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12月24日 クリスマス・イヴ PM3:00

ゆきえ「あ!(プレイヤー)君!こっちこっち!」
プレイヤー「おう…しかし、なんでまたこんな所で…」
ゆきえ「今ね、この球場、誰も使ってないの」
プレイヤー「ま、そうだろうな」
ゆきえ「ねぇ、グラウンドに入っちゃお!」
プレイヤー「え?!」

〈グラウンドにて〉
ゆきえ「懐かしいね…」
プレイヤー「そうだな…」

(3年次の大会の1戦目〜5戦目で敗北)
ゆきえ「私達の甲子園だもんね!」
(3年次の大会の6戦目(バグの為)〜12戦目で敗北、または12戦全勝)
ゆきえ「ここで優勝決めたんだもんね!」

プレイヤー「ああ…」
ゆきえ「ねぇ、(プレイヤー)君。キャッチボールしようよ!」
プレイヤー「いいけど、ボールは?」
ゆきえ「ジャーン!私、マウンドから投げていい?」

(選択肢「いいよ」)
ゆきえ「やった!」
(選択肢「ダメ!」)
ゆきえ「お願い!私、1度でいいからあそこで投げたいの!」
プレイヤー「ま、特別許そう!」
ゆきえ「やった!」

〈マウンドに立つゆきえ〉
ゆきえ「いくよ!それっ!」

(選択肢「ストライク!」)
ゆきえ「やった!」
プレイヤー「うまいうまい!」
(選択肢「ボール!」)
ゆきえ「えー今の入ってない?」
プレイヤー「ボール半個高い」

ゆきえ「えいっ!」
プレイヤー「ナイスボール!」
ゆきえ「マウンドって結構高いんだね」
プレイヤー「そうだろ?」
ゆきえ「ねぇ、私達が最初に会った時のこと覚えてる?」

(選択肢「もちろん」)
ゆきえ「私が勧誘したんだよね」
プレイヤー「そうそう!」
(選択肢「いつだっけ?」)
ゆきえ「クラブ決める時だよ!忘れちゃったの?」
プレイヤー「あ、そうだ!思い出した!」

ゆきえ「なんか昨日のことみたい…」
プレイヤー「そうだな…」
ゆきえ「そうだ!一緒に遊びに行ったりもしたよね?」
プレイヤー「ああ…いったな…」
ゆきえ「私ね…今年のバレンタインの時に…」
プレイヤー「なに?」
ゆきえ「ううん、やっぱりなんでもない!あ!ごめん!大暴投!」
プレイヤー「いいよ、取ってくるから」
プレイヤー(ボールは……あ、あそこか…しかし、すごい大暴投だな…)

〈暗転〉
プレイヤー「え?!」
ゆきえ「お願い…少しの間…このままでいさせて…」

〈後ろからプレイヤーを抱きしめるゆきえ〉
ゆきえ「ねぇ…あの告白の返事…遅れちゃったけど…私も…好きでした…」
プレイヤー「桜井…」
ゆきえ「あの時、本当はすごく嬉しかったの…でもね…他の人からも告白されてたし…あの頃、私、すごく混乱してて…」
プレイヤー「他の人?」
ゆきえ「うん…(プレイヤー)君もよく知っている人だよ…私、みんなとの関係壊したくなかったし…全部断ろうかな?ってすごく悩んだんだけど…」
プレイヤー「けど?」
ゆきえ「やっぱり…自分の気持ちに嘘つけなかったよ…」

(選択肢「振り向いて抱きしめる」)
プレイヤー「さ、桜井!」

〈プレイヤーを見つめるゆきえ〉
ゆきえ「あ…!…雪…ホワイトクリスマスだね」

その日、夕方から降り始めた雪は、俺たちが育ったこの街と、重なり合った2人の肩を白く包んだ…

〈夜の球場前〉
プレイヤー「遅くなっちゃったな…本当ならメシでも食べに行きたいトコロだけど…」
ゆきえ「うん…行こ…」
プレイヤー「行こうって…門限は?」
ゆきえ「ううん…いいの…だって…今日は私の特別な日になるんだから…」

(その後の卒業式の描写は省略)

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