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【シャイニング・フォース −黒き竜の復活− エンディング(通常エンド)】


(※ダークドラゴン撃破後――)

ダークドラゴン「グォォォォォォォォォォォ!

        こ この私が……

        完全なる悪意……

        完全なる破壊……

        闇の意思が……
        物質化した この私が……

        滅ぶ事はない……

        傷ついた この身体を癒し
        すぐにまた 地上へ……」

(※ダークドラゴンが再生する)

ノーバ「むむ ヤツは不死身か!
    倒しても またすぐに
    復活してくるというのか!」

マックス「……!」

ノーバ「おお そうでした!

    マックス殿!
    今こそ『カオスブレイカー』を!

    全ての力を込め
    『カオスブレイカー』を
    ふたたび ダークドラゴンに!」

マックス「……!」

(※マックス、ダークドラゴンに駆けよると、中央の頭目掛けて『カオスブレイカー』を突き刺す。
  同時にそこから一筋の光が放たれ――そして、城が揺れ出す)

ノーバ「マックス殿!
    古の城が 沈もうとしています!
    早く! 早く脱出を!」

(※城の揺れが大きくなる)

マックス「……!」

ノーバ「どうされたのです!
    ま まさか……

    『カオスブレイカー』が
    その手から
    離れないというのですか?」

(※城の揺れが、更に大きくなる)

ノーバ「どうしたらいいのだ……
    せっかく ダークドラゴンを
    封印したというのに……

    このまま 全滅するというのか……」

マックス「…………

     だ……大丈夫だよ ノーバ
     心配するな」

ノーバ「……マックス殿
    ……声が」

(※ここで、マックスが顔を上げる。そして――)

マックス「…………リターン!」

(※画面、ホワイトアウト)

=====================

(※ルーンファウストの岬――そこには、ノーバと4人の仲間の姿がある)

《★ここで登場する仲間は撃破数など、いくつかの条件によって変化します。
  私の場合は、アーネスト・バリュウ・ドミンゴ・ナーシャでした》


アーネスト「今のはリターンの魔法か
      何とか 命びろいしたようだな
      ……ん? マックスは?」

ドミンゴ「……ドミンゴー!
     ……ドミンゴ」

ノーバ「……もしや
    黒き竜の最後の力では……

    すさまじい邪念が
    マックス殿も
    道連れにしたのでは……」

ドミンゴ「……ドミンゴ!!」

アーネスト「俺は信じないぞ!

      誰か なんとか言ってくれ!
      マックスは
      生きていると!」

(※この後――視点が移動し、空に浮かぶ古の城を映すが、
  城はそのまま海へと沈んでいく)

ナーシャ「古の城が 沈んだ……
     もう なにも見えない……」

バリュウ「……大丈夫だよ
     マックスは
     きっと 生きてるよ!」

ノーバ「……帰りましょう
    黒き竜は ふたたび封印されました
    戦いは……

    戦いは 終わったのです」

(※アーネスト、数歩歩いて、立ち止まる)

アーネスト「…………

      我が愛しい故郷を バルバザークに
      滅ぼされた日から
      俺は 復讐だけの鬼となった

      そして 長い旅の末
      俺は バルバザークを追い詰めた

      おまえたちの力を借りて
      バルバザークを倒すことができた

      だが それと同時に
      俺の心に ぽっかりと穴が空いた

      バルバザークを倒せたことは
      もちろん 嬉しかった
      しかし……むなしくもあった

      復讐は なにも生まない
      それを知ったのだ

      ……そして

      俺が見つけた 新しい使命は
      おまえたちと ともに
      黒き竜を封印すること……

      新しい使命は
      俺に 希望を与えてくれた

      これまでは 死んだ者たちのために
      戦ってきた

      だが 黒き竜封印の戦いは
      未来のための 戦いだった
      生きている者のための 戦いだった

      意味のある戦い……
      それを この俺に与えてくれた
      勇気ある男の名を……

      俺は絶対に 忘れない」

(※アーネスト、一歩踏み出して、岬の先端に立つ)

アーネスト「…………マックス!」

(※ここで、画面が徐々に真っ白になる。
  完全に真っ白になったあと、以下のメッセージが続く)


女の子『……こうして 神々の遺産
    恐るべき 黒き竜は
    無事に 封印されたのだ

    世界を破滅から救った
    シャイニング・フォースの英雄たちは
    それぞれの暮らしに 戻っていった』

(※この後、塀に腰掛けて本を読んでいる女の子の姿が映し出される)

女の子『ガーディアナでは
    アンリが女王となった

    そして メイやロウたちが
    国を再建するため 大いに働いた

    ルーンファウストも ナーシャが
    父の後を継ぎ ふたたび
    平和な国に 生まれ変わった

    ほかの者たちも
    ある者は 自分の国に帰り
    また 新天地を求め 旅に出た

    やがて 時が流れ……

    シャイニング・フォースと呼ばれた
    強く正しい心を 持つ者たちの物語は
    人々の間で ひとつの伝説となった

    しかし……
    その後の マックスの消息を
    知る者は いない……

    封印された黒き竜
    そして 古の城とともに
    海に消えたと伝えられている』

(※女の子、プレイヤーの方を振り向く)

女の子「……お話
    最後まで 読んでくれて
    どうも ありがとう

    ……おじいちゃん
    まだ 帰ってこないねぇ

    あれ 今日はもう帰るの?
    そうなんだ……

    それじゃあ さようなら
    また 遊びに来てくれたら
    嬉しいな」

(※女の子、再び本を読み始める。
  この後、本の表紙がアップになる演出があり、それには『黒き竜の復活』と書かれている――)


(※スタッフロールへ)

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(※スタッフロール終了後――
  クワを背負ったおじいさんが、アダムに話し掛ける)

おじいさん「これは……
      旅のお方かね?

      こんな田舎に よういらした
      どこかの国の騎士なのかな?
      珍しい鎧を 着ておられる」

アダム「いいえ
    これは 私の身体です」

おじいさん「……?
      変わったお人じゃのう
      ところで どこに行きなさるね?」

アダム「……どこに?
    いえ 目的地は指定されていません

    マスターから 私に与えられたのは
    『気まま旅』というプロジェクトです

    けれど そろそろ
    どこかに 腰を落ち着けてもいいか
    マスターは そう言っています」

おじいさん「ほぅ そうか
      だったら どうじゃろ?
     
      この村は 戦争のせいで
      男手が足りなくて 困っとるんじゃ

      畑仕事を 手伝ってもらえないかね?」

(※画面が右方向にスクロールし、プレイヤーに背を向けている青年の姿を映し出す)

……「いいかもしれないな アダム
   ここで しばらくお世話になるか」

おじいさん「そりゃよかった!
      村のみんなも きっと大喜びするぞ

      そうそう
      で あんたの名前はなんというんだ?

      なんと呼べば いいんじゃろ?」

(※青年、プレイヤーの方を振り向く)

……「僕ですか?
   僕の名前は……」

(※この後、画面中央に羽根ペンで『fin』の文字が刻まれて、終了)

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