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新世紀エヴァンゲリオン 鋼鉄のガールフレンド2ndのエンディング (レイ編)


主人公・碇シンジ、幼馴染みの惣流・アスカ・ラングレー、級友の鈴原トウジ、相田ケンスケ、渚カヲル、そして転校生の綾波レイの6人は、人造人間エヴァンゲリオンのパイロットとして選抜された。
遂に使徒が総攻撃をかけてきた決戦の日、シンジたちエヴァ全機の活躍で使徒を撃退。
その後、シンジたちは第二次計画として各自が世界各地に派遣され、全員がバラバラになってしまうことになった。出発の迫ったある日、レイがシンジに惹かれていることから、ケンスケはシンジに「アスカを俺にくれ」と申し出る。


シンジ「僕は……綾波と一緒に行くよ」
レイ「碇君……」
アスカ「いままで楽しかった。元気でね」
ケンスケ「じゃあな、碇」

アスカとケンスケが去る。

シンジ「綾波! 行こう!」
レイ「碇君!」

シンジとレイが手を握って駆け出す。

レイ「この瞬間……、夢見ていた気がする」

2人が手を取り合い、夜空の下の湖畔を走り続ける。

レイ「ふたりきりになれるところへ行きたい」


2人を乗せ、エヴァ初号機がいずこかへと駆けて行く。


とある海岸。砂浜に寝転がり、夜空を見上げるシンジたち。

レイ「ありがとう、きれいな満月ね……」


シンジの見上げる夜空に、アスカの姿が浮かぶ。

アスカ「さよなら……、シンジ」
シンジ「さよなら……、アスカ」

レイ「ねえ」
シンジ「なに?」

レイがシンジに唇を重ねる。

レイ「私が慰めてあげる」


いつか見た「光の巨人」の姿が、シンジの胸をよぎる。

シンジ「光の巨人は僕の幻影だった…… 僕はこの世界で……綾波と生きてくよ」


十年後


正装姿のトウジが、碇家を訪ねる。

トウジ「センセ、迎えに来たで。はよせいや」
シンジ「ごめん、支度に手間取っちゃって。今、出てくるから」

レイ「お待たせ」


そう言って笑顔で現れたレイは、可愛らしい赤ん坊を抱いていた──


(終)
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