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サガフロンティア(ブルー編)のエンディング

(マジックキングダム出身の双子であるブルーとルージュは
 故郷の掟に従い、どちらかが完全に死ぬまで戦いをする宿命にあった。
 そしてついに決着はつき、勝者のみがその場に立っていた。
 スタッフクレジットが流れ、しかしまだゲームは終わらない…。)

(ブルーが勝利した場合)
ブルー
「俺は誰だ?
 ブルーなのか、ルージュなのか?
 あの瞬間、
 ブルーの力が僕を貫いた時、
 僕はブルーに吸収されたんだ。
 今、俺はブルーでありルージュだ。
 そして、理解した。
 最初から僕達は一人だったんだ!
 なぜキングダムは
 教えてくれなかったのか?
 それを知らなければならない。
 帰ろうブルー、キングダムへ!」
(ルージュが勝利した場合)
ルージュ
「僕は誰だ?
 ルージュなのか、ブルーなのか?
 あの瞬間、
 ルージュの力が俺を貫いた時、
 俺はルージュに吸収された。
 今、僕はルージュでありブルーだ。
 そして、理解した。
 最初から俺達は一人だったんだ!
 なぜキングダムは
 教えてくれなかったのか?
 それを知らなければならない。
 帰ろうルージュ、キングダムへ!」

(シップを手配してマジックキングダムに行こうとすると…)

係員
「マジックキングダムの発着場は破壊され使用不能になっています。詳細は不明です。」

(リージョンシップの着陸すら不可能になっているとは…
 マジックキングダムに何があったのか? 少なくともただ事ではない。
 そこで、ゲートの術を使ってマジックキングダムにワープすることにした。)

(だが、ブルー/ルージュが見た光景はあまりにも凄惨な破壊の爪跡を残した故郷だった…)

ブルー/ルージュ
「一体、何があったんだ!」

(あたりはかなり強い敵で溢れていた。それらを倒しながら、
 外部の者には決して明かされていないというキングダム学院の中心部に忍び込む。
 だが、進めば進むほど、その光景はいっそう凄惨なものになっていく。
 よく見ると、術士たちがことごとく倒れている。まだ息のある者に話しかけることが可能。)

ブルー/ルージュ
「何があったんだ?!」

術士
「化け物どもが地下からあふれ出てきた‥‥封印が破られたのだ‥‥」

ブルー/ルージュ
「封印とは何だ?おい!
 ‥‥」

(この学院に何かが封印されていることなど今まで
 まったく知らなかった、いや知らされていなかったブルー/ルージュ。
 真相を探るため、さらに深く探索していく。)

(見慣れない祭壇にモンスターが巣くっていたので撃退すると、
 学院の信仰対象とでもいうべき「三女神」の名を冠した腕輪が手に入る。)

(そして、学院の中心部にある巨大な三女神の銅像に近づくと
 先ほど手に入れた腕輪が反応する。)

ブルー/ルージュ
「偽りの女神め‥‥」

(今まで信じていたキングダムに裏切られたことを知った
 ブルー/ルージュは、思わず心境を吐く。そんな心境をよそに、
 腕輪の力で銅像の内部にある秘密部屋にワープさせられる。)

(だがその先に広がっていたのは、大量の新生児がカプセルに入れられた、
 おそらくこの学院の中でも最も異様であろう光景だった…)

ブルー/ルージュ
「俺は、俺達はここで二人に分けられたのか‥‥魔術的処置で‥‥人為的に‥‥
 なぜ、こんなことを! キングダムは悪魔の巣窟か!」

男術士
「君は最後に旅立った術士だね。ということはブルー、それともルージュか?」

ブルー/ルージュ
「そうだ。いや、違う。
 俺はブルーであり、ルージュであり、どちらでもない。
 何故こんなことをした。僕たちを操り、殺し合わせ、何をさせる気だ。」

