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*これは、アプスー戦で敗北したときに見られるバッドエンドです。


ムーン:…………いけない。こ、このままじゃ、世界が……みんなが……。
アプスー:ハハハハハハハ。やったぞ。ついにワタシは、セーラームーンを倒した。これでワタシは、すべてを支配できる!世界を!すべての時間を!全宇宙を!ハハハハハ。
ちびムーン:待ちなさい!
アプスー:ヌ!?キサマは……。
ちびムーン:喜ぶのはまだ早いわ!
ムーン:……ちびムーン。
アプスー:何か用か?おチビさん。
ちびムーン:セーラームーンに代わって、あたしがお前を倒す!
アプスー:フッ、何を。セーラームーンでさえ敵わなかったワタシに、オマエなどが敵うと思っているのか!
ちびムーン:あたしの力でパパやママ、そしてみんなを守ってみせる!あなたみたいな悪い人は、あたしが……未来の月に代わっておしおきよ!!

*アプスー戦

ちびムーン:やったわ!パパとママは守ったわ!
アプスー:グ……身体は小さくとも、セーラー戦士の一人というわけか……。なかなかやるじゃないか。だがな!ワタシはココで倒れるわけにはいかん!これでも喰らえ!

*アプスーの攻撃からちびムーンを、アンシャルがかばう。

ちびムーン:アンシャル!
アンシャル:ボクは死んでもアナタを守ります!姉さん!アプスーの中にいるんだろ。姉さんは本当はそんな人じゃないはずだ!
アプスー:フッ。オマエの姉さんは、自らワタシと同化したんだ。
アンシャル:嘘を言うな!
シン:本当よ、アンシャル。
アンシャル:姉さん!
シン:オマエを苦しめるすべてのものを、アタシが破壊してあげるの。この銀水晶で守られた世界を、そして……プリンセスを。
アンシャル:姉さん……母さんと父さんが死んでしまったときに、ボクを一生懸命守ってくれたろ。優しかった頃の姉さんに戻ってよ。大好きだったころの姉さんに……。
シン:大好きだった頃の……?
アプスー:フン!うるさいガキだ!望み通りプリンセスと一緒に殺してやるよ!喰らいな!

アプスー:な……に?か……身体が、動かん!?ま、まさか……シンの意識がワタシを……。グ、グワアァーーー。
ルナ:今よ!ちびムーン。銀水晶を解放させるのよ!
ちびムーン:うん!ムーン・プリズム・パワー!
アプスー:ワ……ワタシの力が消えていく……。ワタ……シの、体が消えていく……。クォワァァー。

*アプスーが消えてシンが現れる

ちびムーン:アンシャル!どうしたの?アンシャル。
アンシャル:レディ……これで本当のお別れですね……。
ルナ:アプスーが消滅したから、アプスーによって曲げられた運命が戻っていくの……。だから、アンシャルも……。
ちびムーン:アンシャル!?死んじゃうの!?
アンシャル:……レディ。ボクは死ぬわけじゃない……。アプスーと会わなかった運命の人生を歩むんだ……。だから、死ぬわけじゃないんだ……。

*アンシャルとシンが消える。

ちびムーン:アンシャル!アンシャル!ルナ!アンシャルが消えちゃうよ!助けてよ!
ルナ:………………。
ちびムーン:アンシャルーー!!

*一行は時空の扉の前に戻ってきた

ちびムーン:……プー。もうアンシャルとは会えないの……?
プルート:いえ、そんなことはありません。
ちびムーン:ホント!?
プルート:ただ……。
ウラヌス:アンシャルやシンは、ボクたちとは関わりのなかった運命を生きてきたことになる。
ネプチューン:たとえアンシャルと再び街角で出会うことがあっても、アンシャルはあなたのことは……。
ちびムーン:あたしのことは覚えていないっていうの?ヤダヤダヤダァー。そんなのヤダよーー。あーんあーん。
ムーン:ちびうさ……アンシャルは死んじゃったわけじゃないのよ。いつの日か、アンシャルに会ったら、またそこから始めればいいじゃない。
ウラヌス:いや、それはダメだ……。
ムーン:どうして!?
マーキュリー:ちびうさちゃんとアンシャルが関わりを持ち始めると、そこから運命の波紋が広がり、再びオポシティオ戦士が誕生して……。
マーズ:まさか!
ジュピター:アプスーが現れるっていうのかい?
ヴィーナス:そんな……。それじゃ、ちびうさちゃんがあまりにも……。
サターン:でも……今の次元から遠く離れれば、運命の波紋は影響を持たないんじゃないかしら。
プルート:ええ……でもそれは、何年も時が経過しなければなりません。ただしそれ以前にアンシャルとレディが、関係を持つことは許されません。
ちびムーン:そんなーーー。アンシャルー!!あーんあーん。
ムーン:ちびうさ……。

*それからしばらく経って、クリスタルTOKYOで、ちびうさはアンシャルとぶつかる。そのときアンシャルからペンダントが落ちた。
アンシャル:いってーーー。大丈夫?
ちびうさ:ええ、あたしは……。アンシャル!
アンシャル:キミは……。…………キミは誰だい?なんでボクの名前知ってるの?
ちびうさ:え……?……なんでもないの。あっ、これは……。
アンシャル:拾ってくれてありがとう。
ちびうさ:そのペンダントは?
アンシャル:これ?わからないけど、いつのころからか持ってるんだ。このペンダントを持ってると、とても幸せな気分になれるんだ。ボクの宝物さ!
シン:アンシャル、大丈夫?
アンシャル:うん!ボクは平気だよ!
シン:ごめんなさいね。おじょうちゃん、怪我はなかった?
ちびうさ:う、うん……。
シン:あら、あなた、どこかで……。いえ、気のせいね。行きましょう、アンシャル。
アンシャル:うん!お姉ちゃん!今日はどこにつれてってくれるの?
シン:そうね、今日は……。
ちびうさ:アンシャル……。
せつな:スモールレディ……。
ちびうさ:プー。これでいいのね……。
せつな:はい。あの子は戦いのなかった人生を歩んできたのです。また私たちと関わってしまえば、戦いの運命に巻き込まれてしまうかもしれません。
ちびうさ:うん……。
せつな:スモールレディ……。
ちびうさ:行こう、プー!

ちびうさ:アンシャル……。私もあなたのこと……好きだったよ!

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