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(主人公の名前は、エビス丸にしています)
(仲間は全員パワーアップしていて、バオと知り合いになっています)
(さらにヘルガの小説イベントと、インミン関連のイベントをすべて見ています)

(賭け試合に負けて、しあわせ島にやってきたエビス丸)
(労働をしたり野球試合で活躍する中で、島民のバオやインミンらと知り合う。)
(バオはブラッドバタフライを気に入っていなかった。ある日、2人でしあわせ草に関する書類を見つける)
(100日目、エビス丸は約束どおりペラを1000以上稼いだが…)

(エビス丸は所長のヘルガから管理所に呼び出されました)
ヘルガ:裏野球大会の試合、ごくろうだった。
エビス丸:はい。
ヘルガ:ところで、お前は1000ペラを獲得できているか?
(この時点で1000ペラ以上持っていますが、あえて「できていない」を選択)
エビス丸:6990ペラしか持ってないです。
ヘルガ:…おまえ、頭は大丈夫か?
エビス丸:軽い冗談ですよ。
ヘルガ:数日後に船が来るから、それに乗って日本へ帰るがいい。
エビス丸:……。
ヘルガ:どうした?
エビス丸:ひょっとして、日本に帰っても俺は長生きできないんじゃないか?しあわせ草なしだと。
ヘルガ:……フム。本当は日本へ帰る船の中で教えることになっているんだが…貴様は気づいていたか。いかにも、そのとおりだ。しあわせ草は、人間の肉体能力を大幅に強化する効果がある。だが、強い習慣性があっていったん中毒になれば…
エビス丸:それを、この島の食事や飲み水に混ぜていただろう!俺たちを、みんな中毒にするために。この島は、人体実験が目的なんだ。
ヘルガ:ははは、正解だ。しかし、この島のことを黙っていれば定期的にしあわせ草を届けさせるが?しあわせ草の効果で、スポーツ界で大活躍できるぞ。
エビス丸:ふざけるな!
ヘルガ:ふざける?いや、本気なんだが。船が来るまでじっくり考えるんだな。どう行動するのが得なのか。
(そして…)

(宿舎に戻ったエビス丸は、なんとかする方法を考えていました)
エビス丸:うーん…………俺はどうするべきなんだろう。
(バオと知り合っているとここで「島民に相談」の選択肢が追加されるので、それを選ぶ)
エビス丸:そうだ、バオたちと相談してみよう。
(そして………)

(森の中にて…エビス丸の話を聞いたバオは、いつか紹介した不発弾を見せました)
バオ:どうだ、この爆弾なら一発であいつらをやっつけられるだろ?
落田:…これは「25番」と言って、日本軍の250キロ爆弾でやんす。せいぜい建物の1つを吹っ飛ばすのがせいぜいでやんすね。
エビス丸:それで、管理所をつぶせれば十分じゃないか。
落田:そこまで運ぶ方法がないでやんす。
バオ:としおくんに運んでもらうってのは、どうだい?
エビス丸:誰だ、それは?怪力自慢の収容者か?
バオ:前に言わなかったっけ?しあわせ草を食って大きくなったトカゲだよ。
エビス丸:…トカゲだって?どうしてそんな名前なんだ?
バオ:日本人が、つけたんだよ。でも、普通は洞窟のコケを食ってるおとなしいヤツだけど、力持ちなんだ。
エビス丸:へえ、そんな便利なヤツがいるんなら利用できるかもしれないな。ちょっと、そいつのところまで案内してくれ。
(そして…)

(バオはとしおくんが住む洞窟へ案内しました。しかし、何やら様子が変です…)
エビス丸:ここに、としおくんがいるのか?
バオ:…なんか、変だな。洞窟の、このあたりのコケがみーんな、なくなってる。
エビス丸:そのとしおくんとかいうヤツが、子供でも生んだんじゃないのか?
バオ:まさか。でも、それにしたって…
落田:もうじき、夜明けでやんす。宿舎にもどって着替えないと、怪しまれるでやんす。
エビス丸:そうだな。今日はここまでにして…
(グギャアアアアアン!)
エビス丸:な、なに、今の声?
(ズシン!ズシン!ズシン!)
エビス丸:!!!は、ははは…こりゃあすごい。このサイズなら爆弾なんて楽勝だな。
落田:すごいでやんす!まるで怪獣でやんすね。これが、おとなしくてコケしか食べないなんて、信じられないでやんす。
バオ:こ、これ、ちがう!オレの知ってるのより、ずっとずっと大きいよ、コレ!
エビス丸&落田:はぁ?
落田:あの…エビス丸君?あいつの口からとび出してるの、なんでやんすかね?
エビス丸:ああ、ズボンをはいた人間の足みたいに見えるな。
エビス丸&落田:…………。
一同:冗談じゃない!逃げろー!!
(そして…)

