刃向かう愚か者が兵を挙げる事もあった。
しかし、先の戦と同じく、我らを脅かす事が無かったばかりか、
我らの軍勢が今も敵を圧倒出来る事を世に知らしめた。


(江戸城と城下町が映される)

諸国の富は、全て将軍の下へ献上され、各地には堅固な城が築かれた。
『江戸城』 — 将軍の築いた城のうちで最大を誇るものである。
そこから将軍は、遥か遠く離れた土地にまで権勢を揮った。


(参勤交代の絵が映され、江戸城の広場に多くの大名が集結する)

諸国の大名たちが将軍の前にひれ伏すため、江戸に集まってきた。
全ての兵が、今や将軍一人の命令に従う。
例え将軍を倒したいという野望に駆られても、皆決して外に漏らす事は無かった。


(町の絵と、書道や絵画が映される)

民の暮らし全てが、将軍の意のままとなった。
将軍は、武士に武芸だけでなく書画にも修練を積むよう奨励した。
そして帝は、日に日にその権勢を失っていくのである。


(町で暮らす人々の絵が映される)

社会の秩序は、厳しい階級制の上に成り立っていた。農民は、武士の刀の前に己の義務を思い知り、
作物を育て 作り、血を流し、年貢を納める事に従事しなければならなかった。


(長崎の出島から帰国する舶来人たちや、大量処刑されているキリシタンが映される)

再び、日本は日本人だけのものとなった。
もはや外国人の奇妙な迷信や、彼ら北洋物の武器を必要とはしなくなったのだ。


(地方の人々の暮らしの絵が映される)

日本は確かな手に委ねられ、戦国時代のように野心溢れる大名たちによって引き裂かれることは無くなった。
統一によって日本は栄え、将軍の嫡男たちは受け継いだ権力によって、圧倒的な支配を続けたのであった。


(舞台は現代へ。首都東京・丸の内の中央と思しき場所には、天下統一を果たした武将の銅像が飾られた)

そして 今日(こんにち) この日まで、将軍の記憶は栄光に包まれ、彼の勇気と叡智は 伝説となったのである。

〜完〜

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