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パワプロクンポケット4
エンディング

(主人公の名前は朝倉にしていて、神木 唯から超特殊能力をもらっています)
(また、部員は全員パワーアップしており、生存しています)

(日の出高校に転校してきた朝倉は、慰霊碑を倒したことから、いずれ自分が消えてしまう呪いをかけられてしまう)
(それを解く為には、野球部では万年弱小校の日の出高校を甲子園で優勝させることだった。)
(部室が燃えたり、試合に負けるたびに部員が減る呪いを受けながらも、3年目には地区大会で優勝する)
(そして甲子園に出場した日の出高校は、優勝候補の超最強(グレイテスト)学園をも打ち破り優勝したのであった!)

〜日の出高校校歌〜
紺碧の海
広がる空
緑を仰ぐ
学び舎の
高き理想に
満ち溢れ
ああ
我ら天下の
日の出島


朝倉:やった、やった、優勝だ!!
皇:エリートの我らが負けるなんて…そんなバカな!
統道:皇くん!ワシが思うに…これは何かの間違いでゴワス。
皇:…そうか、わかったぞ統道くん。野球のルールがおかしいんだ。ルールの改正を野球協会に要求しよう!
朝倉:…ああいう奴、いるよな。
大神:キャプテン、ほっとけよ。そんなことより優勝だぞ。もっと喜んだらどうなんだ。
朝倉:そ、そうだよな。えーと……。
大神:どうしたんだ?
朝倉:いや、全然実感が湧かなくって。どうしたものやら…
大神:……。おい、みんなでキャプテンを胴上げだ!
部員:(おー!)
朝倉:ええ、おい、ちょっと!
ユイ:…胴上げ?あの、高校野球であまりこういうことやらないと思うんですが。
みゆき先生:まあ、いいんじゃない?ウチの学校らしくて。
ユイ:まだあいさつが済んでないのに…問題になりませんか?
みゆき先生:んー…いいんじゃない?ウチの学校らしくて。
ユイ:…責任問題になるかも。
みゆき先生:…いいんじゃない。ウチの学校らしくて。
(俺は、胴上げされているうちに優勝したという実感が湧いてきた。)

(近くの喫茶店で優勝パーティ)
朝倉:日本一バンザーイ!
山田:日の出高校野球部バンザイでやんす!
ユイ:はいはい、ハメをはずしすぎて問題起こさないようにね。でも、本当に優勝しちゃったのよね。すごいよ、みんな。
山田:あー…でも、オイラたちが引退したら、野球部なくなっちゃうんでやんすよね。
山本:さびしいけど、人数が足りないんだからしかたないよなぁ。
朝倉:たしかに、さびしいよな。………や、山本君?!
(さっき話してた山本君は、1年前に神隠しで消えたハズであった)
山本:どうしたんだよ、キャプテン。いきなり大声なんか出して。
朝倉:ど、どうして君がここにいるんだ!?
山本:はぁ?どうして俺が、いたらダメなんだ?
山田:ふふん、キャプテンは山本君のあの痛恨のエラーを根に持っているのでやんす。
朝倉:「あのエラー」?山本君、試合に出てた…の?
山本:うわっ、ひでえ!そこまで言うかよ、キャプテン!
朝倉:あ、冗談、冗談。ハ、ハハハ……
(驚いたことに、消えたはずの人たちはいつのまにか戻ってきていた。まるで、そんな事件なんてそもそもなかったかのように。)

(それから月日は流れ…11月の3週。朝倉は事の発端となっていた慰霊碑の崖で、神社の神主の孫の天本と話していた)
朝倉:みんな、いなくなっていたことを覚えていないなんて。結局、呪いってなんだったんだろうな。
天本:………。
朝倉:たぶん、あと5年もしたら俺自身も全部勘違いだったって気になるんじゃないのかな。
天本:野球…野球はどうなさるんです?
朝倉:続けるんじゃないかな?うん…なんだか呪いにせき立てられてるような気がしていたけど、今から思うと、たしかに野球は俺の一部なんだって気がする。野球に打ち込んだこの3年間、けっして後悔はしてないよ。
天本:…この写真。ちょっと見ていただけませんか。
朝倉:?昔の写真だね。学生のカップル?
天本:あけぼの丸で亡くなった野球部のキャプテン、河島 廉也さんです。
(自分が消える呪いをかけたのは、機雷で沈んだあけぼの丸に乗っていた野球部のキャプテンらしい)
朝倉:なんだって!そうか、こいつが…あれ?
天本:はい。あなたと似ているでしょう?慰霊碑が倒れたことよりも、そのことがすべての引き金だったんですね。
朝倉:俺と似ているから…俺に甲子園に行って欲しかったのか。
天本:ええ。私の祖母が、ね。
朝倉:へ?
天本:その写真の隣に写っているの、祖母なんですよ。
朝倉:天本さんのおばあちゃんって…このあいだ亡くなった?
天本:ええ。つまり、すべては河島 廉也の呪いでなく、祖母の怨念だったんです。死んだ人間よりも、生きている人間の想いの方がはるかに強いんですよ。
朝倉:そ、そうだったのか?!
天本:野球部のみなさん、特に朝倉さんにはとても…ご迷惑をかけましたね。なんと言って、お詫びすればいいのか…
朝倉:うーん…でも、あの呪いのおかげで必死になって野球に打ち込んで甲子園にも行けたんだし。むしろ、感謝するべきなのかも…
天本:そう言っていただけると救われます。
(立ち去る天本。だが、次に会うことはなさそうな気がする…)
朝倉:………。
(部員の山田君が駆け寄ってくる)
山田:大変でやんす、大変でやんす!
朝倉:どうしたんだ、山田君。
山田:スカウトが来たでやんす!
朝倉:ああ、大神だろ?気が早いなぁ、まだ2年生なのに。
山田:ちがうんでやんす!朝倉君に来たんでやんすよ!
朝倉:…………えええっ?!

