ライブ・ア・ライブ 魔王編
(概要)ルクレチア国王女アリシアへの求婚権を賭けた武闘大会に優勝した剣士オルステッドはしあわせだった。
その晩、ルクレチア城にあらわれた魔王にアリシアが誘拐されてしまうまでは。
アリシア救出の旅に出ようとしたオルステッドの前に、大会決勝で戦った親友ストレイボウが協力を申し出る。
過去に魔王を倒したことのある賢者ウラヌスと勇者ハッシュの助力によってオルステッド達は魔王を倒すことができた。
だが、アリシアを見つけることはできず、病に体を蝕まれていたハッシュは死に、突然の落盤によってストレイボウも生死不明となってしまう。
城に戻ったオルステッドの前に倒したはずの魔王があらわれる。再び魔王に戦いを挑むオルステッド。しかし、それは魔法によって
姿を変えられたルクレチア国王だった。国王を殺したことで魔王ではないかと疑われ処刑されそうになったオルステッドは
ウラヌスの命がけの魔法によって助けられ、アリシアを助け出すべく再び魔王山へ向かう。
*魔王山頂上にて
?「やはり来たか!」
ストレイボウ「俺が・・・ここにいる事が不思議そうだな。
あの時の落盤は魔王山のしかけなどではない・・・。
俺はあの時魔王山の秘密に気がついた・・・。
その瞬間俺の・・・今まで抑えていた気持ちが爆発した!
お前を出し抜いて・・・俺がアリシアを救おうと!
そして、いかにもここに仕掛けられていた罠のように俺は魔法を唱えた!」
「いかん!ここは危険だ!早くここを出るんだ!
うわあ・・・ッ!!」
「フフフ・・・ハハハハハ!」
「ヒャーッヒャッヒャアア!!」
「おもしれえほど簡単に引っかかったぜ。ハッシュがブザマにもおっちんだ後だったしな!
後はテメエを絶望のドン底に突き落とすため王殺しの罪を負わせた!
だが・・・」
「テメエはここに来やがった!!
テメエはいつもそうやって!俺のしてぇ事をブチ壊しやがるッ!!
むかしッからそうだ!俺がどんなに努力しても!テメエはいつもそのひとつ上を行っちまうッ!!あの決勝大会の時もなぁッ!」
「俺があの夜どんなに苦しんだか・・・テメエにッ!テメエなんかにッ!!わかられてたまるかよッ!!」
「だが・・・俺は、今迄の俺じゃあねえ・・・」
「今こそッ!てめえをブッ倒しッ!!テメエの引き立て役だった過去に決別してやるッ!!」
「あの世で俺にわび続けろオルステッドーーーーッ!!!!」
*戦闘・対ストレイボウ戦
ストレイボウ「く・・・くっそお・・・また・・・かよ・・・!」
*ストレイボウ息絶える。
アリシア 「ストレイボウ・・・」
*オルステッド、アリシアの元へ行こうとするが・・・
アリシア 「来ないで!」
「・・・オスルテッド・・・なぜ・・・来てくれなかったの・・・?
私は待っていたのに・・・この人は・・・ストレイボウは来てくれたわ!」
「・・・この人は・・・いつもあなたの陰で苦しんでいたのよ・・・あなたには・・・この人の・・・
負ける者の悲しみなどわからないのよッ!!」
「ストレイボウ・・・もう何も苦しむことはないわ・・・
私が・・・ずっと一緒にいてあげる!」
*アリシア自決する
*回想・武闘大会優勝直後
アリシア 「オスルテッド様とおっしゃいましたね?とても男らしい・・・戦いぶりでした。
よろこんで・・・あなたの妃となりましょう」
*回想・テラスでの会話
アリシア 「今は私とあなただけ・・・これからは父上よりも・・・いいえ、誰よりも・・・あなたを・・・信じます。」
*回想・魔王像の前
勇者ハッシュ「姫は・・・お前が助けに来ると信じている・・・
信じていてくれる者が一人でもいる限り・・・その人間を・・・信じるのだ!」
*回想・地下牢
賢者ウラヌス「じゃがなオスルテッド・・・ワシはこう思う・・・ここで人間を憎んでは負けじゃ
・・・かといって自分の心にウソをついてもいかん。
じゃから・・・ワシは命をかけても、魔王ではないとうったえるしかないのじゃ・・・」
「じゃが、お前はそれではいかん。
オスルテッド、お前はまだ若い・・・ハッシュやワシらが命を賭けて守ったものを守り続けるのじゃ・・・」
*回想・王の間
大臣 「へ・・・!陛下!!
貴様、陛下を!!みなのもの、であえ、であえー!」
兵士 「どうされました?」「陛下!」
「オスルテッドが陛下を!」「なんということを・・・」「もしや・・・」
「勇者ハッシュもストレイボウも・・・みな、オスルテッドが!」
大臣 「ま・・・魔王!!」
兵士 「魔王だ!」「オルステッドは魔王だ!」
*ふたたび現在の魔王山頂上へ
オスルテッド「私には・・・もう何も残されてはいない・・・。
帰る所も、愛する人も・・・信じるものさえも・・・」
「魔王など・・・どこにもいはしなかった。・・・ならば」
「この私が魔王となり・・・自分勝手な人間達に、その愚かさを教えてやる。」
「私は今より・・・オスルテッドなどではない・・・」
「我が名は・・・」
「魔王・・・オディオ!」
*魔王像の目が光りだす・・・。
*スタッフロールへ
TO BE CONTINUED・・