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がんばれゴエモン外伝2 天下の財宝
エンディング

1億両とダンゴの山盛り目当てで世界泥棒大会に参加したゴエモンとエビス丸。
しかし、それは大会の参加者の百面相があらゆる願いを叶える宝玉【願い玉】を手に入れる為の偽の大会だった。
旅の途中で仲間になった龍神の子のコリュウタをはじめ、様々な仲間たちの協力もあって、
ついにゴエモンたちは願い玉の眠る願いの洞窟の奥地にたどり着いたのであった…。

エビス丸:ゴエモンはん!こ・これがねがいだまでっか!ほな、さっそくだんごの山もりを…
ゴエモン:まあまてまて。まず地球がバラバラになるのを止めなきゃいけねえだろうが!
(願いの洞窟の扉を封印していたカギは、手にいれるたびに地球のマグマの活動が活発になる物であった)
ゴエモン:えーっと…願い玉よ!地球がバラバラになるのを止めてくれっ!!…と、こんなもんかな
(願い玉が光り出す。どうやら地球がバラバラになるのはまぬがれたようだ…)
コリュウタ:おーっ!す・すごい…
エビス丸:ほな、次はわてのねがいを…
(すると仲間の秘密特捜忍者(前作のヤエが所属しているグループ)のハヅキが前に出てくる。しかし様子がおかしい)
ハヅキ?:待ちなっ!後の願い事はこのおれさまがするんだ!!
エビス丸:どないしたんでっか?ハヅキちゃん!
ハヅキ?:まだ気づかないのか!このあるくふくわらいめが!!
(なんと、黒幕の百面相がハヅキに変装していたのであった!)
ゴエモン:ひ・百面相!!
百面相:案内ごくろうだったな。わしの影武者のカラクリ仮面はやられてしまったが、こいつさえ手に入れば…
ゴエモン:と・言うことはお前が…
百面相:そう!泥棒大会も、謎の円盤もすべてわしが仕組んだこと!何はともあれこれで世界中のキンギン財宝やびゅーてふるなギャルがわしの物に。グフフフフ…
?:それはどうかな!
百面相:だ…だれだ!
(わって入ったのはなんと本物のハヅキであった。)
ゴエモン:ハヅキちゃん!
ハヅキ:遅くなってゴメンナサイ…ゴエモンさん達のおかげで地球がバラバラになるのは治まったみたいよ。
エビス丸:ほんまにねがいがかないましたがな!
ハヅキ:百面相!あなたの負けよ。観念しなさい!
百面相:いやだよおおおおおん!願い玉があるかぎり、わしは負けとらんわい!
ハヅキ:あなたはおばばから預かった金のハンマーが何に使うものか知らないでしょう!
(ゴエモン達は、洞窟の入り口で偽ハヅキ…もとい百面相から貰ったハンマーを思い出す)
ハヅキ:あれは願い玉を唯一壊すことができるハンマーなのよ!おばばはこうなる事を知っててあなたにハンマーを渡したの…人の心を惑わす宝は本当の宝じゃないわ!ゴエモンさん!金のハンマーで願い玉を!願い玉を叩き割って!!
ゴエモン:……………
ハヅキ:ゴエモンさん!
ゴエモン:たしかに努力もせず何でも願いが叶う宝なんて、本当の宝じゃねえ…辛いことや楽しいことを一緒にわかちあえる家族や友達…そして…明日への希望が本当の宝…それが【天下の財宝】だ!…ちょっともったいないけど、この一撃で願い玉を打ち砕いてやる!
(金のハンマーを片手に、願い玉に近づくゴエモン)
エビス丸:ゴエモンはん…せめて、わてのささいなる願いを言ってからに…うるうるうる
(涙目になるエビス丸…)
ゴエモン:必殺!ゴエモンブレイク!!
(ゴエモンの必殺の一撃が、願い玉を打ち砕いた!)
百面相:わ・わしの願い玉が…
エビス丸:おっさん…つらいのはわてもいっしょやて…
百面相:わしの最大のヘンシンでブッとばしてやる!!
(怒りでパワーアップした百面相…ハイパーめんそうとのバトル。これに勝つと…)

