戻る TOPへ
季節を抱きしめてのバッドエンディング (6)
(もう4月も終わろうとしている……)
悲恋桜の下に立つ主人公と麻由。
(今年はもう……いや、きっとこの悲恋桜が花を咲かせる事はないだろう……)
(そんな気がしていた……)
(そして麻由の記憶は、まだ戻ってはいない)
(けれど、過去の記憶よりもこれからの僕たちの記憶を麻由に創ってあげたい……)
(ボクにできる限りの……)
主人公の見つめる麻由の姿が、一瞬、ぼやける。
(……麻由がここにいる限り……)
麻由が今にも消滅しようとしていることに、主人公は気づいていない……。
Bad:06 不安な春編その1
季節を抱きしめてのバッドエンディング (7)
※ エンディングに至る道乗りが異なるのみで、内容はバッドエンディング(6)と全く同様。
Bad:07 不安な春編その2