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パワプロクンポケット6
エンディング

(主人公の名前は朝比奈で、木岡 鈴音から超特殊能力をもらっています)
(また、助っ人は貴田以外仲間にしていて、チームメイトは全員パワーアップさせています。)

(時空犯罪者によって歴史から消されてしまう和桐製作所を守るために未来から派遣された朝比奈)
(大帝国キラーズとの賭け試合という絶体絶命のピンチも、なんとか乗り切る事ができた)
(そして和銅バブルスはシリーズおなじみのアルベルトが主催する裏野球大会へ参加し、優勝候補のUSスーパーヒーローズをも打ち破って優勝したのであった!)

朝比奈:やった、勝ったぞ!……。あの大統領は?
山田:さっき、口から泡をふいて運ばれていったでやんすよ。観戦中に、何かノドにつまらせたらしいでやんす。
朝比奈:ああ、よかった。試合に負けたら、なにをするかわからないもんな。さて、いよいよ【すばらしいなにか】が俺たちのものになるのか。いったい、なんなんだろう。
山田:なんでやんすかね。

(そして優勝賞品の【すばらしいなにか】とはなんと………!!!!!)

朝比奈:…………あの、社長?こ、【これ】は、一体…
和桐社長:私に聞かないでくれ。あの…【これ】はなんなんです?
(大会主催者のアルベルトに聞く)
アルベルト:ハーイ、これが優勝賞品の「すばらしくワケのわからない何か」でーす。
朝比奈:あ、あいつは……。
山田:…そういうオチでやんすか。
朝比奈:そ、そうか!歴代の優勝チームが沈黙を守るはずだ。(事件と全然無関係かよ!)
青野:みんな、そんなにガックリするな。俺たちは、たしかに【すばらしいもの】を手に入れたじゃないか。
はじめ:そ、そうですよね!この大会の勝利こそ、なにものにも替え難いものッスよね!
三船:そうかあ?
山田:オイラは、隠し財宝の方がよかったでやんす。
朝比奈:………。
(こうして、「すばらしい何か」を得て俺たちの大会は終わった。)

(家に戻った朝比奈は、今回の事件の黒幕が誰かを考えていました)
朝比奈:さて、そろそろ元の時代から冷凍睡眠のための機材が送られてくる日が近づいてきたな。しかし、犯人はわからないままか…もう一度おさらいしてみようか?
(ここで、「考える」を選択)
朝比奈:犯人は、この時代の人間じゃない。俺が会った人たちの中で、おかしな言動のあったのは…
(ここで、「鈴音さん」を選択)
朝比奈:彼女のどこがおかしかったかな?
(ここで、「バッテリー工場」を選択)
(そして…)

