戻る TOPへ

メルティブラッド アクトカデンツァのエンディング

●シオン・エルトナム・アトラシア

シオン「タタリの消去は現在の装備では不可能。ただし、発生のサイクルを大幅に遅らせる事には成功した。これで向こう二百年、タタリが発生する事はない。私とタタリとの戦いは、これで一応の結末を迎えたとするべきだろう。」

保管委員「院長補佐。書類にあった吸血種のサンプルですが、本日付けで納品いたしました。補佐の蔵書に搬入いたしますか?」

シオン「ええ。イシスではなくオシリスに届けなさい。保管委員のキュリアとシアに召集を。臨床は二時間後と伝えるように。(タタリとの決着がついたところで、私の戦いにはまだ先がある。私の為、そして日本で得た友人の為にも、私はこのアトラスで吸血鬼という病そのものに打ち勝ちましょう−−−)


●アルクェイド・ブリュンスタッド

アルクェイド「はーあ。結局ロアの居所は分からずじまいかぁ。ま、この近くにいる事は確かなんだし、地道に捜すしかないようね。」

転びそうになる

アルクェイド「っと、あぶないあぶない、あやうく転ぶところ・・・・・・だったけど・・・・・・おかしいなあ、石につまづくなんて、そんな無駄な機能ついてないのに。ネロにやられた傷がまだ治ってないようね。−−−けど、なにかしら。ヘンに胸がドキドキしてる。ふふ、明日にもロアが見つかるっていう報せならいいんだけど。」

背後に七夜がいた

●シエル

シエル「はあ、今回もハズレでした・・・・・・おかしいなあ、この街で間違いないんですけどね−。」

喫茶店でカレーを食べていて

シエル「ん・・・・・・?今のはまさか、アルクェイド・ブリュンスタッド・・・・・・?彼女が現れるということは、今度こそ当たりです・・・・・・!と、そうと決まれば活力を補給しなくては。すみませーん!ビーフカレーもう二つ追加してくださーい!」

●遠野 秋葉

琥珀「秋葉さま、お茶の支度ができましたが。」

秋葉「ありがとう琥珀。こっちに持ってきてちょうだい。」

琥珀「かしこまりました。・・・・・・あら。志貴さん、レンさんとお昼寝ですか?」

秋葉「ええ。私の苦労も知らないでいい気なものです。・・・・・・けど、まあいいか。兄さんが元気になったのはいいコトだものね。気分もいいし、今日はもう少し寝かせておいてあげようかな。」

