ロックマンゼクス

エンディング（エール編）

 

 

モデルＶを覚醒させたセルパンに勝利したエール。

 

エール「これでおわりよ・・・セルパン！

　　　　アタシはお前のようにはならない！」

セルパン「私のようにはならない・・・か・・・

　　　　　フッ・・・フハハッ・・・！まだ・・・わからないのか・・・？

　　　　　我らロックマンは・・・モデルＶを奪い合い・・・殺しあうために作られた・・・ゲームのコマだ・・・

　　　　　最後に生き残ったものが世界の支配者となる・・・

　　　　　あの男が仕組んだゲームのコマなのだよ！」

エール「あの・・・男・・・！？」

セルパン「そうだ・・・！

　　　　　キミにも・・・あの男の血が流れている・・・！

　　　　　モデルＶを作った・・・あの男の血がな・・・！」

エール「・・・な・・・なんですって・・・！？」

 

その時、エールの変身が解かれた。

モデルＸ「・・・ダメだ・・・！もう部屋がもたない！脱出しなければ・・・・・・！」

 

 

爆発し、崩壊をはじめるセルパン・カンパニー本社ビル。

 

セルパン「滅びの運命は変わらない・・・

　　　　　戦いは・・・終わらない・・・

　　　　　ヒトビトに心がある限り・・・

　　　　　憎しみは生まれ続ける・・・

　　　　　感情を生み出す・・・心を持つ君達こそ・・・真の・・・イレギュラー・・・なのだから・・・・・・！」

 

セルパン本体も大爆発を起こし、ビルは完全に崩壊した。

 

 

エールはライブメタル達に導かれ、光の中にいた。

エール「・・・アタシには・・・モデルＶを作った男の血が流れている・・・

　　　　アタシは・・・アタシの力は・・・世界を支配するためのものだというの・・・？」

 

その時。

「・・・おいおい、誓いの言葉をもう忘れたのか？」

光の球体からジルウェが現れた。

ジルウェ「オレの魂を受け継いで・・・戦い続けると言ってくれたのはウソだったのか？」

エール「・・・ジルウェ！？

　　　　でも・・・アタシの体に流れる血は・・・！」

ジルウェ「ならお前は、知りもしない男に決め付けられた運命に従うのか？

　　　　　・・・運命は誰かに与えられるモノなんかじゃない。

　　　　　文字通り、自分が目指す未来へ、命を運ぶことだ。

　　　　　お前の運命は、お前だけが決められる」

エール「・・・アタシの運命は・・・アタシだけが決められる・・・」

ジルウェ「そうだ。お前が何者であろうと関係ない。

　　　　　その力は・・・お前だけの未来をつかむ力なんだ」

エール「セルパンが言ってた・・・

　　　　アタシの力は・・・たくさんの犠牲の上にあるものだって・・・

　　　　けど・・・受け継いだのは力だけじゃない・・・

　　　　ライブメタルを作った初代司令官・・・

　　　　アタシを守ってくれていたジルウェ・・・

　　　　それにガーディアンのみんな・・・

　　　　この世界を守ってほしいっていう想いも、みんなはアタシに託してくれたんだ・・・！

　　　　・・・だからアタシは・・・・・・みんなを守りたい・・・！」

 

ジルウェ「・・・なら・・・お前が世界を運べ。

　　　　　お前の信じる未来まで・・・この世界を送り届けろ。

　　　　　それがお前に託す・・・最後の運び屋の仕事だ・・・・・・」

 

 

ジルウェは消えていき、エールは地上に戻ってきた。

 

 

モデルＸ「・・・エール、ボクはキミの勇気を信じている。

　　　　　キミが作る未来を・・・ボクは信じるよ」

モデルＺ「運命に立ち向かえ。未来を切り開け。

　　　　　それがお前達・・・この世界に生きる者全ての戦いだ」

 

ライブメタル達は、エールの手元に戻っていった。

 

プレリー「・・・・・・エール！」

振り返ると、ガーディアンの仲間達が集まっていた。

エールは駆け寄っていった。

 

 

エール「・・・運命に立ち向かい、未来を切り開くことが・・・アタシ達の戦いか・・・

　　　　・・・アタシには・・・みんなに託されたモノがある。

　　　　みんなに託された力がある。

　　　　アタシは戦うよ・・・！

　　　　みんなの大切なモノのために・・・・・・！」