(朝比奈は鈴音を公園に呼び出しました。)
鈴音:どうしたんです、こんな時間にこんな所に呼び出したりして。
朝比奈:…ところで、あの2人は?
鈴音:ええ、言われたとおりうまくまいてきましたよ。
朝比奈:鈴音さん…
鈴音:はい!ちょっとドキドキしてます。
朝比奈:あ…いや、そうじゃなくて。ウチの工場がバッテリー工場だって前に言ったよね?
鈴音:え?違うんですか。
朝比奈:うん、今はまだそうじゃないんだ。それ、誰に聞いたの?
鈴音:えっと、どなたでしたかしら。…………。ああ、そうそう!
(チカッ)
(一瞬銃口が見える)
朝比奈:あぶない!
(ドサッ!)
(流れ弾に当たらないよう鈴音を押し倒す朝比奈)
朝比奈:(撃ってきたな…)
鈴音:(ああ、どうしましょう?今日は、まだ心の準備が。)
朝比奈:…ここでじっとしていて。カタをつけてくる。
鈴音:え、あの、もし…?
(がさがさがさ)
朝比奈:やっぱりあんたか。
(隠れていたのは、鈴音の2人いる護衛のずんぐりした方…イチだった)
イチ:…どうしてオレだと?お嬢さんを怪しむと思ったが。
朝比奈:違う時代から来た人間だから、どうしても行動にボロが出る。でも、世間知らずのお嬢さんならだれも不思議に思わない。たしかに、未来の人間が入り込む立場としてはおいしいよな。反社会的な組織の人間だから歴史を変える手段もあるし。
イチ:………。
朝比奈:でも、これまでの行動は病的なまでに慎重だった。そんな奴が、目立つお嬢さんの立場になるわけないだろ。それに、同じような利点のあるもっといい立場があるじゃないか。
イチ:そう、そのお嬢さんの付き人さ。オレの間違いに彼女は気づかないし、他のミスも彼女のせいにできる。こんな格好をしていても、彼女の印象が強すぎてオレのことはだれも気にしない。さて、お話の時間は終わりだ。これでもくらえ!
(バン!)
(朝比奈はイチの攻撃をひらりとかわしたが、何故かとっさに後方に電撃銃を発射する)
朝比奈:お前がな、サブ!
(バキュン!)
サブ:なん…だと?
(バタッ)
(朝比奈が銃を撃ったのは、鈴音の護衛のもう一人…サブだった。)
朝比奈:イチの話が長すぎたな。おかげで、お前の居場所が特定できた。
イチ:あ…あれ?どうして俺はこんな所で銃を持ってるんだ?ああっ、サブが!てめえがやったのか!?
朝比奈:操られてたんだよ。…よく思い出すんだ。サブとどこで知り合った?
イチ:え?そりゃあ、昔からダチで…ダチで…あれれ?
朝比奈:もともと鈴音さんの護衛はあんただけだったんだろう。2人の時は、あんたの行動にしたがっていればいいから楽だしな。
イチ:俺には、なにがなんだか…
朝比奈:まあ、あとでじっくり説明するよ。
鈴音:あ、あの…これはいったい?
(ここで、「すべて話す」を選択。)
(そして…)
鈴音:なるほど、そういうことでしたか。
朝比奈:…全然、驚かないんだね。
鈴音:怒ってますから。
朝比奈:へ?
鈴音:こうして事件が解決したからには未来に帰ってしまわれるんですよね。
朝比奈:え…うん。
鈴音:そして、私が未来に行くことはできない、と。
朝比奈:う、うん。
鈴音:それでは、私はもてあそばれたわけですね。
朝比奈:ええ?!そういうつもりじゃ…
鈴音:ええ、わかっています。あなたが悪い人ではないことが。ですが…ともに最後まで同じ時間を過ごしていたかった。さようなら、本当にあなたのことが好きでした。
(鈴音は走り去ってしまう。鈴の音色をこだまさせて…)
朝比奈:………ごめん。

(そして……)
(和桐製作所の事務所にて)
和桐社長:エッ、辞める?!
朝比奈:はい。実は、ちょっと個人的な事情がありまして。
和桐社長:そうか…みんなさびしがるだろうな。よし、送別会は盛大にやろう!
(そして…)
(とある居酒屋にて)
(どんちゃん、どんちゃん)
(俺は、工場のみんなに送別会をしてもらった。)
(そして…)
(夕日が照らす河原にて。お世話になった工場のみんなともこれでお別れです)
沙耶:じゃ、これでお別れね。…元気でね。
朝比奈:さやちゃんも元気で。
山田:うぉーっ、朝比奈君!オイラ、朝比奈君のこと忘れないでやんす!
朝比奈:う、うん。俺も山田君のことは忘れないよ。じゃ、列車の時間があるから…
(こうして朝比奈は走り去って行きました…)
山田:……。あーあ、行っちゃったでやんす。
青野:まあ、どうせ戻ってくるさ。
五郎:ふむ、ボクもそう思いますね。
はじめ:事情ぐらい教えてくれても良かったのに。
三船:まあまあ、ホレ、いろいろあるんじゃないの?
沙耶:あ、いっけない!ドラマの録画、忘れてた。いそいで帰らないと。山田さんはどうするの?
山田:……。河原でも歩いて帰るでやんす。

……………。
こうして、俺の任務は終わった。
このまま冷凍睡眠すれば、
おそらくこの時代に来ることは2度とないだろう。
…俺は…
(ここで、「現代に残る」を選択。)
朝比奈:いや、俺は未来に戻るわけにはいかない。ここにやり残したことがあるから。

(後日談)

(自宅に帰り、一家団欒の時間を過ごすカビンダ)
祖国に帰ったカビンダは、
毎日毎日のんびり暮らしました。
そして今日も孫達が、カビンダの
宮殿を訪れるのでした。
カビンダの娘:ダディ、今日ハ孫達ツレテキタヨ。
カビンダの孫:グランパ、マタ、ジャパニノ話シテヨ。
カビンダ:ヨシヨシ。ジャパニ達は皆、毎日毎日アリンコの様にス…

(野球の練習をする五郎。速球の腕前も上達している)
兄の昭雄さんがいなくなってから、
智林君は野球と仕事に集中できる
ようになった。
彼が一人前と呼ばれる頃、和桐製作所は
会社としても、野球チームとしても、
黄金期を迎える事になるのだろう。
それは決して遠くない未来の話だ。

(ヨーロッパのレストランにて、ガラの悪そうな男たちと会話する昭雄)
昭雄さんは本当にヨーロッパに
行ってしまった。
たまに電話をかけてくるそうだが、
むこうで何をしているのかは
教えてくれないらしい。
昭雄:ほほう、あんたドイツ人か。こっちのあんたはイタリア人?いや奇遇だなあ。我輩たちが組んだら、何かデカイ事が出来るような気がせんかね?

