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●エンディングまでの流れ
完全体となり、世界を多い尽くそうとするガイア。

人々と精霊の願いを背負ったジャスティンは、フィーナら仲間たちとともにガイアの中枢に突入。

幾多の死闘の末、ガイアの核を倒し、力の源である精霊石と対峙する。

そして・・・・・・












●エンディング













  (ラップとリエーテに見送られ、ガイアの中枢・精霊石の下へたどり着いたジャスティンとフィーナ)

フィーナ「精霊石・・・」
    「人々に力をあたえ 人々を破滅に追いやった 悲しい神話の鎖・・・」
ジャスティン「思えば この精霊石は オレ達に いろんなことを教えてくれた・・」
      「この光は いつも オレ達の進む道を 照らし続けていたんだ・・・・」
      「だけど もう この光の役割は 終わった」
      「これからは オレ達自身の光で 未来への道を 照らすことができるんだ」
フィーナ「さぁ・・・ジャスティン・・」
    「長かった 悲しい運命が 今 終わるのね」
    「あなたの その剣で・・・」
ジャスティン「うん・・・・ 精霊達! オレ達は 新しい時代を始めるんだ」
      「これからも オレ達の姿を 見守ってくれ!」
      「いくぞー〜!! オレたち!」

  (”精霊の剣”を構えるジャスティン)

ジャスティン「みんなで・・・・ いっしょに!!」

  (大きく跳び、頭から剣を精霊石に振り下ろすジャスティン)

ジャスティン「たぁぁぁぁぁぁ!」
      「うぉぉぉおおおぉぉりゃぁああああ!」

  (精霊石がまばゆい輝きを発し、あたりが包まれていく・・・・・)






  (巨大なガイア完全体から放たれる精霊石の光)

  (ガイアの体にひび割れが生じ、やがて色とりどりの光・・・・否”精霊”が漏れ出して周囲に散らばっていく)

  (全身から精霊が沸き出て行くガイア。その様はまるで花のようだ)

  (ガイアの本体を中心に、周りの分身も輝いていく)

  (暗闇の中を、蛍のように輝く精霊が流れてゆく・・・・・)





  (緑の草原の中、仰向けのジャスティンと腰を降ろしているフィーナ)
  (二人は手をつないでいる)

  (顔を上げるジャスティン)

フィーナ「気がついたのね・・・・」
ジャスティン「フィーナ・・・・無事だったんだね・・・・ほかのみんなは?」

  (上半身を上げるジャスティン。立ち上がって向こうを指差すフィーナ)

フィーナ「あそこを見て ジャスティン」

  (立ち上がり、フィーナが指差す方向を見るジャスティン)

ジャスティン「あ あれが ガイア・・・・?」

  (唖然とするジャスティン。そこには緑溢れる巨木と化したガイアの姿があった)

  (ガイアの周囲も草木が押し茂り、かつての砂漠の面影は無い・・・・・)


  (ゆっくりと風が流れる中、精霊が漂っている)

フィーナ「そう なにもかも 新しく 生まれ変わったんだわ・・・・」
    「ガイアだけじゃない この世界 全部がね・・・・」
    「感じるでしょ ジャスティン? 精霊の力が 世界中に 満ちてる」




  (ガイアに襲われ破壊されたジールパドンに精霊が舞っている)

  (ガイアによって精霊を喰われ石化した人々が元に持っている)

  (同じく石化していたカフー村の人々も戻っている)




ミューレン「見えているか リーン?」
     「全ては 邪悪なるくさびから 解き放たれたぞ・・・」
     「そう あのガイアでさえもな・・・・」
     「悲しい運命の鎖は 砕け散ったのだ・・・・」





  (ガイアを撃退し、生き延びた喜びを分かち合う人々)

  (人種・民族・軍人・亜人の区別無く喜び合っている)



ミューレン「新しい 人間の歴史が 始まるのだ」
     「おまえが 望んでいた歴史がな・・・・・・」

  (高台にて人々の様子を見守っているミューレン)

ミューレン「間違った道を 進むことも あるかもしれん だが・・・・」
     「大丈夫だな 彼らなら 手を取り合い 道を 切り開いていくさ・・・・」
     「私の役目は 終わったようだな」

  (一人立ち去ろうと身を翻すミューレン。そこに・・・・)

ミューレン「精霊? 私を呼んでいるのか・・・・?」

  (ミューレンを導くように漂う精霊)

  (ミューレンの視線の先に精霊たちが集まっていく・・・・・)


  (精霊の集まりから光が生じ、その中から誰かが現れる)



ミューレン「まさか!? リーン!?」



  (光の中から現れたのは、ガイアに飲み込まれて命を失ったはずのリーン)



リーン「う・・・・ん・・・・」
ミューレン「リーン!」
リーン「・・・・ミューレン様・・・・?」


  (離れて見詰め合う二人)

  (ゆっくりとリーンに近寄るミューレン)

  (しばし動きを止めるミューレン。やがてリーンが彼の胸に飛び込む)



