戻る TOPへ

不思議のダンジョン2 風来のシレンのエンディング

シレンはテーブルマウンテン頂上の滝壷の洞窟にて魔餌虫を倒した。

シレンはその滝壷に魔餌虫の糸にからまれた黄金のコンドルを発見する。
剣で糸を切り払うシレン。

黄金のコンドルは自由になった。
大きく翼を広げて大声で鳴く黄金のコンドル。

黄金のコンドルは首を下げて背中にシレンを乗せた。

また翼を広げ飛び立つ黄金のコンドル。

夕暮れの大空を飛ぶ黄金のコンドル。

コッパ「シレン!・・・ほら、あそこ!太陽の大地だ!!」

黄金のコンドルに乗って、黄金都市のある太陽の大地を後にするシレンとコッパ。



谷のつり橋でそのコンドルを見る風来人。
異国の風来人「あ、あれはっ!黄金のコンドルじゃないか!!
         伝説は、本当だったんだ!
         ・・・・・・・・・・・・
         はっ!こうしちゃいられない。
         はやく、願い事、願い事・・・
         えーと、えーと、ええーっと
         オ、オネショがなおりますように・・・」


山頂の町の人々も黄金のコンドルに向って願い事をしていた。

サルヤマ「先生!あれは・・・」
ガイバラ「むう・・・
      あれが伝説の・・・美しい」
まわりの人々をみるサルヤマ。
サルヤマ「先生!みんな願い事してますよ。
      私たちも、早く!」
手を合わせるサルヤマとガイバラ。
ガイバラ「うむっ、願い事か!よしっ!
      ・・・願い事ねえ、願い事・・・
      ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
         ぬぬ・・ぬぬぬ・・・
      ぬぬぬぬぬぬぬぬぬ・・・・・
      うおおおおおーーーーーっ!
      なんにもおもいつかーーーーーーんっ!!
      サルヤマーーーーッ、
      な、なんか、出せーーっ!」
サルヤマ「はい!先生!」
しかし、いつもの癖でつい壺を出してしまうサルヤマ。
ガイバラ「ち、ちがうーーーーーっ!!」
いつものように壺を投げるガイバラ。


竹林の村では・・・
鍛冶屋の娘「黄金のコンドル・・・」
少女「わあーーっ、おじいちゃん、みてみてー!」
老人「老いたわしの目じゃ、よく見えんが・・・
    そうか・・・言い伝えは・・・・
    さっ、願い事じゃ。
    コンドルが行ってしまわぬうちに、早く祈るのじゃ」
少女「えーと・・・
    おじいちゃんが、いつまでも元気でいられますように・・・」
老人「この子の花嫁姿が見られれば、わしは・・・わしは・・・」
鍛冶屋の娘「私の大切なすべての人たちが、よく笑い、よく涙ぐみ、
        ・・・もしかしたら恋をして、生き生きと、生きてゆけますように・・・」


黄金のコンドルは地上の森の中でシレンを降ろした。
シレンは黄金のコンドルとわかれを告げた。
また黄金のコンドルは飛び立っていく。
夜空に輝きを放ちながら飛んでいく黄金のコンドル。

テーブルマウンテンをあとにして、歩き出すシレン。

inserted by FC2 system