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ゲーム『逆転裁判』エンディング。


12月29日 午前5時2分 成歩堂法律事務所

成歩堂『うーん・・・・昨日はさわぎすぎたかなあ・・・・
         まだ、アタマがガンガンするぞ・・・・。
         まだ5時か・・・・。もうひと寝入りするかな。』

成歩堂は、一通の封筒を見つける。

成歩堂『あれ。』
   (これは・・・・手紙?)

真宵(手紙)『おはよう、なるほどくん(成歩堂のあだ名)。
       昨日のなるほどくんは、ホント、カッコよかったです。
       そんななるほどくんを見ていて、こう思いました。
       ”こんなことでいいのかな”って。
       あたしは、霊媒師です。・・・・まだ、1人前じゃないけど。
       あたしも、御剣検事のチカラになりたかった。
       なるほどくんを助けたかったです。・・・・でも、
       できませんでした。・・・・とても、くやしかったです。
       だから、あたしは一度、修行に出ようと思います。
       そして、まず、霊媒師として1人前になろうと思います。
       ・・・・カオを見ると、言えなくなりそうなので、手紙にしました。
       さようなら、なるほどくん。』

成歩堂『(さ・・・・”さようなら”って・・・・)今、何時だ・・・・!
     始発の発車時間、すぎている・・・・と、とにかく、駅へ・・・・!』

成歩堂は、駅のホームに来た。
だが、真宵の姿はなかった。
成歩堂『・・・・・・・・・・・・
    やっぱり・・・・いないか。
    ・・・・・・・・・・・・』
その時、成歩堂は真宵にバッタリ会う。
真宵『あっ!
   な、なるほどくん!』
成歩堂『真宵ちゃん!』
真宵『・・・・・・・・』
成歩堂『・・・・・・・・・・・・』
真宵『・・・・・・・・・・・・・・・・』
成歩堂『やっぱり・・・・行っちゃうの?』
真宵『・・・・うん。
   くやしいから。霊を呼べない霊媒師なんて。
   ・・・・それに・・・・。
   あたしがいなくても、もう平気だもんね、なるほどくん。
   じゃあ・・・・元気でね。』

待った!

成歩堂『・・・・ちょっと待って!』
真宵『な、なに?』
成歩堂『・・・・・・・・・・・・・・・・
    御剣を助けられたのは、真宵ちゃんたちのおかげだよ。』
真宵『・・・・え?』
成歩堂『最期の法廷で・・・・聞いたんだよ。千尋さんの声を。』
真宵『お姉ちゃんの・・・・?』
成歩堂『声だけ、だけど・・・・。
    最後の最後、もうダメだ、ってときに・・・・。』
真宵『・・・・そうなんだ。さすが、お姉ちゃんだな・・・・。
   イトノコ刑事さんも、星影センセイも、ヤッパリさんも。
   ・・・・やっぱり、あたしだけだ。なんのヤクにも立たなかった・・・・。』
成歩堂『狩魔にトドメを刺したのは、真宵ちゃんだよ。』
真宵『?
   ・・・・あ、あたしは、なんにもしてないよ!
   ただ、おろおろしていただけ・・・・。』
成歩堂『・・・・悪いけど、こっちには証拠があるからね。』
真宵『・・・・しょうこ?』
成歩堂(スネている真宵ちゃんに、証拠を見せてあげよう)

証拠品選択:DL6号事件の弾丸

真宵『・・・・弾丸?』
成歩堂『狩魔は、DL6号事件の資料をすべてかくすつもりだった。
    でも、真宵ちゃんが守ったんだよ。最後の証拠品を。
    ・・・・この弾丸が、狩魔をたおしたんだ。
    この弾丸をぼくにくれたのは、真宵ちゃんだよ。』
真宵『・・・・なるほどくん・・・・。』
成歩堂『ありがとう。・・・・真宵ちゃん。』
真宵『・・・・・・・・
   ・・・・・・・・・・・・・・・・
   帰ってくるから。』
成歩堂『え?』
真宵『1人前になったら、帰ってくる。』
成歩堂『・・・・・・・・・・・・・・・・
    うん。・・・・待ってるよ。
    ・・・・・・・・・・・・』
真宵『やっぱり、あたしがいなくちゃダメだからね、なるほどくんは!』
成歩堂『そ・・・・そんなことはないけどさ。』

電車の発車ベルが鳴り出した

真宵『じゃ・・・・行くね。』
成歩堂『うん。』

真宵『ありがとう・・・・なるほどくん。』

・・・・これで、ぼくの物語はおしまいだ。
新米弁護士だった自分に別れを告げて、
ぼくは今、新しいページをめくり、新しい物語を生きている。
・・・・あいかわらずのカオぶれで・・・・

御剣『まだまだ甘いな!このシロウト弁護士が!』
裁判官『成歩堂くん。・・・・もう一度、考えなおしなさい。』
成歩堂『は、はあ・・・・。では、おコトバに甘えて・・・・』

異議あり!

エンドロールの後、勝訴記念の写真が表示、
その後、カプコンロゴが表示される。

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