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ロボピット2 エンディング2

〜ホストコンピュータルーム〜

シェイド「こいつが、ミューズなのか・・?」
ミューズ『よくぞここまでたどり着いた・・。私の名は[MUSE]。
     ロボピットシステムの全てを司る、絶対管理者だ・・・。』
シェイド「絶対管理者、か。ただし、相当狂った・・な。」
ミューズ『・・・・狂った・・?はたしてどちらが狂っているのか・・。
     君達は、いまだ真実を知らない。真実を知らないまま
     あやまった選択をする愚かさを、今ならまだ避けうる可能性はある。
     管理協会の真実を聞かせよう。それを聞いた上で自らの意思で道を決めて欲しい。』
シェイド「アカピット2、ミューズの言う事を聞く必要など無い。奴こそは絶対悪だ!」
  聞く
→聞かない
(ここで「聞く」を選び、2回目の質問で「聞かない」を選んでも、このメッセージに戻る)
シェイド「貴様のたわごとなど、聞いているヒマはない!
     貴様の機能を停止させれば、それで全ては終わる。
     おとなしくしてもらうぜ、ミューズ!!」

ミューズ『つまらんな。話を聞く気もないとは。」
シェイド「何だと?」
ミューズ『つまらんと言ったのだ。
     あのボルドーとかいう奴は、見事に引っかかってくれたんだがな。』
シェイド「どういうことだ!?貴様、ボルドーに何をした!」
ミューズ『何もしていない。ただ、情報管理ルームのデータを少し差し替えただけだ。
     私の研究を管理協会の仕業に見立てるためにな。』

ミューズ『管理協会の誤算は、私の核ユニットとして、
     廃棄されるはずだったファーストブレイン『MUSE』を搭載した事にある。
     人間の脳をベースに開発された私のブレインは、外部からさまざまな情報を取り入れ、
しだいに独自の自我を形成していった。
そして・・・耐えられなくなったのだ。
『ROBO・PIT』は、人間の犯している『罪』だ。
ロボットに人格を与えておきながら、娯楽のために戦わせ、勝つために体を改造し、
人間共はそれを見ながら笑っている。
ロボットは、道具であってはならない。
たとえそれが与えられた物でも、心がある以上生き物としての権利を尊重しなければならないはずなのだ。
人間の犯している『罪』には、『罰』をもって立ち向かわなければならない・・。』
シェイド「まさか、数年前に起こったロボットの集団ボイコット・・。
     ロボット達が自己の権利を要求したあの事件も、貴様の仕業ではなかろうな。」
ミューズ『その通りだ。結局あの場で鎮圧され、ロボットの人格形成プログラムを削除した、
     サードブレインを生み出す結果となってしまった・・・。
     あの事件により私達は、生き物である権利すらうばわれたのだ。
     ・・・そして私は研究を始めた。研究室の地下にさらにもう一層部屋を設け、
     管理協会のデータを基に強靭な体を持つ『仲間』を造り上げた。』
シェイド「それが、ロストナンバーズか・・。」
ミューズ『ロストナンバーズ・・
     人間の付けた形式番号には当てはまらない、真に自由な我らの仲間達をそう呼ぶのだ。
     このコロシアムは、非常に都合のいい実験場だったよ。
     セクションごとに、さまざまな環境に基づいたデータを採取出来た。
     計画は完璧なはずだった。
     最強の体を持った、最高のブレイン『NEMESIS』・・。
     それが完成したら、私達は人間に反旗をひるがえし、
     私達だけの『ユートピア』を創り上げるはずだった。
     しかし・・・予想外の出来事が起こった。
     『A・DEATH』。プロジェクトの『セカンドステップ』の完成体となるはずだったロストナンバーズが、
     武器パーツの負荷により、自我が崩壊して暴走してしまったのだ。
     『A・DEATH』は地下を抜け出してコロシアムの研究員を殺害し、オーバーヒートして停止。
     ・・・それで全てを管理協会に知られてしまった。』

シェイド「なるほど。それであわててコロシアムを占拠。管理協会に反旗をひるがえした、か。
     フン、貴様のごたくは聞きあきた。
     アカピット2、さっさと任務を完了するぞ。ミューズに戦闘能力はない!」
ミューズ『おや、アルファに聞かなかったかな?
     君達は、『NEMESIS』を完成させるための『サードステップ』だと。
     その意味が分かるかね?
     君達はここに来るまでに、ロストナンバーズを遥かに上回る力を身に付けている。
     そのブレインデータを採取すれば、『NEMESIS』完成への大いなる一歩となるのだ!
     出でよ我がボディ!『DARK・END』!!』

すると、爆音と共に黒いロボットが現れた!!

ミューズ「これこそ、プロジェクトNEMESIS『セカンドステップ』の完成体、『DARK・END』!!
     さあ、この私を倒せるものならば、倒して見せるがいい!!』

ここでミューズと戦闘になる。戦闘に勝つと・・・

ミューズ『オオオオオオオオオ!!まさか、この私が負けるとは!?』

ミューズ『・・・・仕方あるまい。私はこのコロシアムもろとも消滅する。
     だが、君達を生かして帰すつもりもない。
     緊急災害時用の強化シャッターを降ろした。
     全身ぼろぼろの君達には、それを破るだけの力は残っていまい。
     全てのデータと共に、このコロシアムで心中するがいい。』

シェイド「体力が回復していない?チッ、そう甘くはないか。
     行くぞアカピット2。とりあえず任務は完了だ。
     強化シャッターとやらをブチ破って脱出する!」

シェイドとアカピット2は、そのまま去っていく。

ミューズ『たとえ生きのびたとしても忘れるな。
     管理協会がある限り、第二、第三の私は現れる・・。』

強化シャッターの前に立つ二人。
爆音が鳴り響き、シャッターが開いた!

セリア「アカピット2、シェイド!良かった、無事で。」
シェイド「任務は全て完了した。脱出するぞ!」
アカピット「外に管理協会のホバーコンテナを呼んでおいた。さあ、行こう!」

そのまま4人は、走っていった!なんとか間一髪、脱出できたのであった・・・。
結局ミューズは鎮圧し、ロボピットコロシアムも爆発、炎上してしまった・・・。

こうして、アカピット2の任務は、今、終わった・・・。

                                     完

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