(管理所にて…)
ヘルガ:朝から、なんの騒ぎだ。
マコンデ:はい。夜中に宿舎を逃げ出した者がいるので、捜索隊を送ったのですが。
ヘルガ:それにしては、騒々しすぎる。ちょっと見に行こう。
(そして…)
マコンデ:所長!…変です。畑の方から収容者たちが逃げてきます。
ヘルガ:島民と、我が組織の兵士も混じっているようだな。オイ、そこのお前!何事か、報告せよ。
そこのお前:かっ、か、怪獣です!山の向こうから、畑を横切って!
ヘルガ:………怪獣、だと?お前、何をわけのわからないこと言ってるんだ!

(グギャアアアアアン!)
(カブトムシのツノとハサミムシのしっぽを付けた巨大なアマガエルのような生き物が基地の施設を破壊してまわっている)
エビス丸:うわあっ?!とうとう基地まで来てしまったぞ!

ヘルガ:…信じられん…
マコンデ:しょ、所長?!ど、どうします?戦うんですか、逃げるんですか!
ヘルガ:戦う……アレとか?
マコンデ:ええ!早くご命令を!
ヘルガ:フフフ、あれと戦う?アハハハハハハ!
(走り去るヘルガ)
マコンデ:え?あ、あの、所長、どちらへ!

落田:大変な騒ぎになったでやんす。早く、オイラたちも逃げないと。
エビス丸:当然だけど、基地中が大混乱だな。まてよ、たしか兵器工場に…落田君、俺は行くところがあるから!
(兵器工場へ駆け出すエビス丸)
落田:えっ、ちょっと…じゃあ、オイラは逃げるでやんす!

(工場に着いたエビス丸は、超巨大ロボットを発見する)
エビス丸:あった!これが巨大ロボットだな。ええっと操作は…
(逃げ出したと思われたヘルガが現れる)
ヘルガ:それは動かんよ。パスワードが設定されているからな。
エビス丸:所長?!あの怪獣をやっつけないと。パスワードを教えてくれ。
ヘルガ:ハハハ、やっつけるだと?この馬鹿者が!アレは、我らの命すべてより価値のあるものだ!
エビス丸:いったい、何を言ってるんだ?
(ギャアオオオオゥ)
ヘルガ:なに、工場内に?!
(がらがらがらっ!)
(としおくんによって工場がロボットを残して大破される)

エビス丸:いててて…ひぇー、崩れてきて危なかった。?!お、おい、所長!大丈夫か?
ヘルガ:…足を…どうやら、私はここまでの運命らしい。
エビス丸:バカ、あきらめるな!
ヘルガ:フ…お前の運命はちがうようだ。パスワードは【ラムセス】だ。
エビス丸:ありがとう!
(タタタタタッ…)
エビス丸:…よし、パスワードが通った。
(ブゥン)
BOOT……………OK
SYSTEM…………NORMAL
TYPE―GT………STANDBY
エビス丸:次は、このスイッチだな。
(パチン)
(ガクン)

エビス丸が乗ったロボット…それは……シリーズおなじみの時空戦士ガンダーロボだった!!!

エビス丸:操縦方法は…(中略)…?…はは、まるでゲームだな。これなら俺にも動かせるぞ。よ、よ〜し。
(ガキョン、ガキョン)
落田:だれかがガンダーロボを動かしてるでやんす!
(バババババ…)
落田:ヘッタクソな操縦でやんす!!こらーっ!オイラにもやらせるでやんす!

(ギャオオオオオオオオゥ!)
(さらに破壊の限りを尽くすとしおくん)
マコンデ:バ、バケモノめ!
(ガキョン、ガキョン)
(そこへガンダーロボがやってくる)
マコンデ:アレが動いている…どこのバカだ!基本兵装でバッテリーが3分しか持たんのだぞ!!

