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*これはChapter-Final終了後の通常エンディングです。
*主人公はフシギダネ、パートナーはミズゴロウです。どのポケモンを選んでも、セリフの内容は変わりません。



>遂に次元の塔の最上階で暴走したディアルガを倒した主人公たち
>揺れる塔の上でどうにか時の歯車を納めるが、揺れは一向に収まらない。そのとき、ひときわ大きな雷が落ちてきて、辺りは真っ白になった。

フシギダネ:(……。…………。………………。……ううっ……。うううっ……こ、ここは……)

>気がつくと、塔の揺れは収まっている。近くにミズゴロウも倒れている。

フシギダネ:(こ、ここは……。ミ、ミズゴロウ……)
ミズゴロウ:……。……ううっ……うーん……。あ……フシギダネ……。こ、ここは……?
ディアルガ:ここは……次元の塔だ。
ミズゴロウ:あっ!ディ、ディアルガ!
ディアルガ:構えなくてもよい。正気は取り戻した。
ミズゴロウ:えっ?
ディアルガ:次元の塔も大分崩れてしまったが……何とか持ちこたえた。これを見てくれ。

>ディアルガは、世界の様子を見せた。

ミズゴロウ:こ、これは……。
フシギダネ:(これはディアルガがテレパシーか何かで……私たちに映像を送り込んでいるのね)
ミズゴロウ:ここは……キザキの森だね。……!そうだ!キザキの森は時が止まっていたはずなのに……。時間が……時間がまた動き出しているよ!
ミズゴロウ:トレジャータウンだ!みんな元気そうにしている!
ミズゴロウ:次元の塔だ。だいぶ壊れちゃってるけど……でも……しっかりと残っている!次元の塔は崩れ落ちずに……何とか残ったんだ!
ディアルガ:次元の塔は残り、時が戻ったことにより……止まっていた各地の時間もまた、動き始めた。次元の塔の破壊が止められたことで……星の停止を免れたのだ。世界の平和は…・・・保たれたのだ。
ミズゴロウ:ホ……ホント!?やった!フシギダネ!ボクたちはついにやったんだよ!!世界は平和になったんだ!!
ディアルガ:礼を言わせてくれ。よくぞ、幻の大地まで到達し……暴走するわたしを恐れず……次元の塔の破壊を食い止めてくれた。ありがとう。すべてはお前達のお陰だ。
ミズゴロウ:ディ……ディアルガ……。
ディアルガ:しかしまだ、すべてが収まったわけではない。わたしもこれからすぐに、次元の塔を修復しなくては。幻の大地もだいぶ荒れてしまったが……それでも、まだ虹の石舟は動くだろうし……ラプラスもお前たちを待っているはずだ。
ミズゴロウ:うん!フシギダネ!帰ろう!トレジャータウンに!

>次元の塔から虹の石舟に続く道。

ミズゴロウ:どうしたの?フシギダネ。早く行こう。
フシギダネ:(…………。………………。身体が……重い……。なんでこんなにも……身体が動かないのかな……。まるで……足に錘が付いているみたい……。やっぱり……歴史を変えたことで……自分の消滅のときが……近づいているのかな……)
ミズゴロウ:地響きだ!揺れが止まった……。まだ完全には収まってないのかもしれないね……。行こう。フシギダネ。

>フシギダネの身体から光の粒が立ち上がり始める。

フシギダネ:(……!こ…この光は……。……そっか……。やっぱり、とうとう……とうとう、このときが来たのね……。私がミズゴロウと一緒にいられるのも……ここまでね……)
ミズゴロウ:おーい!フシギダネー!あれ?フシギダネ……。どうしたの?その身体……。
フシギダネ:ごめんね……ミズゴロウ。ずっと話せなくて……。どうやら……ここでお別れみたい……。
ミズゴロウ:ええっ?……お、お別れだって!?どういうことなの?
フシギダネ:ヨノワールが言ってたの。歴史を変えると、未来のポケモンは消えてしまうって……。だから私も……消える運命にある……。
ミズゴロウ:え?ええ?ど、どうして?な、何でなの?……。よくわかんないよ。
フシギダネ:今まで本当にありがとう。私はここで消えてしまうけど……でも、ミズゴロウのことは……ずっと、忘れない。
ミズゴロウ:ちょ、ちょっと、待ってよ……。ボク、フシギダネがいたから、ここまで頑張れたんだよ?フシギダネがいたから……強くなれたんだよ……?フシギダネがいなくなったら……ボクは……。ボクは、もう……どうしたら……。
フシギダネ:ダメよ。ミズゴロウ。1匹でも強く生きるのよ。ちゃんと生きて帰って……ここであったことを、みんなに話すのよ。こんなことは、もう……二度と起こさないためにも……。
ミズゴロウ:ううっ……フシギダネ……。
フシギダネ:(……!光が……。光が、強くなってきた……)
ミズゴロウ:ダメだ!フシギダネ!行っちゃ……ダメだ……。
フシギダネ:ミズゴロウ。今まで、ありがとう。一緒にギルドで修行して……一緒に冒険できて……ミズゴロウに出会えて……本当によかった……。
ミズゴロウ:フシギダネ……待ってよ……。
フシギダネ:でも、ごめんね。せっかく友達になれたのに……。
ミズゴロウ:そうだよ。フシギダネ。キミはボクにとって……何よりも大切な……。
フシギダネ:うん。私もよ。ミズゴロウのことは……ここで消えてしまっても……ずっと忘れない……。

>光に包まれて、フシギダネは消えた。

ミズゴロウ:フシギダネ!フシギダネ!!フシギダネーーーーーー!!

