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街 〜運命の交差点〜 のエンディング (雨宮桂馬 その3)

「その2」のクリア後のセーブデータを
ロードすることで見ることのできる
最終エンディングです。
青空が美しい。
あれから、一ヶ月がすぎた。

桂馬は、日常のパトロール勤務に戻った。
しおりも一緒だ。

「今日も元気だ、コーヒー牛乳がウマイ」


誰かと肩がぶつかった。

「ったく、どこ見て歩いてんだよ、このオタク刑事!」
「す、すいません……オタク?」
「ヘイ、久しぶり。新聞見たぜ。やったじゃんかヨ」
「ガ、ガイ……!!」

顔を見上げると、緑山学院高校の制服を着たガイが笑っている。

「ガイ……くん、その格好……はどうしたのでせう?」
「へへ、この一ヶ月、ガッコウに通ってるんだケド、何かモンダイでもある?」
「こいつ……」

3人は揃って大笑いした。
そのとき、桂馬の携帯が鳴った。

「お、鳴ってるぜ。出世したじゃん。ケイタイなんか持つようになってヨ!」

桂馬は電話を取り出して、受けた。

「渋谷中央署の雨宮だな?」
「へ……?」

聞き覚えのない声だった。

「バクダンを仕掛けた」
「な、なんだって!!」
「ラジコン爆弾だ。早く止めないと……街は……ドカンだぜ」
「え……オイ、いま何っていった?! もッ……もしもし!?」

電話は切れた。

「桂馬クン、どうしたの?」
「爆破予告です。今度はラジコン爆弾だって!」
「ええッ!!」

そのとき……

「ああッ!?」

桂馬たちの足元を、1台のラジコンカーが猛スピードで駆け抜けて行った。

「あ、あれだ!」

桂馬はラジコン爆弾を追って走り出した。


雨宮桂馬はいまや、バクダン刑事である。


オタク刑事走る!


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