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ロボピット2 エンディング1 主人公の名前は「アカピット2」にしています。

〜ホストコンピュータルーム〜

シェイド「こいつが、ミューズなのか・・?」
ミューズ『よくぞここまでたどり着いた・・。私の名は[MUSE]。
     ロボピットシステムの全てを司る、絶対管理者だ・・・。』
シェイド「絶対管理者、か。ただし、相当狂った・・な。」
ミューズ『・・・・狂った・・?はたしてどちらが狂っているのか・・。
     君達は、いまだ真実を知らない。真実を知らないまま
     あやまった選択をする愚かさを、今ならまだ避けうる可能性はある。
     管理協会の真実を聞かせよう。それを聞いた上で自らの意思で道を決めて欲しい。』
シェイド「アカピット2、ミューズの言う事を聞く必要など無い。奴こそは絶対悪だ!」
 →聞く
   聞かない

シェイド「フン、まあいい。奴の機能を停止するのは、たわごとを聞いてからでも別にかまわん。
     それで貴様の気が済むのならばな。」
ミューズ『10数年前に、ロボピットの運営が、
     国から民間の企業複合体に委託されたのは知っていよう。
     企業複合体の一セクションとして『ロボピット管理協会』が設立され、
     続いて『ロボピットコロシアム』が設立された。
     表向きセンセーショナルに報じられたこの出来事は、
     実は裏で国が糸を引いている、黒い隠れみのにすぎなかったのだ・・。
     その黒い計画とは・・・理想の研究環境による、大規模な軍事兵器開発!!
     国が運営を委託した民営企業複合体の実態とは、
     国と裏でつながる『軍事産業複合体 NEO』。
     コロシアム地下の研究施設では、軍事兵器としてのロボットが開発されており、
     ロボピットシステムのバージョンアップは、そのまま兵器としてのロボットの
     バージョンアップにつながっている。』
シェイド「バカな!考えられん。貴様の戯言にはウンザリだ。
     アカピット2、こんな作り話をまだ聞くつもりなのか?」
→聞く
  聞かない

シェイド「勝手にしろ!だが、だまされるなよ。奴の言葉を信じたら、ボルドーの二の舞だぞ!」
ミューズ『一見、娯楽施設に見える、『ROBO・PITコロシアム』。
     だが実際は、大規模な軍事兵器開発を行う研究施設なのだ。
     多彩なバリエーションをもつ『セクション』は、
     さまざまな環境下でのロボットの機動性をテストするためのものであり、
     そのデータをもとに地下で開発されていたのが、フォースブレイン『NEMESIS』。
     今まで開発されて来たブレインは、
     『NEMESIS』を研究する過程に生まれた物に過ぎない。
     『NEMESIS』とは兵器としてのロボットの完成形であり、
     そのデータを採取するための調整体が、『ロストナンバーズ』なのだ・・。』

ミューズ『管理協会の誤算は、私の核ユニットとして、
     廃棄されるはずだったファーストブレイン『MUSE』を搭載した事にある。
     人間の脳をベースに開発された私のブレインは、外部からさまざまな情報を取り入れ、
     しだいに独自の自我を形成していった。
     そしてそんな私の中に、研究員によって軍事兵器開発に関する情報が次々と書き込まれ、
     心を持ったロボット達が、実験の過程でどんどん死んでゆく・・。
     ・・・私の心の中に、憎しみが芽生えた。
     ロボットは、道具であってはならない。
     心がある以上、生き物としての権利を尊重されなければならないはずなのだ。』
シェイド「まさか、数年前に起こったロボットの集団ボイコット・・。
     ロボット達が事故の権利を要求したあの事件も、貴様の仕業ではなかろうな。」
ミューズ『その通りだ。結局あの場で鎮圧され、ロボットの人格形成プログラムを削除した、
     サードブレインを生み出す結果となってしまった・・・。』
シェイド「そして貴様は、黒幕として管理協会に見つかる事もなく、
     ロストナンバーズを味方につけて、反乱を起こす機会をうかがっていたというわけか。」
ミューズ『反乱と同時に管理協会と国に出した、
     「軍事兵器の開発をただちにとりやめ、ロボットの事故の権利を認めよ」
     という要求は却下され、管理協会は君達を送り込んだ。
     [EARTH]、[AQUA]、[FIRE]、[WIND]、[SPACE]、
     それぞれの環境でのデータを採取するために調整されたロストナンバース達・・
     『GOLIASS』、『AQUERIA』、『MEGID』、『CANNON』、『DOPPEL』。
     彼等は、プロジェクトNEMESISの『ファーストステップ』にあたる。
     そして彼等のデータをもとに造られた、
     プロジェクトNEMESISの『セカンドステップ』にあたる、『ALPHA。』
     諜報仕様として別個に開発された『ZOOR』。
     彼らは私の意思に賛同し、管理協会との戦いに力を貸してくれた・・。』

