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12月31日 大晦日 PM8:00
さゆり「こんばんは…」
プレイヤー「あ、ああ、こんばんは。待った?」
さゆり「ううん…私も今来たとこ」
プレイヤー「そ、そう………」
さゆり「……あのね」
プレイヤー「……あのさ」
プレイヤー「あ…」
さゆり「(プレイヤー)君からどうぞ!」
プレイヤー「日向さんの方こそ…」
さゆり「え…と…あの…返事だけど…あの…OK…です…」
プレイヤー「はぁ…よかった…」
さゆり「遅くなってごめんね。でも、告白された時、本当に嬉しかった…」

(臨海学校にて肝試しのパートナーになったり、いろいろなイベントの結果でセリフが追加されるが省略)

さゆり「いろんな偶然や必然が重なりあって、2人がいまこうして一緒にいる…なんか不思議だね!」
プレイヤー「ああ…そうだな」
さゆり「あなたに出会えて、本当に良かった…」
プレイヤー「日向さん…」
さゆり「やだ、モウ、さゆりでいいよ!」
プレイヤー「それじゃあ、お言葉に甘えて…」

(選択肢はどれでも可)
さゆり「なんかおかしいね!」
プレイヤー「はは…ギコチナイかな?」
さゆり「ううん。そのうち慣れるよ!」
プレイヤー「そうだな」
プレイヤー「なぁ、さゆり」
さゆり「なぁに?」
プレイヤー「初詣行こうか?」
さゆり「うん!あ…」
プレイヤー「?」
さゆり「手…つないでいいかな?」

(選択肢「ああ」)
さゆり「それじゃあ…行こ…」

〈神社にて〉
さゆり「わ!すごい混んでる…さすが大晦日だね」
プレイヤー「とりあえず並ぼう」

〈暗転〉
20分後…
さゆり「やっと着いたね…」

〈さゆりと一緒にお参り〉
さゆり「え?…なに?」

(選択肢「なにお願いしたのかな?」)
さゆり「えーとねぇ…家内安全と…商売繁盛と…恋愛成就かな?」
(咳の音)
さゆり「あ!渋滞してる!」
プレイヤー「早く行こう!」

〈再び神社の前〉
プレイヤー「なんか、お腹すいたなぁ」
さゆり「私も!」
プレイヤー「何食べる?」
さゆり「大晦日といえば、おそばでしょ!」
プレイヤー「また、混んでるんじゃないか?」
さゆり「もう10時近いし大丈夫だよ!」

しかし、俺の予想どおり、そば屋はどこも満員御礼だった。
結局、俺達が店を出る頃には、時計の針は11時をまわっていた

〈再び駅前〉
プレイヤー「すっかり遅くなっちゃったな」
さゆり「うん…そうだね…」
プレイヤー「………」
さゆり「…………」

(選択肢「どこか行こう」)
さゆり「うん…」
プレイヤー「それじゃ…どこに行こうか…この時間じゃ電車もないし…(かといって空室もないだろうし…)」
さゆり「私、2人で一緒に初日の出が見たいな」
プレイヤー「日の出?でも、ここから海まで歩くと3時間くらいかかるぞ」
さゆり「大丈夫。とっておきの場所があるの!」
プレイヤー「どこ?」
さゆり「音楽室」
プレイヤー「音楽室!?」

〈暗転〉
プレイヤー「宿直の先生に見つからないかな?」
さゆり「大丈夫。今日は誰もいないよ!」
プレイヤー「なんで知ってるの?」
さゆり「宿直室の宿直スケジュール見ちゃったんだ」
プレイヤー「あ、なるほど」
プレイヤー「なぁ」
さゆり「なに?」
プレイヤー「日………さゆり、確か、お化け苦手だったよね?」
さゆり「うん……」
プレイヤー「夜の学校ってある意味、お化け屋敷より怖いと思うんだけど…」
さゆり「そう?通いなれた学校だもの、あんまり怖くないわよ。それに、今は1人じゃないし…」
プレイヤー「そ、そうか…」
さゆり「あ…着いたよ、音楽室」

〈夜の音楽室〉
プレイヤー「へぇ…水平線が見渡せるんだ…」
さゆり「知ってる?音楽室ってね、他の教室の邪魔にならないように、大体、最上階のはじっこにあるんだよ。ココもそうだしね!」
プレイヤー「ああ、確かに」
さゆり「しかも東向き。絶好のロケーションでしょ?」
プレイヤー「ああ…日の出まであと5時間か…」
さゆり「ねぇ、今から、ここでピアノリサイタル開いていいかな?」
プレイヤー「もしかして記念すべき初コンサート?」
さゆり「そう。(プレイヤー)君…私の初めての観客になってくれますか?」
プレイヤー「もちろん」

〈ショパンの「別れの曲」を弾くさゆり〉
彼女の奏でるピアノの旋律の中で、俺達は、過ぎ去った一年と…今までの2人の関係に、「別れ」を告げた…

そして、いつしか2人は寄り添うように眠った

〈2人で寄り添って眠る〉
さゆり「2人で見る初日の出は…来年に持ち越しだね」

(その後の卒業式の描写は省略)

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