女術士
「あなたも見たでしょう、この破壊を。
 封印が破られ、地獄の化け物どもがあふれだしたのよ。」

男術士
「地獄の者どもからキングダムを護り、ひいては
 すべてのリージョンを護るのが我々の役目だ。
 そのためには強い魔力を持った術士が必要なのだ。」

ブルー/ルージュ
「そのために、俺達を犠牲にしたのか! まだ何も知らなかった俺を!!」

女術士
「私たちの使命はもっと大きいのよ。自らを犠牲にしてより多くのものを護るのよ。」

ブルー/ルージュ
「そんな論法は通じない。あなた達が押し付けた犠牲だ。
 自分では何も決めていない。こんな施設は破壊する。」

(余りにも残酷な真相を知ってしまったブルー/ルージュ。
 怒りをさらにぶつけようとしたが、ここにも敵が入ってきた。)

男術士
「ここまで侵入されたか!!」

(高ランクの植物系モンスターとバトル!
 ブルー/ルージュ一行は難なく勝つが、
 周りに居た2人の術士は致命傷を負っていた…)

(女術士に先に話しかけた場合)
女術士
「御願いルージュ、この子達を護って‥‥」

ブルー/ルージュ
「都合のいいことを言うな!
 おい!!

 俺はどうすればいいんだ‥‥」

ブルー/ルージュ
「どうすれば、この子達を護れる?」

男術士
「封印を復活させるのだ。
 そのためには地獄へ行って敵の力を弱めなければ‥‥
 キングダムよ永遠な‥‥」

(男術士に先に話しかけた場合)
男術士
「頼むブルー、この子達を護ってくれ。」

ブルー/ルージュ
「おい、しっかりしろ!
 そんなことを言い残すなんて卑怯だぞ!!

 僕はどうすればいいんだ‥‥」

ブルー/ルージュ
「どうすれば、この子達を護れる?」

女術士
「封印を復活させるのよ。
 そのためには地獄へ行って敵の力を弱めなければ‥‥
 キングダムに栄光あ‥‥」

(女神像から脱出するブルー/ルージュ。
 最も被害の大きい学院の最深部には、おびただしい数の術士が倒れていた。
 キングダム破壊の原因が「封印していた地獄の力」であることを知り、
 地獄の敵を倒すことを決意した。)

ブルー/ルージュ
「ここから地獄へ行けるのか?」

術士
「地獄の敵を叩いてくれるのか?! 君はもしや最後の術士か?」

ブルー/ルージュ
「ああ、そうだ。」

術士
「ではブルーか、ルージュか‥‥ならば期待も持てる。
 一旦地獄へ行くと、地獄の力を弱めないかぎり、戻ることは出来ない。
 それから、地獄でゲートの術を使うと混沌の間に飛ばされる。
 行くのなら、アイテムは私が預かろう。」

(出発を決意すると、ゲートの術が使えなくなる。もう後戻りはできない。)

術士たち
「頼む‥‥我々も出来るだけ多くの力を送る‥‥」
「キングダムを救って‥‥」

(地獄に飛び込むブルー/ルージュ一行。)

術士
「お前達は本当の‥‥」

(これはブルーとルージュが、周囲の術士と違って本当の双子だったという意味。
 しかしその言葉を完全に聞かないまま、ブルー/ルージュは地獄に到着した。
 到着直後に1度だけ、パーティ全員の状態が全回復する。)

(見た目は天使たちが徘徊して穏やかな光景が広がる天国のような場所だが、
 実態は天使に扮した凶悪な敵が跋扈するまさに地獄そのものであった。
 その地獄の最深部にあったのは、巨大で真っ黒な卵のような物体。
 周囲を回る天使たちに反応して卵から異形の者が姿を見せる。
 これがゲーム上での最終ボス「地獄の君主」。)

(地獄の君主とバトル!!
 死闘を繰り広げるブルー/ルージュ一行。

 そして、ついにとどめをさしたその瞬間、
 まるで時が止まったかのように画面が停止して
 風景を含めた全てがセピア色に染まっていく。)

THE END

(彼らの行く末を知るものは、誰もいない——————————)

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