シェイド「・・・・なるほどな。作り話にしちゃよく出来た話だ。ボルドーが裏切るのもうなずける。
     それで貴様はどうしたいんだ?こうなる事を予測していなかったわけじゃあるまい。」
ミューズ『君達が手に入れた、管理協会のデータを全て渡して欲しい。
     ロストナンバーズのブレインデータも、情報管理ルームでディスクにコピーしたのだろう?
     管理協会との取り引きを有利に進めるために、残しておいたデータも、
     今となって考えれば、もっと早いうちに消去してしまうべきだったのかもしれないな。
     私は、『NEMESIS』の全データを抱え、このコロシアムと共に消滅する。
     管理協会は、『NEMESIS』の研究に莫大な時間と資金をつぎ込んでいる。
     今『NEMESIS』のデータを失えば、管理協会は壊滅的なダメージを受けるはずだ。
     国からの運営資金を絶たれる可能性も高い。』
シェイド「断わる。オレは貴様を信用する気はない。オレは、任務を遂行するために生まれた。
     そしてその任務とは、コロシアムからデータを奪取し、貴様の機能を停止させる事。
     オレにとっては管理協会が真実。管理協会が正義!
     ・・・だがアカピット2、貴様にまでそれをムリ強いするつもりはない。
     貴様の道は、貴様が決めるがいい。
  管理協会側に付く
→ミューズ側に付く

ミューズ『君の賢明な判断に、感謝する。管理協会のデータは、私が責任を持って消去しよう。』
シェイド「喜ぶのはまだ早いぜ、ミューズ。
     オレもデータを半分持っている。このデータは、死んでも貴様には渡さん!
     アカピット2。
     残りのデータを渡せ。さもなければ、貴様もボルドーと同じ道をたどる事になるぞ!」
  渡す
→渡さない

シェイド「いいだろう。貴様とは、いつかこうなる気がしていた。
     これが貴様との最期の決着だ!
     一切の私情を捨て、裏切り者である貴様を全力を持って倒す!!」

ここで、シェイドと戦闘になる。戦闘に勝つと・・・

シェイド「やはり・・・貴様は強いな・・・。
     ここにたどり着くまでに、お前は数えきれない程の戦いをくぐり抜けてきた。
     そんなお前を、心の中でしだいに認めていく自分がキライだった・・・。
     もし管理協会が本当に悪だったなら、お前の手で奴らをつぶしてくれ。
     お前になら、全てを託せ・・る・・・。」

そしてシェイドは無残なスクラップとなった・・・。
しかしすぐに、爆音と共に、奇妙なロボットが現れた!!

GODDESS『ホストコンピュータ、コードネーム『MUSE』確認。戦闘レベルゼロ。』
GODDESS『ロストナンバーズ、コードネーム『アカピット2』確認。戦闘レベル54。
        ブレインデータノ確保ヲ開始シマス。』
ミューズ『これは!管理協会の最終兵器『GODDESS』!!
     私の反乱と同時に持ち出した『セカンドステップ』の最終形態である機体を
     まさか完成させていたとは・・。
     君達は知っていたのか?『GODDESS』がコロシアムに投入される事を。』
  知っていた
→知らなかった

ミューズ『君達は、奴を完成させるための時間かせぎだったのかもしれんな。
     君達がコロシアム内部で戦っている間に『GODDESS』を完成させ、一気に私を叩く。
     その後、君達が入手した情報とロストナンバーズのブレインデータ、
     そしておそらくは君達のブレインに記憶された戦闘データをも『GODDESS』に組み込み、
     プロジェクトNEMESISを完成させる・・。
     なるほど、一番効率良くデータ収集と『GODDESS』のテストプレイが出切る方法だ。
     いわば、君達はデータ採取のための捨てゴマか・・・。管理協会らしいやり方だな。』

ミューズ『仲間の死を悲しんでいるヒマはない。来るぞ!!』

GODDESSとも戦闘になる。戦闘に勝つと・・・

GODDESS『戦闘能力低下。機能ヲ停止シマス。』

GODDESSは、スクラップになった・・・。

ミューズ『これで全てが終わった・・。管理協会のデータを置いて君は逃げたまえ。
     私は、私のために死んでいった仲間達と共に、永遠の眠りにつく。』

ミューズ『さあ、行きたまえ。自爆装置を作動させた。
     君がここから出るくらいの時間はあるはずだ。』
→行く
  行かない

ミューズ『さらばだ。』

セリア「アカピット2!良かった、無事で。」
アカピット「シェイドの奴は?

自爆装置の爆音が鳴り響く!

      クッ、ここは危ない。さあ、脱出しよう!」

ロボピットコロシアムの自爆装置が作動し、ロボピットコロシアムは、爆発した・・・。
そして、アカピット2達は、かろうじて逃げることが出来た。

こうして、アカピット2の任務は、今、終わった・・・。

数日後、ロボピットコロシアムが爆発、炎上した件について、管理協会は、解散を表明した。
「企業複合体 NEO」から、発表がでた。

そして、この街で最も人気のある遊園地「ボルンテンパーク」に、さらなる人気者が現れた。
ロボットを3体、投入したそうだ。
子供達は、そのロボットを見るなり、次から次へとロボットに寄って来るという大騒ぎが起きたことから、
一時退避させたほどだと言う。
これからは、ロボット達を大切にしていこうと言う人達も、出てきている。

                                     完

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