南海のとしお君対ガンダーロボ

(ガンダーロボに乗ってとしおくんとバトル。これに勝つと…)

エビス丸:やった、やっつけたぞ!
マコンデ:おお、でかした!さあ、出てきて英雄が誰なのか見せてくれ。
エビス丸:………。ええと、一番強い武器はどれかな?
マコンデ:…どうした?なぜ出てこない?
兵長:あの…副所長。中にいるのは、ひょっとしたら収容者なのでは?
マコンデ:なに?!そ、それはまずいぞ。
(ドカーン!)
(ガンダーロボの電撃ハンドが炸裂!!)
マコンデ:うわぁ、司令部が!
エビス丸:おまえたち、降服しろ!
マコンデ:あわわ……
落田:ククク、立場逆転でやんす!

(一方その頃…謎の部屋でBB団の団長らしき男が言った…)
団長:…さすがに、オイラでもアレと戦うのは避けたいでやんす。しかたないから、データだけ持って逃げるとするでやんすか。
(タタタタタタッ…)

小杉:やったー、自由だ!
布具里:これで日本に帰れるぞー!!

(3ヵ月後)
(エビス丸は、人体実験を行った罪に問われたヘルガがいる刑務所に行きました)
エビス丸:やあ、意外に元気そうだね?
ヘルガ:フフ、この刑務所でしょぼくれてる姿でも、想像していたか?
エビス丸:いや、どうかな…キミの場合は、あまり想像できそうにないね。愚問とか、されてるのかい?
ヘルガ:当然だろう。裁判にかけられることだしな。ところで、しあわせ草の中毒は?
エビス丸:ああ、ひどい目にあったけど俺も含めて全員が快方に向かってるよ。
ヘルガ:そうか…悪いことをしたな。
エビス丸:今日はお別れを言いに来たんだ。
ヘルガ:なんだ?私の処刑は、もっと先だと思ってたが。
エビス丸:ああ、そうじゃないんだ。こっちの仕事がなんとか終わったんで、元の…その、故郷に帰るんだ。まちがいなく、2度と会えない。
ヘルガ:…そう、か。事情は知らないが、やはりお前にはなにか任務があったのだな。他のやつらとは、違うと思っていたよ。
エビス丸:それで、以前あの島で話したときに言ってなかったことを言っておこうと思ってね。人類はまだまだ滅んだりしないよ。ずっと、ずうっと長く続くんだ。
ヘルガ:どうして、そう言い切れる?
エビス丸:さあね。ただ、キミが考えている以上に神秘は身近なものかもしれないよ。
ヘルガ:……たわごとだな。
エビス丸:ハハハ、まあそう言うとは思ったけどね。じゃあ、さようなら!
ヘルガ:あ?おい、ちょっと待て!
(立ち去るエビス丸を、ヘルガが呼び止めます)
エビス丸:え?
ヘルガ:最初に貸した本を覚えているか?
(エビス丸は、収容者だった頃に、ヘルガが貸してくれた本を思い出します)
エビス丸:ファンタジーの冒険小説だったね。
ヘルガ:私はあの話が嫌いだ。死んだはずのヒロインが、あっさりと結末でよみがえるからな。
エビス丸:……。
ヘルガ:死は絶対だ。安易に打ち消されるようなものであってはならない。そう思うんだ。
エビス丸:…裁判で、助かる可能性はないのかい?
ヘルガ:誰かがこの事件の責任を取らねばならんのだ。納得は、している。だが…死ぬのは怖い。なにも感じられず、思い出せず、なにも考えられない、暗黒。とても、怖い…な。
エビス丸:…君は…
ヘルガ:ハハ、実のところこの恐怖を楽しんでる所もある。…では、さらばだ、エビス丸。
エビス丸:あ、ああ。
(バタン!)
(エビス丸は立ち去りました。この2人が再び会う事はもうないでしょう…)