昭雄:…フハハハ、話は決まった。来たるべき世界に乾杯しよう!
よその国で面倒を起こさない事を
願うばかりだ。

(プロ野球の世界で大活躍を成し遂げたはじめ)
裏野球大会にも参加し、
自分の実力に自信を持った彼は
見事にプロテストに合格。
プロ野球選手となった。
そして一年目からその実力を発揮し、
新人王など多数のタイトルを獲得する。
しかし一年目から増長してしまった彼は
その後に、世の中の酸いも甘いも味わっていくこととなる。

(2本の松明の間で瞑想を行う漁火)
漁火:精神集中、精神集中…
もはや火で心を乱されることもなく、
周囲を燃やすこともなくなった。
将来は、発火能力を世の中のために
使うことができるかもしれない。
漁火:………。とりあえず、その前に彼女でも作るか!
(ボボーッ!)
漁火:…あ、しまった。

(野球部員を集め、アメフトの観覧をさせている青野)
青野さんは、後輩たちを集めて
特訓をしているらしい。
青野さんの話では、アメフトの試合を
見せるのがどうとか…
後輩:あのー、青野先輩。今日は、練習って言ってませんでした?
青野:そうだぞ。だから、お前たちもアメフトの試合をよく見ておけよ。
後輩:練習と関係ないんじゃ…それとも、何か意味があるんですか?
青野:ああ、もちろんだ。お前らも、試合を見ているうちに野球とアメフトが意外なほど似ているのに気づくはずだ。きっと多くの事を学ぶ事ができるぞ。
後輩:………はぁ。

(三船は工場を辞め、自分の店を作りました)
三船:いらっしゃ〜い!よ、にいちゃん、にいちゃん、この子はいいよ〜!今月のイチオシだよ、どうだい買っていきなよ!
ある日、三船さんは、
何を思い立ったのか、急に会社を辞め、
実家の散髪屋をたたんで、
本+DVD+ビデオショップを始めた。
そして、半年が過ぎた今、
大好きな車に乗る時間が無くなるほど、
店は流行っているみたいだ…。
しかし、本人は、車のことなど
もうどうでもいいようである…。

(奥野は帰ってきた黒松をむかえにきました)
奥野:アニキ、ごくろうさまです!アニキの好物のお好み焼きを…
黒松:まずは野球場だ、ジロー。
奥野:ヘイヘイ!そういえば、あの和桐バブルスと最近はよく試合してるんですぜ。アニキも、そろそろ復帰を考えて下さいよ。
黒松:…考えておこう。

(裏野球大会の優勝を逃したUSスーパーヒーローズの監督こと大統領。カンカンに怒っていて部下達も呆れています…)
大統領:許せん、許せん、許せん!私に対する屈辱は、国家に対する屈辱だ!補佐官!攻撃をかける口実のある適当な国はないのかね?!
補佐官:(…誰だよ。おもしろいからってこんなヤツ大統領にしたのは。)
部下:(…このキャラもあきられてきたし、次の選挙は、もうちょっとだけまともなヤツにしよう。)

(ヘルメットを被り、マイク片手に戦場と化した市街地を駆け回る大谷さん。パワポケ5に登場した塚本を問い詰めています)
大谷記者は、次のネタを探して
今日も世界中を飛び回っている。
大谷:すると、あの小杉選手は中身が入れ替わっていたんですね?
塚本:…どうでもいいけど、アンタしつこいねえ。
大谷:はははは、まあ好奇心がメインですから。
塚本:とりあえず今は、この戦場から逃げ出すことを考えねえか?
大谷:さっきの質問の答えを先に教えてくださいよ。ついでに、その荷物の中身も。
塚本:…アンタ、すげえよ。

(プロ野球選手となった朝比奈。今日は楽しい鈴音とのデートです。後ろでは娘を取られて悔しがる木岡と差し押さえるイチの姿が…)
俺がこの時代に残ったことを
誰よりも鈴音さんは喜んでくれた。
もう、俺は決して彼女を手放さない。
鈴音:どうしたのですか?
朝比奈:いや、君の顔に見入ってたんだ。
鈴音:そ、そんな…鈴音は、はずかしいです。
木岡:チクショー、離せ、イチ!
イチ:社長、銃はヤバイです!銃は!
…あれにも慣れたし。

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