●翡翠&琥珀

琥珀「志貴さん発見です!お怪我はありませんか?体は大丈夫ですか?なにか危ないコトされちゃいましたか?」

翡翠「ね、姉さん・・・・・・!やめてください、志貴様が驚かれています。」

琥珀「大丈夫大丈夫、わたしたちは事件解決の立役者ですもの、志貴さんだってこれぐらい許してくれます。ね、そうですよね志貴さん?」

志貴「あう・・・・・・二人に助けられたのは事実ですから。多少の無茶はおとなしく甘んじます。」

琥珀「そういう訳で、今日は志貴さんに甘え放題です!ほら、翡翠ちゃんも早く早く。こんなチャンス、めったにないんだから。」

翡翠「あ・・・・・・わ、わたしはそのようなコトは、とても。」

琥珀「もう。それじゃあ、志貴さんの方から、はいっ♪」

志貴「え?って、琥珀さん何を−−−−!?」

翡翠「!?」

琥珀「はい。これにて、一件落着です♪」

●翡翠

志貴「翡翠−。昨日の夏服のコトだけど・・・・・・」

翡翠「はい・・・・・・志貴様の制服でしたら、秋葉さまが全て卸したてにするように、と・・・・・・」

志貴「・・・・・・あ。おっけー、ゆっくりな翡翠。」

秋葉「翡翠?今朝送られてきた封筒、目を通したから焼却しといて−−−」

翡翠「ぁ・・・・・・久我峰さまからのお手紙でしたら、さっき姉さんがもっていたような・・・・・・」

秋葉「琥珀のヤツね。それより翡翠、夏だからって風邪ひくわよ。」

琥珀「あわわわ!翡翠ちゃん翡翠ちゃん、いまお掃除してたら一人でに壁時計が落ちちゃって・・・・・・!」

翡翠「・・・・・・壁時計は一人でに落ちません・・・・・・姉さん、あれほどお屋敷の掃除は控えるように、と・・・・・・」

琥珀「・・・・・・っと。タオルケットだけじゃ心許ないですよー。はい、このクッションを枕にしましょう。」

椅子に座って寝ていた

琥珀「それじゃ、お休みなさい翡翠ちゃん。」

翡翠「・・・・・・すーすー・・・・・・」

●琥珀

琥珀「はい、夕食の仕込みはこれで完了、と。・・・・・・はあ。事件を解決したところで忙しいのは変わりませんね。休みになったら温泉にでも行ってゆっくりしたいものです。」

キッチンにレンが猫の姿で現れる

琥珀「あら?レンさんもご一緒するんですか?お風呂は嫌い・・・・・・ふむふむ、温泉は別、と。ええ、承りました。それじゃあ次の休みになりましたら、皆さんで出かけましょうか♪」

●遠野 志貴

志貴「ふう。とりあえず一件落着かな。夜も明けたし、先生も行っちゃったしな。秋葉たちには悪いけど、ちょっと一休みしていこう−−−」

その場で昼寝することに

●有間 都古

都古「そんなわけで一件落着。猫王国は二度目の壊滅を迎えて、お兄ちゃんを無事助け出せたのでした。」

志貴と海に来ていた

都古「お兄ちゃん、こっちこっちー!スイカ冷えてるよー!」

志貴「ちょ、都古ちゃん走っちゃあぶないよー!あんまり遠くいっちゃダメだからねー!」

都古「だいじょうぶ、まだお日様はたかいもん。今日は一日、ずーっと遊んでもらうんだからねー!」

●ワラキアの夜

ワラキア「・・・・・・じき夜も明ける。ズェピアなどという主役は不要だ、潔く自害しなければ。タタリが一つのカタチに拘っては立ち行かない。さて、舞台はハネた。大道具の後片付けは裏方に任せ、次の舞台に急ぐとしよう。願わくば次こそ心地よい殺戮でありますように。」

●ネロ・カオス

ネロ「・・・・・・消えたか。どこぞの祖が作り上げた偽物だったのか、真祖の姫から乖離した吸血衝動だったのか。いずれにせよ、本物には及ぶまい。いずれ追いつくぞ真祖の姫。その時こそ、我らを凌駕する”究極の一”を取り込んでくれる・・・・・・!」

●吸血鬼シオン

シオン「既に私が死んでいた?馬鹿な話だ。死を超越するが為の吸血種、死に拒絶されたが故の死徒ではないですか。シオン・エルトナムはとうに消えた。ここに残ったものはタタリの名を冠する死徒。さあ−−−血に濡れた第二幕を始めましょう。」

●暴走アルクェイド

アルクェイド「あら、簡単に殺しちゃった。おかしいなあ、もっともっと、わたしなんかじゃ何百人いたところで殺しようのないヤツなのに。・・・・・・もしかして、わたしと殺し合う前に誰かに殺されてたの?・・・・・・ふふ、だとしたら感謝してあげるわ、見知らぬ殺人鬼さん。これでわたしは本物になれた。−−−待ってなさい、わたしを殺した責任、ちゃんと取らせてあげるから・・・・・・!」