(後日談)

(坊主頭になった島岡君が野球の練習場で頑張っている)
島岡君は大学に進学し野球部に入った。
なかなかベンチ入りもできないと
こぼしているが、楽しそうだ。
あと、大学で先輩達にいじめられて
けっこう丸くなったらしい。
………
いや、髪型じゃなくて人格が。

(日の出高校のグラウンドにて。キャプテンとなった大神君が後輩達を指導している)
俺たちがいなくなって、
廃部になると思われた野球部だが、
大神のがんばりで、在続している。
プロを目指す学生たちも
この島にやって来るようになった。
彼は、卒業した後で
日の出高校で監督をやると言い出し、
父親をあわてさせている。
大神の父:まったく…あの投費、意外に高くついたわい!

(ぶきみ君が営む占い屋。今日も迷える子羊がやってきたようです)
ぶきみ君こと秋穂君は、
その特技を生かして占い師になった。
ぶきみ君:見える…災いが…あなたの上にふりかかる…
客:ええっ、そんな!いったいどうすれば…
ぶきみ君:野球をやると良い…日曜日…そこのグラウンド…
客:へっ?
…それから、
草野球のチームを運営している。
不思議なことに、なぜか
そのチームは強いらしい。

(バナナを食べながらサルだらけのジャングルを探険する森本君)
(がさがさがさ…)
サル:ウキーキ、ウキッキ、ウッキッキ!
森本:うきっ?
サル:キーキーキー!!
(がさがさがさ…)
森本君は、世界中(のジャングル)を
旅して回っているらしい。
その旅の間に書き上げた、
野生動物に関する論文が
学会で注目されているらしい。
……サルのくせに!

(黒野博士の研究所には、大量の黒野兄弟がいましたが、彼らには世界を征服する気は無い様子…)
黒野博士:こらーっ!お前ら、野球ばっかしてないで仕事をしろ、仕事を!!まったく、こんなことではいつになったら世界征服が…ぶつぶつ…
…かくして、またしても
世界の危機は去った。

(大学の研究室で、堤君がテレビで野球観戦を見ている)
堤君は大学でなにやら難しい研究を
している。
いそがしくて大変なのだそうだが、
それでも俺の出ている野球中継は
欠かさず見てくれているらしい。
堤:なにをやってるのですか朝倉君!今のプレーは元チームメイトとしてヒジョーに恥ずかしいですよっ!
教授:あ〜、堤君。実験の続きやるんだがね。いいかね?

(木こりになった小山君が、腕にサルを乗せて、ラジオを聴いている)
小山君は島で山の仕事に就いた。
ラジオ:…満員の(ザザッ)ドーム…(ザッ)…さあ、この場面で朝倉です。
サル:ウキッ?
小山:ああ、よく聞こえる。…俺はこの朝倉というヤツと甲子園という所にいったんだ。広くて大きくて「熱い」所だった。アイツはもっと熱かったがな…。
サル:ウッキ〜ッ!!
小山:ボールぶつけられた事があるからよく知っている?なんだそりゃ。

(久々に天本さんの神社に来た朝倉。しかし、神社は廃墟と化していた…)
久しぶりに天本さんの神社を
のぞいてみたら、
すっかりさびれていて、
だれもいなかった。
引っ越してしまったようだけど、
どうして、誰にも何も言わずに
行ってしまったのだろう?

(プロで大忙しの朝倉にも休日があります。そんな日は恋人のユイとどこかに出かけます。…おや?よく見ると電柱の影から菱村キャプテンが覗いているみたいですよ?)
ユイ:ねえ、今日はどこに行きましょうか?
朝倉:久しぶりにデズミーランドに行ってみようか?
ユイ:うん、朝倉君とならどこでもいいわよ!
俺が島に来る前、菱村キャプテンとユイ
はそれなりに仲がよかったらしい。
呪いのせいで、「激しい争奪戦の末に
俺がユイのハートを射止めた」という事
になっているのだが、菱村キャプテンは
ユイに未練があるようだ。

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