百面相:ひえー!まいりました!もう悪いことしないからゆるしてーっ!
(百面相は術を使い果たし、ただのおっさんになってしまった…)
ハヅキ:ゴメンナサイね…せっかく見つけた願い玉だったのに
ゴエモン:いいってことよ。でもちょっともったいなかったな
コリュウタ:ぼくはママうえにいっぱいお土産話ができたからいいけど
エビス丸:わてのおねがいは…
ハヅキ:とにかくあなた達のおかげで無事、事件も解決できたわ。ありがとう…
ゴエモン:これでみーんな丸く収まったワケだ!さあ!帰ろうか。わがふるさと【はぐれ街】へ!

(こうして百面相は御用となり、ハヅキは秘密特捜忍者本部に、コリュウタは龍神湖に、そして、ゴエモンとエビス丸ははぐれ街へと帰っていきました。)
(その道中…)

エビス丸:なあなあゴエモンはん。あの「ねがいだま」はやっぱりちょっともったいなかったでんな…せめてもう1つぐらいおねがいを…
ゴエモン:フッ…フフフフフフフフフフ…
(何故か怪しく笑うゴエモン)
エビス丸:ゴ・ゴエモンはん。どないしたんでっか…
(ゴエモンは、デーヤモンドが埋め込まれたアクセサリーを見せびらかす)
ゴエモン:ジャーン!
エビス丸:そ、それは!高級ブランド、シャナルのデーヤモンドをちりばめた24きんのベリーゴージャスなカンザシ!!
ゴエモン:へへへ…願い玉を壊す前にちょっとお願いしたのさっ!おみっちゃん、喜ぶぞ…
エビス丸:な…な・な・な…なんでっか!ゴエモンはん自分ばっかりー!わての分は!わての分は!!

(走るゴエモンを追いかけるエビス丸。そして2人ははぐれ街に着きました。2人を待っていたのははぐれ街のアイドルおみっちゃんでした)

おみっちゃん:あら?ゴエモンさん!お帰りなさい。今度の旅はどうでしたの…
ゴエモン:あっ!おみっちゃん!
エビス丸:ゴエモンはーん!わての分は…
おみっちゃん:エビちゃんもお帰りなさい!そうそう、エビちゃんで思い出したけど、さっきエビちゃんの家にお団子屋さんがこーんなにいっぱいお団子を配達してたけど…
(希望あふれる顔になるエビス丸)
エビス丸:ゴ・ゴエモンはん!ひょっとしてわての分も忘れずに…うるうるうるうるうる…
ゴエモン:あ・あたりめえじゃねえか…ちゃんと、コリュウタたちの分もあの短い間にお願いしたんだぜ!
エビス丸:ゴエモンはん、えらい!で…【1億両】はおねがいしたんでっか?
ゴエモン:あっ!………忘れた…
エビス丸:ゴエモンはん。人生って、こんなもんでっせ…
おみっちゃん:ゴ・ゴエモンさん、今度の旅のお話聞かせてもらえるかしら…
ゴエモン:え…あ…そ・そうだね…そうそう、おみっちゃんにお土産があるんだよ!
おみっちゃん:えっ、ほんと!
ゴエモン:とりあえず続きはおいらの家で…饅頭でも食べながら…
(ゴエモンの家に入る2人)
エビス丸:まんじゅう?まってーな!ゴエモンはん!わてにもまんじゅう!!ゴエモンはん!ゴエモンはーん!!
(家にダンゴの山盛りが届いているのも忘れて、ゴエモンの家にクツも脱がずに入るエビス丸でした…)

かくしてゴエモンたちの旅は終わった…
だが、この世に悪いやつらがいるかぎり、ゴエモンは西へ東へ世直し旅
(Vサインをしてるゴエモンと、饅頭を口いっぱいにほおばるエビス丸)
それゆけゴエモン!がんばれゴエモン!!

(最後はゴエモンとエビス丸のダンスショーでスタッフロールが流れ、このお話はおしまいです)

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