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ロックマンゼクス
エンディング(ヴァン編)
 
 
モデルVを覚醒させたセルパンに勝利したヴァン。
 
ヴァン「お前はロックマンでも、新世界の王でもない・・・
   モデルVに操られ・・・ヒトの命をもてあそんだ・・・ただのイレギュラーだ!」
セルパン「・・・イレギュラーだと・・・?それはお前が・・・決められることなのか・・・?
     変化を拒み・・・ヒトの進化をはばむ・・・お前こそ・・・イレギュラーではないのか・・・?
     ヒトは・・・変わらねばならない!
     憎しみを生む心を捨て・・・苦しみを感じる体を捨て・・・
     ・・・前に・・・進まなければ・・・ならないというのに・・・!」
ヴァン「それでも・・・誰かがキズつくのを見過ごすわけにはいかない!」
セルパン「・・・星に・・・生命が芽生え・・・・・・ヒトが・・・機械が・・・生まれ・・・・・・助け合い・・・争いあう・・・
     きっと・・・その度に・・・キミのような愚か者が勝利してきたのだろう・・・
     誰もキズつけたくない・・・
     大切なモノを守りたい・・・
     何も失いたくない・・・
     そうやって・・・少しでも自分が・・・キズつかない方へ・・・甘えた選択を繰り返す・・・
     全てを・・・守る・・・ロックマンだと・・・・・・・・・?
     変わらぬ運命を・・・光なき未来を守って・・・何の意味がある・・・・・・!」
ヴァン「・・・だが・・・・・・・・・・・・ッ!」
 
その時、ヴァンの変身が解かれた。
モデルX「・・・ダメだ・・・!もう部屋がもたない!脱出しなければ・・・・・・!」
 
 
爆発し、崩壊をはじめるセルパン・カンパニー本社ビル。
 
セルパン「滅びの運命は変わらない・・・
     戦いは・・・終わらない・・・
     ヒトビトに心がある限り・・・
     憎しみは生まれ続ける・・・
     感情を生み出す・・・心を持つ君達こそ・・・真の・・・イレギュラー・・・なのだから・・・・・・!」
 
セルパン本体も大爆発を起こし、ビルは完全に崩壊した。
 
 
ヴァンはライブメタル達に導かれ、光の中にいた。
ヴァン「全てを変えなければヒトは前に進めない・・・
   オレは・・・セルパンに何も言い返すことができなかった・・・」
 
その時。
「・・・・・・ならばなぜ・・・あの時お前は戦うことを選んだ・・・?」
光の球体からジルウェが現れた。
ジルウェ「・・・それはお前が、変わることを望んだからだ。
     運命に翻弄されるだけの生き方を・・・自分の力で変えようと決めたからだろう」
ヴァン「・・・先輩?」
ジルウェ「オレはお前が憎かった」
ヴァン「!?」
ジルウェ「仕事の依頼主にはタメ口をきくわ・・・
     オレの注意も聞かずに勝手に突っ走っていくわ・・・
     本当、憎たらしくて危なっかしくて見てられない・・・
     ・・・大切な後輩だったさ
     ・・・全部・・・・・・オレの心に刻まれた・・・大切な思い出だ・・・」
ヴァン「・・・・・・先輩・・・・・・」
ジルウェ「憎しみや悲しみを・・・心を捨て去ったとして・・・そこに何が残る・・・?
     セルパンは何も残さず、全てを捨て去ることで、世界を変えようとした・・・
     ・・・ヴァン・・・お前は・・・どうする・・・?」
ヴァン「・・・・・・先輩や母さんを失ったのは悲しいさ・・・
    けど・・・その思い出もオレが生きてきた・・・証だ。
    辛い思い出でも・・・悲しい思い出でも・・・もう・・・何も失いたくない!」
    だからオレは・・・・・・全てを守る・・・!」
 
ジルウェ「・・・なら・・・ヴァン・・・お前が世界を運べ。
     お前の信じる未来まで・・・この世界を送り届けろ。
     それがお前に託す・・・最後の運び屋の仕事だ・・・・・・」
 
 
ジルウェは消えていき、ヴァンは地上に戻ってきた。
 
 
モデルX「・・・誰もが心に弱さを持っている。
     けれど・・・だからこそ、ヒトはヒトに手を差し伸べることができるんだ」
モデルZ「運命に立ち向かえ。未来を切り開け。
     それがお前達・・・この世界に生きる者全ての戦いだ」
 
ライブメタル達は、ヴァンの手元に戻っていった。
 
プレリー「・・・・・・ヴァン!」
振り返ると、ガーディアンの仲間達が集まっていた。
ヴァンは駆け寄っていった。
 
 
ヴァン「・・・運命に立ち向かい、未来を切り開くことが・・・オレ達の戦いか・・・
   ・・・オレには・・・守るべきものがある。
   守ることのできる力がある。
   オレは戦う・・・!
   自分が信じるモノのために・・・・・・!」
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