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ライブ・ア・ライブ 功夫編(レイ継承)

あらすじ
所は中国。功夫の一派である心山拳老師は自らの衰えと寿命を悟り、継承者を探すために山を降りる。
そして老師は3人の若者と出会うのであった。
  男勝りの女盗賊 レイ・クウゴ
  巨漢の大食漢 サモ・ハッカ
  小柄で心優しい少年 ユン・ジョウ
こうして彼らを弟子にして修行を始めていったある日のこと、老師が街の荒くれ者達の退治で留守の間に、義破門団という拳法集団がきて
弟子のうち二人がその襲撃で殺されてしまう。老師は敵を討つために残った弟子には内緒で一人で義破門団に殴りこもうとするが…

(注)義破門団幹部12人集全員を倒した後からの会話になります。まず今回はレイ・クウゴが継承者になった場合です。


*左右の銅鑼の後ろから二人の男が出てくる。

オディワン・リー(以後リー)「フハハハ・・・・!」
       「ご紹介が遅れてすまない。そやつらはソウズ・マンズ!」
       「暗殺拳の使い手であり常に私の後ろに位置する者達。」
       「そやつらに反逆され私自身も暗殺されるやもしれぬ・・・・」
       「それゆえ 私はスキが出来ぬという事だ!」
       「我ら義破門団は仲間ではない。同門だが信頼はない・・・・」
       「真の強さとは・・・・」
       「そこまでせねば求められんものなのだ。」

心山拳老師(以後老師)『・・・・』
     『レイ・・・・』
     『こやつらはワシ一人で倒す・・・・』
     『お主はリーを・・・・』
     『オディワン・リーをやるのだ!』

レイ・クウゴ(以後レイ)「リーをあたいが!?」

老師『リーの狙いはワシらの体力をしょうもうさせる事じゃ・・・・』
  『ワシよりもお前の方がヤツを倒せる力が残っている!』
  『思い出すのじゃ・・・・』
  『二人の墓前で見せた奥義を!』

*回想シーン 山 サモとユンの墓前にて

老師『ワシの息使い・・・・』
  『間の取り方・・・・』
だんだんと山が揺れ始める。
  『その一挙手一投足を!』
老師から強いオーラが出てくる。
  『その目に・・・・』
  『心に・・・・!』
そのオーラが一層大きくなる
  『しかと焼き付けるのじゃ!』
老師が非常に早い動きで、最終的には老師が四人いるかのような技をレイに見せる。

*回想シーンが終わり、再び大広間に

レイ「わかったよ!」

レイ、テーブルに上がる。老師はソウズ・マンズを相手にすることに

リー「貴様が私の相手?」
  「老師ではなく貴様が!?」
  「さすがの老師も寄る年波には勝てぬか・・・・」
  「フ・・・・」
  「フハハ・・・・」
  「ハハハハッ!!」

レイ「やってみなきゃあわからないよ!」

リー「フ・・・・」
  「ガキが・・・・」
  「そんなに死にいそぐか!」

リー、テーブルに上がる

老師『は〜ッ・・・・』

大広間が揺れ始める

リー「ムッ!?」

老師からオーラが出てくる

レイ「サモ ユン!」
  「見てなよッ!!」
  「心山拳 奥義・・・・」

レイからもオーラが出てくる。老師、レイのオーラが更に大きくなる。

リー「ククッ・・・・」
  「しょせん付け焼き刃よ!」
  
レイ「旋牙連山拳ッ・・・・!」

戦闘:オディワン・リー

対決後、老師は何とかソウズ・マンズを倒していたが、倒れている。
レイ、目にも止まらぬ動きでリーを四方から攻撃する。
レイ、掛け声をかけ、スローモーションの様にリーに止めを刺す。
リーもスローモーションの様に吹っ飛ばされ、椅子を突き破り銅鑼に当たり、銅鑼の音が鳴る。
リーが倒れ、レイ、決めポーズを取る。

レイ「ジ ジジイ!」

レイ、老師の所へ駆け寄る。

老師『よくやったな レイ・・・・』

老師、何とか起き上がる

老師『強く・・・・』
  『なったな・・・・』

レイ「何言ってんだ。ジジイほどじゃねーさ。」

老師『心山拳・・・・』
  『お主なら・・・・』
  『正しく伝承してくれるじゃろ・・・・』

レイ「バ バカ言うな!」

老師『いや・・・・』
  『ここまでもったのが不思議なくらいじゃ・・・・』
  『お主の成長がワシをここまで生きさせたのじゃろ・・・・』
  『レイ・・・・』
  『お主は本当は優しい娘じゃ・・・・』
  『優しさと強さ・・・・』
  『その2つを忘れてはならぬぞ・・・・』

レイ「・・・・」
  「わかったよ。」

老師『さ・・・・』
  『サモとユンに伝えるかの・・・・』
  『お主の・・・・』
  『成長ぶり・・・・を・・・・』

老師、息絶えてしまう。

レイ「お・・・・」
  「お師匠さああんッ・・・・!!」

舞台は山へ。レイ、3人の墓前で手を合わせている。
そして老師が割れなかった大岩へ近づき、ちょっと間を置いた後大岩にパンチをする。
3秒ほどして、大岩が音を立てて真っ二つに割れる。

レイ『ジジイ・・・・』
  『やっとこの大岩を割れたよ。』
  『けどあたいの言葉遣づかいは相変わらずさ。』
  『だ〜れも怒っちゃくれないからね。』
  『あたいもジジイみたいになれっかな?』
  『いつか・・・・』
  『ジジイより優しく強くなってみせるぜ・・・・!』

レイ、3人の墓前まで再び近づく。

レイ『見てなよ サモ ユン・・・・』
  『ジジイ!』
  『このあたいが・・・・』
  『心山拳の伝承者なのだから!』

スタッフロール。稽古を始めるレイ。
稽古後、レイは北の町の中華料理店に行き、その店主と会う。
その後南の町に行き、ユンの祖母と会う。
回想シーン。かつて4人で山や老師の小屋、竹林で修行をしていた頃。
そして再び山に戻る。
レイ、非常に素早い動きで稽古をする。
そして最後は掛け声をして決めポーズを取る。

                   劇終

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