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*主人公はアリア、母親はアリシアですが、おそらく誰を選んでもほぼ同じ内容だと思います。


>パレルモ神殿の最奥で、フレクザィードを倒す。
>すると、そこにカイルが現れる。

カイル:アリア……。
アリア:パパ……会いたかったよ!ずっと、探していたんだ!
カイル:パパも会いたかったよ、アリア。
アリア:あのね。パパに話したいことがいっぱいあるの。学校に行って勉強して、畑仕事をして、友達と遊んで、ママに怒られて……。
カイル:……アリア。
アリア:それでね、それでね……。ああ、もう話したいことがいっぱいありすぎて、困っちゃうわ。
カイル:……パパもいっぱいアリアと話したいな。
アリア:うん!これからは、毎日話せるからね。
カイル:…………。
アリア:……パパ?
カイル:……ゴメンな、アリア。パパは一緒には行けない。
アリア:……ど、どうして!?フレクザィードは、倒したし、パパは戻ってこれるんでしょう?
カイル:……長い間、フレクザィードと融合していたから……パパの精神は、もうすぐ『はじまりの森』に戻るみたいだ。
アリア:そ、そんな……。イヤだよ!絶対にイヤ!!
カイル:……アリア。
アリア:パ、パパは魔法でフレクザィードと一緒になったんでしょう?じゃあ、別れる魔法だってあるはずよ!
カイル:……それは、判らない。パパが使った魔法は、別れ方までは完成していなかったんだ。でも、それを完成させている時間はなかった。……あの嵐の晩が、ギリギリだった。もう、フレクザィードの封印はとける寸前だったんだ。
アリア:そ、そんな……。
カイル:……フレクザィードは封印された。これで、後1000年は、大地が滅びることはない。
アリア:大地なんてどうでもいいよ!パパが帰ってきてくれくちゃ、ヤダよ!
カイル:……アリア、短い間だったけど、話せてよかったよ。……もう思い残すことは何もない。

>カイルの体が点滅する。

アリア:い、いやだ!行かないで、パパ!
カイル:アリア、大地とともに生きろ。……パパは、そこにいるから。

>カイルが消える。

アリア:パ、パパーー!!!


>翌朝

アリシア:おはよう、アリア。
アリア:おはよう、ママ。
アリシア:昨日は、ずいぶんと疲れていたみたいだけど、どうしたの?
アリア:大丈夫だよ、ママ。
アリシア:なら、いいけど。
アリア:(パパが完成させられなかった魔法か……バレット先生に相談してみよう!)
アリア:学校に行ってくるね、ママ!
アリシア:えっ?まだ、朝の6時よ!?
アリア:じっとしてられないのよ!行ってきます〜!
アリシア:いってらっしゃい。……どうしたのかしら。急に元気になって。

アリア:そうだ!パパが帰ってこなくたって、落ち込んでるヒマなんてないわ!
アリア:パパが魔法を完成できなかったのなら、あたしが完成させればいいのよ!
アリア:必ず、パパを『はじまりの森』から呼び戻してやるわ!

バレット:アリア、おはよう。今日はずいぶんと早いな。まだ学校は始まらないぞ?
アリア:バレット先生!魔法って、まだまだ知られてないやつとか、いっぱいあるんでしょ?
バレット:ああ、古代のアースマイトは、今よりもずっとたくさんの強力な魔法が使えたらしいからな。
アリア:その中には、『はじまりの森』に行ったり来たりする魔法もあるの?
バレット:ああ、あったらしいな。
アリア:そっか……あるんだ!
バレット:それがどうかしたのか?
アリア:先生!あたし、もっともっといっぱい勉強するよ!
バレット:どうしたんだ、急に?
アリア:あたし、新しい、大きな目標が出来たの!
バレット:目標?
アリア:うん!だから、あたし、頑張るわ!絶対に諦めない!
バレット:そうか……。諦めないのは大事だ。精一杯やれ。
アリア:うん!

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