(外では落田君が待っていました)
落田:あ、エビス丸君。所長はどうだったでやんす?
エビス丸:最期まで、彼女は軍人さ。そうだ、落田君。俺は和桐っていう会社を作ったんだけどそこに入社する気はないか?きっと気に入ると思うよ。
落田:野球部があるんなら、考えてやってもいいでやんす。
エビス丸:よし!それじゃ、決まりだな。
落田:エビス丸君、気が早いでやんすねぇ。そこで、オイラはなにをすればいいんでやんす?
エビス丸:未来を作るんだ。自分達の手で、明るい未来をね。

(後日談)
(エビス丸のおかげで和桐製作所は復活。後ろには感動を分かち合う和桐社長と山田くんと落田くんの姿が…)
日本に帰った俺たちは、
和桐製作所を復活させた。
かつての仲間たちも呼び集め、
元の場所に工場を建て直した。
こうしてなんとか歴史を修復する
俺の努力は成功しつつある。
…長い任務になっちゃったなぁ。

(BB団の生き残りが会議を行っている…)
団長:我々はしあわせ島を失ったでやんす。これは敗北を意味するのでやんすか?否、始まりなのでやんす!
BB団は今も世界のどこかで活動し
世界中の犯罪者たちに、
武器を流しつづけているという。
その執念はどこから来るのか、
俺にはわからない…

(部下を叱る三谷さん、でもそれと同時に娘に叱られてます…)
三谷さんは廃業になったスクラップ業者
(俺が和桐社長のおつかいに行かされた
 所だ)の設備を譲り受け、復活させた。
島にいたときのように、元気に若手を
叱り飛ばしたりしているのだろうか。
三谷:なにチンタラやってんだコラーッ!
三谷の娘:ちょっとお父さん!夜中に冷蔵庫のビール飲んだでしょ?!ちゃんと数えてあるんですからね!約束守れないんなら晩酌はヌキよ!
三谷:うぐっ!…ああ、わかったよ。(やれやれ、これじゃあ島にいるときとあんまり変わんねーな。)
三谷の娘:それからハイ!忘れ物のお弁当!
三谷:…いや、そーでもねーか!わっはははは!

(渡辺さんはコンビニで働いています…)
しあわせ島から戻った渡辺は、
特に何も考えず、フリーターに戻った。
渡辺:あーあ、退屈だなぁ。
………………。
渡辺:215円のお返しです。ありがとうございましたー。………ふぅ。何か面白い事起こらないかなぁ。しあわせ島も案外よかったかも…いやいや…そんな事ないか…あ、いらっしゃいませー。

(布具里は小杉を連れて再び宝探しの冒険へと旅立ちました)
布具里:よーし、この方向でたぶん、間違いないぞ。じゃまなBB団もなくなったし俺たちとお宝をさえぎるものはもう、ないんだもんなぁ。行くぞ、小杉!
小杉:…やっぱり、日本の和桐とかいう工場に行った方が良かったかなぁ…

(パコ〜ン!)
(中田さんが母親に蹴り飛ばされてます…)
中田:いてえなあ、おふくろ!
中田の母:毎日毎日ブラブラしてないで、さっさと仕事を探しに行きな!
無事、実家に帰れた中田さんは、
島で考えていた、帰ったら親孝行を
しようという気持ちもすっかり忘れ、
今度は、いつ家を出ようかと
算段する日々が続いている…。

(ヘルガの最期がやってきました…)
ヘルガ:いや、目隠しは必要ない。最期まで風景を見ていたい。
…不思議なものだ。
思えば、こうして物を考え、
景色を見ることのできる
【私】の存在こそ、神秘かもしれん。
…そういえば、あの男の名前は
いったいなんだったかな。
…ククッ…女々しいことだ。
兵士:くたばれ、この魔女め!
(ズダダダ―――ン!)

(しあわせ島の海岸で、インミンがたそがれています…)
インミン:……。あ〜あ…。あいつ、今頃、どうしてるのかな…日本は、あっちの方なのかな…?いったい、何時間ぐらい泳いだらたどり着けるのかなあ〜…

(MONSTERATTACKというタイトルに、人々を襲うとしおくんが描かれている…)
巨大怪獣としおくんは、さっそく
B級映画のネタになった。
関連グッズもたくさん発売されたが、
1年であきられてしまい、いまや
誰も見向きもしない。
ところで、不思議なことに
俺の倒したとしおくんの死体は
いつのまにかなくなっていた。
誰かが隠したか、それとも…

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