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数日後――
冴姫「舞織、旅行に行くのって、確か……明日からだったかしら？ 事故には気をつけてね」
舞織「はい、ありがとうございます。冴姫さん、土日の１泊２日ですから、大したものではありませんけど……」
神依「目的は温泉地であったか？ 家族でゆるりとしてくればよい。有事の際は我らが片付けておく」
このは「左様でございまするー。神依さまとこのはに任せて、春日どのはご姉妹とゆるゆるされたしー」
舞織「千年守様、このはさん、お心遣い、感謝いたします」
リリカ「マオリーっ！ おみやげ、ヨ・ロ・シ・ク♪」
頼子「リリカ、そんな、温泉まんじゅうが食べたいとか催促しちゃダメだよ」
舞織「……はい、承りました。お土産は、温泉まんじゅうを買って参ります」
はぁと「ん〜。夏休みになったらみんなで旅行とか行きたいね！」
舞織「ええ、その折は是非、誘ってください。……それでは、また月曜日に」
小糸「わーい、明日は温泉だぞー♪」
小唄「楽しみだねー。早く明日にならないかなー？」
舞織「こら、ふたりとも。ちゃんとお掃除なさい。浮かれて手を抜いたりすると、お姉ちゃん、明日の旅行取り止めるわよ」
小糸・小唄「ぶーぶー。やだやだー。ちゃんとするからー」
鼓音「舞織、ふたりをおどかすのもほどほどにな……………………あ、あなたは。先日はどうも」
エルザ「いや、こちらこそ先日は失礼しました。……帰国前にご挨拶をと思って勝手に伺わせてもらいました」
鼓音「そうですか。わざわざありがとうございます。舞織を呼んで参りましょう」
エルザ「あ、いえ、今は結構です。時間もありませんし……次に会える時を、楽しみにすることにします」
小糸・小唄「おねえちゃん、楽しみだねー♪ いっぱい遊ぼうねー♪」
舞織「ええ、明日はいっぱい遊びましょうね。――って、小糸、小唄！ 遊んでないでちゃんとお掃除なさい！」
