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魔法騎士レイアース ゲームボーイ版エンディング
●エンディングまでの流れ
”絵の中の世界”からの脱出を図り冒険を繰り広げた光、海、風。
絵の世界の住人の力を借りて進んだ三人はついに、事件の元凶たる”神官ザガートの残留思念”と遭遇する。
絵の世界そのものを燃やし、光たちを始末しようとするザガートの残留思念。
これに対し、光たち三人は絵の中の人々の思いを背に戦いを挑み、見事に勝利を収めたのであった・・・・
●エンディング
（炎に包まれつつある絵の中の世界）
（分身して光、海、風とそれぞれ戦い敗れた神官ザガートの残留思念が一人に戻る）
ザガート「さすがは”マジックナイト”。ざんりゅうしねん”とはいえこのわたしをたおすとは・・・・」
「しかし そんなうででは わたしのほんたいは たおせんぞ」
「ふふふ はははは！」
ゴーゴー（消滅するザガートの残留思念）
ひかる「まけないわ！ わたしたちは ぜったいにまけない！！」
ボッ！ ボッ！ ボッ！（炎が広がっていく）
うみ「ここは もうきけんね。はやくでましょう！」
ひかる「でも みんなが！！」
ふう「ひかるさん。わたしたちがここでしんでしまっては みなさんを さらにかなしませてしまいますわ」
ひかる「・・・・・・・・・・」
ボッ！ ボッ！ ボッ！（さらに広がる炎）
（セフィーロへの出口に近寄る海）
うみ「ひかる いそぐのよ」
（出口に走っていく海と風）
ボッ！ ボッ！ ボッ！（さらに激しさを増す炎。もはや一刻の猶予もなさそうだ）
（火に囲まれながらしばし動かない光）
（だがやがて意を決し、出口に向かって走っていく・・・・・・）
（こちらはセフィーロ。森の中）
（今や燃え盛っている絵が木に立てかけてあり、その前でモコナが待っている）
モコナ「ぷっぷ ぷう！」
（騒ぎ出すモコナ。見る間に、絵の中から海と風が飛び出てくる）
（遅れて光も飛び出す）
モコナ「ぷっぷ ぷう！」
（光たちにかけよるモコナ。周りを走り回る）
（ゆっくりと起き上がり、顔を見合わせる光、海、風）
（三人が絵を見ると、そこには真っ黒になった焼け跡があるだけだった・・・・・）
ふう「やけてしまいましたわ・・・・」
ひかる「みんな・・・・」
うみ「ひかる・・・・ふう・・・・」
「あのえのなかで であったみんなは いつまでも わたしたちのなかで いきてるわ・・・・」
ひかる「・・・・うん・・・・」
ふう「・・・・そうですわね・・・・」
モコナ「ぷっ ぷっ ぷう！」
（傷心の三人。それを知ってか知らずかいつものようにはしゃぐモコナ）
うみ「こーの やくたたず！」
「なんでわたしたちを たすけてくれなかったのよ！！」
モコナ「ぷう？」
うみ「もー ゆるさないから！」
モコナ「ぷっ ぷう！」
（いつもの追いかけっこがはじまり、どこかへ行ってしまう海とモコナ）
ひかる「うみちゃん・・・・」
ふう「ひかるさん・・・・」
「こんかいのぼうけんで いちばんかなしんでいるのは うみさんかもしれませんね」
「だって あんなにつよがって・・・・」
ひかる「・・・・・・・・うん」
ふう「さあ わたくしたちもいきましょう」
ひかる「うん ザガートをたおすために！」
（決意を新たに走り出す光と風）
（三人がいなくなった森の中）
（例の絵の焼け跡から光の玉が出現する）
（光がおさまると、そこには光たちが絵の中で出会った人々が勢ぞろいしていた！）
（不思議そうに首を振る人々）
トリュース「こ これは・・・・」
ロテック「ここは えのそとのせかいじゃないでしゅか！」
ラデル「いったい どうしたんだ？」
リーファ「それに わたしたちいきている・・・・」
ちょうろう「なるほどのう・・・・」
（そう呟いたのは、絵の世界では見覚えが無かった老人）
ロテック「そのこえは ちょうろうでしゅか！？」
（絵の世界では巨木だったはずの森の長老は、髭を蓄えた人間の老人になっていた）
ちょうろう「ふぉっふぉっ」
「えのそとにでたからの ザガートのまりょくがとけたんじゃよ」
ロテック「ちょうろうはもともと”き”じゃなかったんでしゅね」
ラデル「それより なるほどとは どういういみなのですか？」
ちょうろう「ふぉっふぉっ」
「おぬしたちは わすれておるようじゃな・・・・」
「このセフィーロが”いし”のせかいじゃということを・・・・」
リーファ「あ・・・・」
ちょうろう「うみたちは ほんとうに わしたちのことを”しんでほしくない”とおもったんじゃろう・・・・」
トリュース「ふんっ！ またひとつ”かり”ができたか・・・・」
ラデル「しかし ひかるたちは これからほんとうのたたかいが はじまるのだ」
「ひかるたちの ”おん”にむくいるためにも われらもすこしでもこのセフィーロをむしばむ まものたちをとめよう」
みんなのこえ「「「「おーーーー！」」」」
ロテック「おうでしゅ！」
（ロテックがワンテンポ遅れて声を上げると、みんなの顔がそちらに集中。いっせいに笑い出す）
みんなのこえ「「「「「わっはっはっはっは！」」」」」
（首をふりふり抗議するロテック）
ロテック「ななな なんでしゅか！ ぼくだって やくにたつんでしゅよ！
（そう主張するロテックだが、みんなの反応は薄い）
ロテック「えーん うみしゃーん みんながいじめるよーーーーー！」
（走っていくロテック）
（その後、捕まったらしく不満げな表情のロテック）
（彼を囲んで楽しそうなラデルら絵の世界から現われた人々・・・・・・・・）
Ｔｈｅ Ｅｎｄ