>虹の石舟に続く道を、ミズゴロウは一匹で進む。

ミズゴロウ:…………。……生きて……生きて帰らなきゃ……。帰って……このことを、みんなに話すんだ。それが……フシギダネの……フシギダネの……最後の願いだから……。あ……あれは……虹の石舟だ……。

>ミズゴロウは虹の石舟に乗る。

ミズゴロウ:次元の塔が……遠くなっていく……。…………。フシギダネが……フシギダネが、離れていく……。フシギダネ……。

*:こうしてフシギダネとミズゴロウは……見事、使命を果たし……世界の危機を救いました。また、ミズゴロウは……崩れた幻の大地を踏み越え……ラプラスに乗り……無事、トレジャータウンへ帰り着くのでした。ミズゴロウはギルドに帰ってくると……みんなに今回の冒険のことを話しました。幻の大地で起きたこと……、次元の塔でのこと……、ジュプトルやフシギダネのこと……、もちろん、時の破壊を防ぐことができ……世界が平和になったことも……。そしてミズゴロウは色々な場所で……できる限り多くのポケモンに……今回あったことを必死に伝えたのです。世界の平和を願うように……未来の平和を祈るように……。そうして月日は流れ……トレジャータウンにも平穏な日々が過ぎてゆきました。そして今回の事件のほとぼりも……だいぶ冷めてきたころ……。

>ギルド前。

ビッパ:あれ?ミズゴロウ、お出かけゲスか?
ミズゴロウ:うん。ちょっと散歩にね。
ビッパ:そうでゲスか〜。もうちょっとで夕飯だから、早く帰ってくるでゲスよ〜。
ミズゴロウ:うん。わかったよ。

>海岸。クラブたちが泡を吹いている。

ミズゴロウ:わあ〜!キレイだあ!久しぶりに見たけど、やっぱりキレイだなぁ。今まで忙しくて見にいけなかったけど……やっぱりいいよね。この光景は。…………前にここで見たのって、いつだっけ?前に見たのって……。……そっか……。前に見たのは……フシギダネと……初めて出会ったときだ……。

>回想
ミズゴロウ:わっ!誰か倒れてるよ!キミ、どうしたの!?大丈夫!?
>回想終了

ミズゴロウ:あのときも、こんな風景だった……。そしてここから……ボクとフシギダネの……冒険が始まったんだ……。

>回想
ミズゴロウ:ボクと一緒に探検隊やってくれないかな?フシギダネとなら、探検隊をやれるような気がするんだ。だから、どうかな?ねえ、お願い!

ミズゴロウ:ありゃ!ボクのお腹が鳴ったよ!ハハハハ!フシギダネのお腹も鳴った!ボクたち、お腹が空いてたんだね!ルリリを助けるのに必死だったからね。気が付かなかったよ。ハハハハ!気が付いたら、余計お腹が減ってきちゃったね!早くご飯食べに行こう!フシギダネ!

ミズゴロウ:ボク、フシギダネを信じる!フシギダネを信じるよ!

ミズゴロウ:やっぱりボク、探検隊になってよかったって思ったよ。そしていつかは、この遺跡のかけらの秘密を解く。それがボクの夢なんだ。もし本当に夢が叶ったら……ボク、もう嬉しすぎて死んじゃうかもね!ハハハハハハ!!

グラードン;グオオオオオオッッ!
ミズゴロウ:ううっ、怖い……。でも……勇気だ!勇気を出さなきゃ!フシギダネ!頑張ろうね!

ミズゴロウ:…………。……フシギダネ、見てる?ホント、キレイだよね……。

ミズゴロウ:あっ!
フシギダネ:(ロープに亀裂が!)
ジュプトル:今だ!攻撃を繰り出すんだッ!!
ミズゴロウ:いっけぇぇーーーっ!!
ヤミラミ:ぐわあっ!

ミズゴロウ:フシギダネ、ありがとう。ボクが元気ないから、心配してくれたんだよね。

ミズゴロウ:フシギダネ、頑張ろうね!!

ミズゴロウ:フシギダネ!行こう!あの流砂の中へ!

ミズゴロウ:行こう!フシギダネ!アグノムのいる湖を目指して!

ミズゴロウ:フシギダネ!絶対に……絶対に帰ろうね!自分たちの世界へ!

ミズゴロウ:フシギダネ!ジュプトルのためにも行こう!次元の塔へ!
>回想終了

ミズゴロウ:今でも感じるよ……。フシギダネと一緒に過ごした思い出を……。フシギダネの……その面影を……。でも、今……フシギダネはいない……。ここに……フシギダネはいないんだ……。
ビッパ:わっ!ミズゴロウ!帰りが遅いんで心配してたでゲスが……ど、どうしたんでゲスか?
ミズゴロウ:ビ、ビッパ!ビッパーーーーーーッ!!!わあぁぁぁぁぁぁん!!!
ビッパ:わわっ!ホントにどうしたでゲスか!?

>スタッフロール

>次元の塔最上階
ディアルガ:ミズゴロウ。お前がここを離れるとき……虹の石舟で別れを告げるとき……お前の悲しみが……ここまで強く伝わってきた。お前が今も願うなら……そしてフシギダネも強く望むのなら……わたしもそれを受け入れよう。お前たちは、この世界に必要な存在だ。だからこそ……託すのだ!お前達に……これからの未来を!これはわたしからの礼だッ!受け取るがいいッ!!グオォォォォォォーーーーッ!!

>海岸で悲しみにくれるミズゴロウの前に、光に包まれたフシギダネが現れる。

END

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