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数日後――
 
はぁと「あ、りぜっちだー♪ 次元の歪みって言うのがなくなったのって、りぜっちのおかげだよね?」
リーゼロッテ「別に。仕事だし。私以外にも色々やってる人もいたし。
       それに、条件のいい仕事だった。これからは日本に来るのも楽になる。入国審査でつかまらなくなるから」
はぁと「そ、そーなんだ……
     でも、とにかく、お礼は言わせてよ。ありがとう、りぜっち♪」
リーゼロッテ「……………………気にしないで」
はぁと「えへへ♪ 照れてる照れてる♪」
リーゼロッテ「……………………照れてない」
はぁと「ね、りぜっち、いつドイツに帰るの?」
リーゼロッテ「今日とか明日とか。気が向いたら」
はぁと「じゃあ、今日、学校がお昼で終わるから、ウチのお店に来てよ。私の愛情特盛りパフェをご馳走するよ!」
リーゼロッテ「わかった。行く。絶対行く。」
 
はぁと「りぜっち、おまたせー♪ りぜっちのためにね、愛情たっぷり込めて作ったよ♪」
リーゼロッテ「わーい」
ドロシー「あーあ。せっかく日本まで来たのに……結局リーゼロッテを見失ってしまうし…… そろそろアメリカに帰らなきゃ――あーっ!
      リーゼロッテ・アッヒェンバッハ! こんなところに!ウチの家宝の赤い宝石を返せ!」
はぁと「どうかな? おいしい?」
リーゼロッテ「うん、おいしい」
ドロシー「え? 無視? 無視なの? ――そっか、聞こえてないのかな? おーい! ウチの家宝を返してよー!」
リーゼロッテ「愛乃はぁと。おかわり、よろしく」
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