戻る TOPへ

風来のシレンGB2〜砂漠の魔城〜のエンディング

ジャハンナムの扉 最深部にてキュラス、そして邪神を倒したシレン達。
邪神が滅んだ時、ジャハンナムの扉は 音をたてて崩れだす。

コッパ「く 崩れるぞ。逃げろ!」
シレンたちは逃げ出した。

そのころ、イルパの町では・・・
ヌワンコ「う 動きが・・・・・・。」
ワンダ「止まったぞ・・・・・・。」
イルパに迫ってきた無数の砂の巨人は
急に動きが止まった。
地震が起きる。
ライ「うわ! また 地面が!」
ジャハンナムの扉から、光線が空へ向かって飛ぶ。
ワンダ「見ろよ!魔城も!」
魔城からも光線が空へ向かって飛ぶ。

オロ「姫さま・・・・・・こ これは?」
アテカ姫「ジャハンナムの扉も 魔城からも 霊気を感じません。
     これは いったい・・・・・・。」
領主「邪神が消滅したのだ。」
その領主の声に後ろを振り向く町の者達。
ライ「領主さま!」
領主「大地を おおっていたものも 
   ワシへの 呪いも 全て消え去った。
   邪神が倒されたのだ。」
ライ「と いうことは・・・・・・。」
メケレレ「シレンが・・・・・・
     シレンが ついに 邪神をやっつけたんだ。」
シズ「町は・・・・・・助かったんだ!」
町のみんなは 大喜びする。
領主「アテカ・・・・・・
   心配かけたな。」
アテカ「父上!」

ワンダ「おい!シレンだ!」
そのワンダの声にみんなが目を向ける。
ワンダ「みんな!シレンが 帰ってきたぞ!」

シレンたちとイルパの町のみんなは再会を喜び合う。

ヌワンコ「ようし!今夜はお祝いだ!盛大に やろうぜ!」
みんな「おお!」
ペケジ「やった!タダで 飲み食い できる!」
みんな「あははは〜〜〜っ!!」

  かくして 邪神は 滅び
  魔物たちの野望も 消えた。

 イルパの町は まもられ
この日は 人々の喜びの声が
夜中まで響きわたったという。


  そして つぎの朝・・・・


食亭トンファンに町の衆が集まっていた。
領主「結局 キュラスを 止められなかったのは
   ワシの ちからが 足りんかったからだ。
   そのために アテカまで つらい思いを
   させてしまった・・・・・・。
   イルパも もう少しで 砂漠に 埋もれてしまうところであった。
   そんなワシが はたして・・・・・・」
オロ「そんなことはねぇよ。領主様。
   イルパを たてなおせるのは 領主さましか いねぇ。
   なぁ みんな。」
ゴト「そうだそうだ。」
ライ「やっぱり 領主さまに ひっぱっていって もらわねえと。」
ワンダ「領主様以外にはかんがえられねぇ。」
領主「みんな・・・・・・。
   もとより ワシひとりでは なせないこと・・・・・・
   みんなで ちからを合わせようではないか!」
メケレレ「うおーっ!そうだ!そうだ!」
ライ「領主様!みんなでがんばりましょう!!」
みんな「おお!!」


その様子を外で 見ていたシレンとコッパ。
コッパ「よかったな。シレン。
    みんな やる気になっているよ。
    これでもう 安心だね。」

コッパ「・・・・・・じゃ いこうか。」
トンファンを去っていこうとするシレンとコッパ。
サチに出会う。
サチ「あっ 今日は ご馳走なの!
   だから 期待して・・・・・・
   あれ?どっかいくの?」
シレンはうなづいて、歩いていく。
サチ「・・・・・・! まさか・・・・・・。」

アテカに会いにいくシレンとコッパ。
コッパ「さっき トンファンを のぞいてきたんだけど・・・・・・。
    領主様も 元気になったし 町のみんなも やる気を
    出していたよ。よかったよね 本当に。」
アテカ「はい・・・・・・でも たいへんなのは これからです。
    わたしも がんばらなくては!」
シレンは宝玉をアテカに手渡す。
アテカ「これは・・・・・・わたしの宝玉・・・・・・
    これを かえしに・・・・・・。
    そうですか・・・・・・もう・・・・・・
    いってしまわれるのですね・・・・・・。」
うなづくシレン。
コッパ「じゃあね お姫さま。
    ありがとう そして 元気でね。」
アテカ「あの!いろいろと ありがとうございました!
    父上のことや イルパの町のことや・・・・・・それから・・・・・・」
アテカ「それから・・・・・・
    また・・・・・・会えますよね?」
お竜「だいじょうぶ。また きっと会えるから。」
お竜がいつのまにか立っていた。
アテカ「お竜さん・・・・・・。」
お竜「姫さまに 何かあれば いつでも とんでくるよ。
   だから安心して。
   じゃあね。」
コッパ「さようなら お姫さま。」
去っていく お竜 コッパ シレン。
アテカ「みなさんも!からだに 気をつけて!」


砂漠を歩いていくシレンたち。そこに・・・・・・
ペケジ「アニキ〜 待ってくれ〜!」
ペケジが走ってくる。
ペケジ「ハアハア ぜえぜえ・・・・・・。
    ハアハア・・・・・・ひでえや。
    置いてきぼりに するなんてよォ。」
コッパ「よくいうよ。何度も声かけたんだぜ。
    けど ちっとも 起きやしねえ。」
お竜「きのう あんだけ ドンチャン やってりゃあね・・・・・・
   今 起きれたのが 不思議なぐらいだよ。」
ペケジ「サッちゃんが おしえてくれたんだよ。
    ホラ みんな 丘の上に きている。」

町のみんなが丘の上から手を振っている。
オロ「みずくせえじゃねえか。
   黙って 出ていくなんてよォ。」
ヌワンコ「ありがとうな〜!」
タオ「にいちゃんたち カッコよかったよ〜!」
ライ「たっしゃでな〜!」
サチ「みんな〜!元気でね〜!」
シレンたちも手を振る。
ペケジ「へへっ なんかスゲー気持ちいいや。」
お竜「今回は 誰かさんの せいで 大変だったけどね。」

コッパ「なごりおしいけど・・・・・・
    いこうか。」
お竜「うん。」
ペケジ「よし。」
また歩き始めるシレンたち。

サチ「・・・・・・もう あんな遠くまで。」
ヌワンコ「そろそろ 見えなくなっちゃうよ。」
オロ「おーい!元気でなー!」

アテカ「次の冒険も どうか いい風が ふきますように・・・・・・」

       旅の神クロンの追い風を!!

            終
   



inserted by FC2 system