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*女主人公でのエンディングです。男主人公でも内容は変わりません。
*主人公の名前はデフォルト名のヒナタです。

ラゴウ:ふっふっふっ。伝説のポケモンが目の前にいることにひどく驚いているようだが?確か……ヒナタクンといったかな?招待状を送ることはしなかったが、君たちこそはわたしのソロコンサートの大切なゲストなのだよ。ようこそ、若きポケモンレンジャー!間もなく素晴らしいショータイムが始まる。その特等席で心行くまで楽しむがいい。このマシンを見たまえ。今日このときのためにわたしが作り上げた究極のマシンだ。これこそがあのシンバラでさえも作ることのできない夢のスタイラーなのだ。わたしがこのスタイラーでひとたびメロディを奏でると、そのバイブレーションがあらゆるポケモンから自由を奪い去ってしまう。つまりどんなポケモンだろうが我々の思うままに操ることができるようになる。たとえそれがキャプチャが殆ど不可能とされている伝説のポケモンであろうとも!わたしは今からこのスタイラーを使って、ここにいる3匹のポケモンを操り、「嵐」を、「雷」を、「炎」を呼び起こす!それはつまりフィレ地方に3種類の災いが襲いかかるということだ!そしてその災いを鎮めるのは君たちポケモンレンジャーではなく、我々ゴーゴー団の役目というわけなのだ。捕まえておいたポケモンの力を利用すればそれは容易いことだろう?さて……ところで……恐ろしい災いを鎮めたゴーゴー団は人々から何と呼ばれるか判るか?「私たちの救世主」だ。つまり……新しい時代のすべてのレンジャー活動は、君たちに代わって我々ゴーゴー団が引き受けることになる!救世主ゴーゴー団による新しい支配のスタート。その記念すべき瞬間に君たちは立ち会えるのだ!心から喜びたまえ!
カヅキ:思い上がりもいい加減にしろよっ!ポケモンの自由を奪う?それはキャプチャとは全然違う!!ポケモンを苦しめて言うことを聞かそうというただの暴力じゃないか!
ラゴウ:はっはっはっはっ!なかなか威勢がいいな!ポケモンが苦しがるかどうか、試しに君たちのプラスルとマイナンを……いや、それはやめておこう。そいつらのような役立たずのポケモンをキャプチャしたところで、時間の無駄というものだ。
プラスル:プラァ、プラプラプラッ!!
マイナン:マァーイ、マイマイマイッ!!
カヅキ:プラスルもマイナンも役立たずなんかじゃない!
ラゴウ:はっはっはっはっ!まあ確かに愛嬌だけはあるようだな。そんなことより、そろそろショータイムを始めるとしよう。まずはライコウ!思う存分暴れるがよい!このフィオレの空をお前が呼び覚ます稲妻で覆いつくしてしまいなさい!
カヅキ:ライコウが苦しそう!ヒナタ!なんとかしてあげられない?

>ラゴウのライコウをキャプチャする

ラゴウ:小癪な真似を!だが次はそうはいかないぞ!スイクン!思う存分暴れるがよい!このフィオレの大地をお前が巻き起こす嵐で水浸しにして仕舞いなさい!
カヅキ:このままじゃスイクンが悪者になってしまう!ヒナタ!スイクンを助けてあげて!

>ラゴウのスイクンをキャプチャする

ラゴウ:なぜそうまでしてわたしの邪魔をする?まあいいだろう。君がいくらわたしのポケモンをリリースしようとも、このパワー・スタイラーがここにある限り、簡単に何度でもあいつらを呼び戻すことができるのだからな!とはいえ……まだここに、一番頼りになるエンティが残っている。伝説のポケモンエンテイ……こいつが舞い上げる炎はフィオレのすべてを焼き尽くしてしまうほどだ。ライコウとスイクンを呼び戻すまでもないだろう。

>プラスルとマイナンが、パワー・スタイラーを壊している。

ラゴウ:な、何をしておる!やめろ!それに触るんじゃない!このポケモンども……鍵盤に乗るんじゃない!
カヅキ:見て!スタイラーから煙が!

>パワースタイラーが壊れる。

カヅキ:ヒナタ!エンティがラゴウを!
ラゴウ:や、やめろ!エンテイ!わたしはお前のご、ご主人さまだぞ!
カヅキ:ヒナタ!ラゴウを助けてあげて!

