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三国志大戦DS(三国英傑伝)・エンディング
*なお、(カッコ内)にあるのは判り辛い用語の初心者向けの注釈。ゲーム内のテキストにはないが知識の足しにでもどうぞ。

<魏伝・エピローグ>
魏は世代を変え、新しい天子を迎えた。
だが、覇業を成した祖父、その後を継いだ父に似ず新帝は民を疲弊させ、その諌めを聞かず……
司馬懿「やれやれ、諸葛亮さえ生きておれば…敵ながらそう思うわ。ワシも政治のことにまで気を配る必要などなかったろうに…諸葛亮よ……お前ともう一度五分の条件で戦ってみたかったぞ……」
権謀術数の人である司馬懿の言葉がある。
司馬懿「戦には五つの要点がある。戦意があるときに闘い、戦えなければ守り、守れなければ逃げる。後は降るか、そして死ぬかである。」
その言葉どおりに戦い、そしてその生涯を終えた司馬懿。後に魏は、その司馬懿の孫によって滅ぼされていく……

<蜀伝・諸葛亮、仲達(司馬懿の字)を走らす>
司馬懿「死んだ!諸葛亮は死んだぞ!この機会に蜀軍を討て!」
一般兵「はっ!」
司馬懿「追え!逃がすな!!」
 その時、諸葛亮の姿が見える。
司馬懿「こ、孔明!生きておったか!退けっ!これは孔明の罠だ!退かねば全滅するぞ!」
諸葛亮が姜維にさずけた最後の策…それは自分の人形を影武者とし司馬懿をたばかる策だった。
蜀の兵の撤退後、諸葛亮の理にかなった見事な陣の跡を見た司馬懿はこう漏らしたという。
司馬懿「諸葛亮こそは天下の奇才なり……諸葛亮よ……お前ともう一度五分の条件で戦ってみたかったぞ……」
この後、蜀は衰退し三国の中で最も早く滅亡へと至る。
だが、義のために立ち上がり戦い、死んでいった漢たちの物語は後世まで永く、永く語り継がれていった。

<呉伝・エピローグ>
呉では様々な瑞祥が起こり孫権を帝位に押し上げる機運が高まった。
孫権「これでようやく、父上の夢が叶ったな。兄上も喜んでくれるはず。だが、呉の版図はまだまだ広がるぞ。しょせん、魏も蜀も曹操と劉備がただ独りで覇をとなえた国に過ぎぬ。だが、わが呉は三代にわたる大望が築き上げた国。そしてこれからも孫呉の志は受け継がれていくのだ!」
曹操に、息子を持つなら孫仲謀(仲謀は孫権の字)とまでいわしめた呉の皇帝はこう評される。
身を屈して、恥を忍び、計を重んじ、勾践(春秋時代の越の王。「臥薪嘗胆」の故事で知られる)の奇英あり。人に勝れしものなり。
魏と蜀を相手に時には結び、時には戦い…剛柔あわせ持つその度量は長江にも比すべきであろう。

<他伝・エピローグ>
董卓「ワシを覇者として扱えばこのようなことにはならなかったろうがな。」
呂布「いいや、正しいのはこの俺よ。強さこそが正しいのだ。」
袁紹「強さが正しさではない。正しさとは血の中にこそあるものよ。」
劉備「だが、血だけではいけない。暖かい血でなければ……人の心がわからねば……」
曹操「人の心だと?心の中などどうでも良いわ。能力こそが、人間の価値を定めるものに他ならん!」
孫堅(孫策、孫権の父)「何を馬鹿なことを…人にとって一番大事なのは親子愛だ。貴様ら、そこがわかっておらん!」
孟獲「ガハハハハ!全部、俺様の言うことを聞いてりゃ間違いなし!」
諸葛亮「人の意見全てが同一である必要は無いでしょう。天下は分け合うべきです。」
司馬懿「うーん……ダメだこりゃ。」

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