●赤主秋葉

秋葉「どう、思い知って?誰がこの町の支配者か、理解していただけたかしら?」

琥珀「きゃー!素敵です秋葉さまー!これで研究に邪魔な・・・・・・こほんこほん、いえ、町の平和を乱す方々も一掃されましたっ!秋葉さまが最凶です!」

秋葉「そんなの当然よ。今まではちょっと運がなくて詰めを誤っていただけなんだから。さあ琥珀、支度をなさい!屋敷に帰ってこない兄さんを迎えに行きます!」

琥珀「はい、仰せのままに。」

何かを企む琥珀

琥珀「・・・・・・・・・ふふふふ。これでデータはとれました。秋葉さま、お楽しみはまだまだこれからですよ〜♪」

●メカヒスイ

メカヒスイ「空戦部隊、制空権カクホ。陸戦部隊、侵攻ヲ開始セヨ。リョウカイ。コレヨリ、全人類ゴ主人様ケイカクヲ発動シマス!」

琥珀「うう・・・・・・恐るべしメカヒスイちゃんの科学力・・・・・・ああ、地球はどうなってしまうのでしょうか・・・・・・っていうか、一体どうしてこんなことにぃぃ」

●七夜 志貴

七夜「ハ−−−何も残らない。もとから存在しないモノ、得るモノもなければうしなうモノなどあり得ない・・・・・・そう思っていたんだが、まいったねどうも。このまま消え去るのはいただけない。死を恐れるとは思わなかった。ああ、なんてこった死んだらもう誰も殺せない。あっちにいるのは亡者ばかりだ。なんの楽しみもないんだが・・・・・・まあ、これが相応の罰ってヤツか。いいぜ、このまま無惨にちぎれて消えるさ。」

●弓塚 さつき

ナレーション「こうしてさつきの活躍により、大吸血鬼・ネロは三咲町を後にした。彼のアギトにかかったであろう人々の命を未然に救い、新米吸血鬼さつきは今夜も自信なく町の平穏を守るのだ!」

さつき「・・・・・・うん、だんだんコツがつかめてきた・・・・・・おなかも一週間に一回200ccでオッケーにたいだし、昼間出歩かなきゃ大丈夫!よーん、真祖さんでも代行者さんでも遠野くんの妹さんでもなんでもかかってこーい!町と遠野くんの平和は弓塚さつきが守るんだからっ!」

●レン

レン「・・・・・・・・・・・・」

白レン「いいわ、敗者は大人しく勝者に従ってあげる。どうせ長続きはしないんだもの。貴女が壊れてしまうまで、一緒にいてあげるわレン。」

レン「・・・・・・・・・・・・」

白レン「貴女がいればそんなコトにはならないですって?・・・・・・フン。便利に使われるのは我慢ならないけど、まあ、信頼されてるかぎり力になってあげるわよ。」

鏡に映したように向かい合う

白レン「わたしたちは二人で一人。貴女が守りたいものは、わたしにとっても大切なものなんだから・・・・・・」

●ネコアルク

ネコアルク「しまったにゃ。つい勢いで大気圏を突破してしまったわたし。んー、これが真空状態かー。冷たいにゃー、寂しいにゃー、つーか地球が遠のいて行くにゃー。にゃどと現実逃避している場合ではにゃい。しーきゅーしーきゅー、誰かたーすーけーてー!」

●蒼崎 青子

青子「まいったわ、ありゃ筋金入りだわ。私じゃ手助けにもならなかった。ま、人生塞翁が馬、いつか相応しい師匠がついてくれるでしょうし、今回はこれでよしとしましょうか。・・・・・・さて、次は協会からの召集状かぁ・・・・・・あんまり気乗りしないんだけど路線も心許ないし、一つ大きな仕事を引き受けるとしましょうか。」

●軋間 紅摩

紅摩「−−−頃合いか。体は薄れていくものの痛みも感慨もない。もう少し死に近いと思ったが、これでは夢と変わりはないな。死に損なったな遠野。おまえに父を継ぐ気概が残っているのなら、オレの棲む森に来るがいい。その時こそ、あの夜の答えが出るはずだ−−−。」

●ネコアルク・カオス

ネコアルク・カオス「グレゴール・ザムザが目を覚ますと、彼は一匹の虫に変身していた。カフカ作、変身より。・・・・・・まあ、にゃんだね。いきおい大気圏突破考え物であったね。これが真空状態かー。冷たいにゃー、寂しいにゃー、つーか地球が遠のいて行くにゃー。にゃどと現実逃避している場合ではにゃい。しーきゅーしーきゅー、こちらネコ、サンダー野鳥三号による救助を要請する。繰り返す、サンダー野鳥三号による救助を要請する。なに、四号しか空いてない?相変わらず人気ねえな四号は!」

inserted by FC2 system