>野生のエンテイをキャプチャする。

カヅキ:リーダー!!無事だったんですね!!……リーダー。僕たちはポケモンたちは僕たちの敵であるラゴウに……どういうわけか救いの手を差し伸べて……。
ハヤテ:それでいいんだ。うん、それでいい。困っている人のためにできる限りのことをする。それこそがレンジャーというものだ。

>エンティのもとにライコウとスイクンも現れる。3匹は一緒にどこかへと去って行った。

カヅキ:……さよなら。伝説の……ポケモンたち……。……あ、しまった!リーダー!ラゴウのやつを追いかけて捕まえてこなくちゃ!
ハヤテ:人間を捕まえる?カヅキ……それは、レンジャーの仕事じゃないよ!彼にも判るときが来る。わたしたちはそれを信じよう。それより二人とも、それにプラスルとマイナン。怪我はないだろうな?……わたしのことなら心配はいらない。あのあとすぐにジョウが駆け付けてくれて二人で昔のようにスーパーヒーローさ!ははは!
カヅキ:そんなスーパーヒーローのリーダーに報告します。今回のミッションはヒナタがこれまで以上の活躍でした!それに、この……プラスルとマイナンがとっても役に立ってくれて!
プラスス:プラプラァッ!!
マイナン:マァーイマイッ!!
ハヤテ:プラスル、マイナン、ありがとう。さあ、ここを後にしてレンジャーベースに戻ろう。教授にも早くみんなの元気な顔を見せてあげたいしな!

>フィオレ神殿入口。待ち受けていたシンバラ教授は、逃げてきたラゴウと出くわす。

シンバラ:まさかゴーゴー団のボスがラゴウくんだったとはな!まったく判らん!なぜそうなってしまったのだ?若いころは机を並べて同じ研究に取り組んだ仲間同士だったじゃないか!?
ラゴウ:仲間同士だと?生ぬるいことを言うな!お前のお陰でわたしの研究はいつだって2番手だった。いつの間にかお前はレンジャーユニオンの技術最高顧問……わたしの研究は日の目を見ることがなかった。わたしはいつかお前の鼻を明かしてやろうとずっと準備をしていた。しかし……その野望もたった今、潰えてしまったよ。お前の大事なレンジャーたちによってな。なあ、シンバラよ……お前に負けてばかりの惨めなわたしを笑いたければ笑うがいい。
シンバラ:ラゴウくん……。ゴーゴー団なんかはパパッと解散させちまって、うちの研究所で一緒にやらないか?君の才能は必ず人々の役に立つ。どうだろう、ラゴウくん。
ラゴウ:シンバラよ……。わたしにそれが出来ると思うか?君は相変わらずだな……。
シンバラ:ラゴウくん!君はどこへ行こうとしておるのじゃ!わしはいつだって研究所で待っておるぞ!

>そこにカヅキたちがやってくる。

カヅキ:教授!ミッションは完了です!やっぱりスタイラーは教授の作ったものが最高ですね!
ハヤテ:シンバラ教授!心配のあまりここまでお一人で?でももうご安心ください。彼ら若きレンジャーたちがフィオレの平和を守ってくれましたよ!どうだ、お前たち、疲れたか?プラスルとマイナン……腹は減ってないか?シャラリルもカヅキも……顔は泥だらけだし、制服はボロボロだな。思えばシャラリル……君がフォルシティの港にやってきたあの日、まっ白い顔をして真新しい制服が本当に似合っていなかった。それが何と言うか、今では見違えるようだ!シャラリル、逞しくなったな!レンジャーであることに誇りを持ってこれからも頑張ってくれ!さあ、みんな!我々のレンジャーベースに帰るとしよう!

>フィオレ神殿の入り口前には多くの人が集まっている

おねえさん:キャー、レンジャーさんありがとう!
おじいさん:感謝してるよ!あんたたちのお陰だ。
おばさん:あんたらが心配で、町からすっ飛んできたんだよ。
男の子:絶対にやってくれると思ってたんだ!
セキネ:いや!ヒナタちゃん!いやー、凄い!本当に凄いよ!
女の子:お兄ちゃんかっこいい!お姉ちゃん素敵!
イマチ:イマチだよー。迎えにきたよー。おーい、こっち向いてー!
元下っ端:むっきー!覚えていてくれてるかー!俺、ゴーゴー団やめたんだよ!
町の人全員:ありがとう!ポケモンレンジャー!!

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