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私立ジャスティス学園・グッドエンディング(その2)
補足:ここから紹介するキャラはバッドエンディングがなく、普通に最終戦までたどり着ける

●醍醐
(倒れた雹を背に)
醍醐「終わったな…。」
醍醐「これでもう全国の高校が襲われることもないだろう…。」
醍醐「…俺の右目の傷の痛みも、これで少しは和らいでくれるだろう…。」
(しかし、その時倒れたはずの雹が立ち上がる!)
醍醐「何!」
(画面が赤く染まる)
醍醐「うわあぁぁぁっ!」
 1週間後…
(外道高校の近くにて、あきらがヘルメットを手にして)
あきら「兄さんが帰らなくなってから一週間…いったいどこに兄さんはいったの…。」
あきら「きっとこの兄さんの通う外道高校で何かがあったに違いないわ。」
あきら「この兄さんにもらったヘルメットを被って、兄さんの弟だっていえばきっと力になってくれるはず。」
あきら「…待ってて、兄さん…。」

●熱血隼人
(隼人、雹まで倒してしまい)
隼人「しっしまった!」
隼人「ちょいと手助けのつもりが最後までやっちまった…。」
隼人「最後までやっちゃあ教育者として失格なんだよなぁ。」
隼人「…熱中すると猛進してしまうのは俺の悪い癖だな…。」
隼人「…ちょちょいのちょいっと。」
(雹を椅子に座らせる)
隼人「これでよし!」
(一人、ジャスティス学園を後にする隼人)
隼人「いやあそれにしてもあのセンセいい女だったよなぁ…。」
隼人「はっはっはっ…。」
(そしてバツ、ひなた、恭介が雹の所へたどり着く)
バツ「覚悟しろよ、手加減はしねえからな!」
バツ「いくぜ!」
ひなた「オッケーッ!」
恭介「しくじるな…」
バツ・ひなた・恭介「全カァ〜イ 気合ダァ〜ン!」

●雷蔵
(入院した雷蔵、それを見舞うバツと雫)
バツ「大丈夫かよ、お・・親父…。」
雷蔵「…わしの生徒達はどうなったのだ?」
バツ「心配すんなよ、無事洗脳が解けて、みんな普通の生活に戻ってるぜ。」
雷蔵「そうか…。」
雷蔵「わしは、日本を変えるために学園を作ったが…。」
雷蔵「教え子達が立派な人間に育って行くにつれ、そんな事はどうでも良くなったのだ。」
雷蔵「しかし、立派に育ったと思った教え子が、簡単に洗脳されてしまうような頭でっかちの役立たず集団だったとはな…。」
バツ「そんな事ないと思うぜ。」
バツ「こないだ、ちょっと学園の教科書を見てみたらよ、オレにゃ全然わかんねえ。」
バツ「あれが分かるんだからオレよりは世の中の役に立つんじゃねえのか?」
雷蔵「ハハハ、そうだな、わしとしたことがつい弱気になってしまったわい、よおし!」
(起き上がる雷蔵)
雷蔵「母さん、わしは今日で退院するぞ。明日から、ビシビシ生徒たちの心を鍛えねばな!」
雷蔵「それにバツ、学園の教科書ごときがわからんようでは話にならんぞ。お前は勉強の鍛え直しだ!」
バツ「そうはいくか、それっ!」

●雹
(一人椅子に座って物思いにふける雹)
雹「父上、日本征服計画の達成は、もはや時間の問題になりました。」
雹「私に逆らう全ての敵は葬り去り、あとは生徒たちにクーデターの命令を下すだけです。」
雹「しかし、彼らは本当に私のために働いてくれるでしょうか。」
雹「彼らの目を見ていると、何かが違う、という気がしてならないのです…。」
雹「あの、"信じ合う心"とやらを持つ、恐れを知らぬ者たちの目とは…。」
雹「恭介よ、なぜお前はそんな目をしているのだ…何がお前を変えさせたというのだ…?」
(浮かんでくる、2人の幼い頃の姿)
雹「いや、違うな…昔は、二人とも、そういう目をしていたな…。」
(頭を抱え込む雹)
雹「うっ、また、あの頭痛が…。」
雹「ウグググ…父上、父上、どうすればよいのでしょう!」
雹「わ、私の中にいる、もう一人の私が、身を切られるような、暗く冷たい檻の中で、苦しみもがいて叫んでいるのです!」
雹「これが、あの愚民たちが言う、"孤独"というものなのでしょうか…。」
雹「ああ、なぜ恭介よ、私に歯向かったのだ…。」
雹「私は、お前さえそばにいてくれれば、それで良かったのだ…。」
雹「恭介…。」

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