ミューレン「リーーーーーン!!!!」



  (しっかりと抱き合うミューレンとリーン)

  (その様子を見上げている人々。そして遠くから眺めていたジャスティンとフィーナ)

フィーナ「良かった 姉さん・・・・ 信じられ・・・・ ううん・・・・」
    「奇跡って 起こるのね・・・・」
ジャスティン「精霊が 運んできたんだよ・・・・世界中のみんなに・・・・ 幸せをね」
フィーナ「ううん 違うわ ジャスティン」
    「運んできたのは ジャスティン あなたよ」



  (巨木となったガイアは人々を見守るようにそびえ立っている・・・・)












  (スタッフロール)












  (ここはどこかの町。活気溢れるところだ)

  (とある家から出てくる女性と謎の生き物)

  (それは美しく成長したスーと、まったく変わらないプーイだった)

スー「リリィおばさーん もう舟が着く時間だよ! 早く 早く!」
リリィ「まだ パイが焼けてないのー! ごめんねぇーーー 悪いけど 先に行っててくれる〜〜〜?」
スー「うん わかった〜〜〜! 行こっ プーイ!!」
プーイ「ぷぷぅー!」

  (町を歩いていくスーとプーイ)

  (ここはパーム。『海ねこ亭リリィ』から出てきたスーは見違えるような美人になっていた)



スー「あの 長い冒険が終わってから もう10年・・・・」
  「あたし達の住む世界は 大きく変わっています」

  (その言葉どおり、町の人々はかつてとは違う)

  (かつては人間だけだった町が、レーヌ人やモゲ族など、多種多様な種族が共に暮らすようになっていたのだ)



  ゴン!(モゲ族とカフー人の子どもたちがレーヌ人のおっちゃんに怒られている。)

おっちゃん「こぉらぁ! まーた お前らか!」
    「飽きもせず いっつもいっつも イタズラばっか しやがって!!」
子どもたち「イタズラなんかじゃないやい! これは訓練なんだ オレたち 冒険者をめざしてるんだよ!」
おっちゃん「そんなことは 人様に迷惑をかけないところでやれ!」

  (どこかで聞いたような言い訳をする子ども達をさらに怒るおっちゃん)


  (彼らを尻目に通り過ぎるスー)

スー「うふふふ! 実はあまり変わっていないのかも!」
  「だけど 昔よりだいぶにぎやかになったのは確かね」


  (さらに歩いていくスー)

スー「今日は ずっと待ちに待っていた日!」
  「ジャスティンとフィーナが 十年ぶりに冒険から帰ってくるの!」



  (港を歩いていくスー)

スー「うふふ! ジャスティン こ〜〜んなステキなレディになったあたしを見て なんて言うかしら!」
  「もしかしたら びっくりしちゃって 声も出ないかもね」
  「うふ とっても楽しみ!」


  (市場を越えて桟橋に到着。そこで待つスー)

?「わーい わーい!!」

  (何やらにぎやかな子どもたちの声が聞こえてくる)



  (5人の子どもたちが走ってきた。なんだかどこかで見たような顔と、聞いたような声だ・・・・・・)

男の子「わーい! パームに着いたぞー! 『うみねこ亭』は どこらへんにあるのかなぁ?」
女の子「すっごくおいしい料理が 食べられるんだよね? わたし おなかすいちゃった〜」
男の子「あっ! なんかいるぞ!」

  (青い帽子の男の子3人に緑の髪の女の子2人)

  (5人がいっせいに走ってプーイを取り囲む)

プーイ「ぷうぷう! ぷぷー ぷぷー!」
男の子「あっ 鳴いたぞ! おもしろい鳴き声ー!」
女の子「わーい いじめちゃえー」
プーイ「ぷぷぅ ぷぷぅ」

  (女の子に捕まったプーイ)

男の子「うわぁー ふわふわしてるー」
女の子「あっ! これ プーイだぁ! お父さんたちが言っていたとおりだね!」
   「ひつじみたい」
男の子「えー にてないよぉー」

  (プーイのことを知っている子どもたちに驚くスー)

スー「あっ ちょ ちょっと あなたたち もしかして・・・」

  (いじめられているプーイはとりあえずおいておくスー)

スー「・・・・・・ねえ あなたたちの お父さんとお母さんはどこにいるの?」
女の子「あっち! まだ船の中だよ」

  (と、ここでプーイが逃げ出した)

プーイ「ぷぷぷ ぷー! ぷー!!」
男の子「あっ 逃げるぞ! つかまえろ!」
女の子「待てー!」

  (逃げるプーイを追いかけていく子どもたち)

  (と思ったら、女の子がひとりスーの隣に並ぶ)

  (桟橋の前に立つスーと女の子)

  (と、スーが大きく手を上げた)

スー「あっ! ジャ〜〜スティ〜〜〜ン! フィ〜〜ナ〜ァ〜〜!!」



  (船から下りてきたらしいジャスティンとフィーナの姿は見えない)






  (ゆっくりと画面が引いていき、パームの町がだんだんと小さくなっていく・・・・・・・)













                                  おしまい.





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