戻る TOPへ

ロックマンX5(バッドエンディング)

エックスのバスターがシグマのボディを砕いた。
シグマ「・・・ぐ、ぐわっ
    ・・・く、くそっ・・・ ひ、ひとりでは・・・
    ・・・ひとりでは、死なんぞっ!
    ゼ、ゼロと・・・
    ・・・ゼロを道連れに・・・してやる!・・・」
エックス「やめろ!これ以上、ゼロに手を出すなっ!」
シグマ「・・・フハハハッ・・・
    人が傷つくのは 耐えられないだろう?
    お前に与える苦しみは耐えても・・・
    とくにゼロを傷つけたら 苦しいだろ?
    お前のもっとも大切なゼロをもらうぞ・・・
    共に地獄へ落ちる!さらばだ!エックス・・・
    ファーッ、ハハハハッ!」
シグマは大爆発を起こした。

コロニー直撃を受けた荒野の上にはシグマの爆発に巻き込まれ、頭だけになってしまったエックスがあった。

エックス「・・・ ・・・ ・・・ ・・・」
そこに青白い光が現れる。
??「・・・ ・・・ ・・・ ・・・」

??「・・・まだじゃ・・・もう・・・休ませてやりたいのじゃが
   ・・・あとすこしだけ・・・がんばっておくれ、エックス。
   昔のいやなメモリーは・・・忘れてしまって・・・」



それから一週間後・・・

イレギュラーハンターたちは地球の復興作業を行っていた。
ハンターA「・・・エックス隊長・・・
       あの時のこと、本当になにも覚えてないのですか?」
エックス「・・・また、そのことかい。
     うん、覚えてないね・・・」
ハンターB「・・・だって、ゼロ隊長とエックス隊長といったら、
       だれもが認める、特Aハンターで・・・
       ふたりで一緒に今までどれだけ事件を処理したか。」
エックス「シグマとのことは覚えているさ、忘れやしない。
     ただ、そのゼロってやつのデータだけ残っていないんだ。
     誰だか分からないが、俺を修理してくれたとき、
     間違って、データを消してしまったんだろ?」
ハンターB「そんな・・・そんなことで、ゼロ隊長のメモリーを・・・」
ハンターA「おいおい、もうやめろって・・・
       エックス隊長が戻ってきただけでも・・・
       奇跡なのだから・・・」

ハンターベースにて、帰ってきたエックスのことを、シグナス、ダグラス、エイリアの三人で話し合っていた。
シグナス「まさに奇跡だな・・・
      戻ってきただけでなく・・・
      キズ1つ無く帰ってきた。」
ダグラス「エックスとゼロの体は、ブラックボックスばかりで、なかなか修理できないのに・・・」
エイリア「奇跡じゃないわ・・・ きっと・・・」
ダグラス「相変わらず、『夢』が無いな。エイリア・・・」
エイリア「夢・・・興味ないわ・・・レプリロイドがどうやって?」
ダグラス「しかし・・・なぜ、ゼロのメモリーデータだけ削除されたんだ?エックスのヤツ。」
シグナス「わからん・・・自然に消えてしまったか・・・ 意図的に消されたか・・・」
エイリア「プロテクトがかかっていて、ゼロに関わるデータすらうけつけないわ・・・
     そんなプロテクト、わたしにはつくれない・・・
     さらにエックスの謎が増えて、しこりがのこったわ・・・」

ハンターA「エックス隊長、復興に時間がかかりますが、
       今回の戦いで、平和が訪れる・・・そんな気がします。」
エックス「そうだな。そのためにも、ますますがんばらないとな・・・」
ハンターB「隊長はこれから・・・どうしますか?仕事以外で。」
エックス「え!?そうだな・・・そんなこと考えた事無かったな・・・ うーん・・・
     そうだ!『ヘブン』を作ろうかな?」
ハンターA,B「へ、ヘブン?」
エックス「そう、『ヘブン』と呼ばれるような・・・ 人もレプリロイドもしあわせに暮らせる楽園・・・
     そんな『ヘブン』を目指してみたい・・・
     そう遠くない、未来で、いつか、かならず・・・」
ハンターB「ゼロ隊長がいれば・・・」
エックス「うん?また、ゼロかい?」
ハンターB「いえ、なんでもないですよ。」

エックス「よし・・・『ヘブン』だ・・・ そう、いつか、必ず・・・」

ロックマンX完。

inserted by FC2 system